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水彩完成「カゴの中のパン」 [水彩+色鉛筆]

002と3・籠を流れで取る・背景暖色完成・水彩完成「日々のパン」・510.jpg

題・「カゴの中のパン」
作者・岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・318×410(ミリ)6号P

Title / "Breads in the basket"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 410mm×31mm8 (16.4"×12.7")

◎神戸市「西区民センター」と、
芦屋「春日集会所」の指導案として、
「カゴの中のパン」を描きました。

パンは円柱の影などで学ぶ「基礎的な要素」と、
複雑な表面を持った「応用的な要素」とがあり、
基礎と応用の「両方」を試せる、
面白い題材と思います。

授業としては秋季もそろそろ終わり、
もう春季の募集が始まっています

「神戸市・西区民センター」では、
4月5日(火)始まりの「デッサン講座」と「色鉛筆講座」、
それに4月4日(月)始まりの「水彩講座」、
3講座とも募集を行っています。

ご興味をお持ち頂けた方は、
ぜひよろしくお願い致します。
3講座URLは以下です(↓)

「デッサン講座」
https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=448

「デッサンと色鉛筆画」
https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=449

「すてきな水彩画」
https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=447

芦屋市「春日集会場」も、
4月の開講を目指しています。
こちらは岩崎ナギに直接、
お問合せ頂けると嬉しいです。

芦屋は4月からは受験生が卒業ですので、
土曜日の午後に時間を移して、
開講しようとしています。

3歳のお子さんが2人、
3月に体験に来られるとの事で、
芦屋は主に児童の方を対象にするかも知れません。

芦屋市「春日集会場」(以下URL↓)
http://www.city.ashiya.lg.jp/shisetsu/kasuga_sh.html

では以下指導案です。
よろしくお願い致します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

001・背景を食い込ませる.JPG

1・題材の配置で単調さを避ける

容器に題材を入れるような、
一つに纏まる画題を選択した場合、
構図の単調さを避けるために、
題材の容器からの出入りや、
題材同士の空き方の形に注意です。

今回の課題で言えばパンの籠から、
出たり入ったりするパンのあり方、
そのパン同士の隙間の空間の形、
更にそれらと籠を含めた形が、
画面で面白味を持ち配置されたか、
という要素を検証してみましょう。

002・籠を流れで取る.jpg

2・籠の網目は流れで見る

籠の網目も表現し描画に説得力を、
増すように心がけます。

ただ物理的に網目が交互に交わり、
一つながりの物体で無いとしても、
分断する線を全て引く必要は無く、
まず強く見える箇所のみ線を入れ、
後はより薄い鉛筆や筆で繋ぎます。

位置が正しければ線が途切れても、
見る人は自動的に想像して補い、
連続したものと捉えるのです。
(プレグナンツの原理)

002と3・籠を流れで取る・背景暖色完成・水彩完成「日々のパン」・510.jpg

3・暖色系で仕上げる

芸術には「絶対」はなく、
どのようなやり方でも効果的なら、
倫理に悖る事以外は何でも可能で、
ご自身に合うやり方で結構です。

ただ一般的に言って食べ物の絵は、
暖色に振られた方が良く見えます。

スーパーで肉を白熱灯で照らし、
赤味に振り展示するのと同様です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・・・です。
いつもご覧いただき、
ありがとうございます。

次回は連投ですが2月22日(月)に、
更新予定です。
よろしくお願い致します。

では!
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カズノコ

プレグナンツの原則、為になることを
教えていただきありがとうございます。
こうしたモチーフを自分が描いたら、もっと
濃く塗ってしまうだろうと思います。
そこで、よく失敗するのが、陰色に使う色で
画面を濁してしまうことです。
by カズノコ (2016-02-21 10:04) 

匁

「単調さ」と言われていますが、
難しい題材ですね。
描きすぎても美味しくならないし、
描き足らないと勉強にならないし、
適度な焼き加減?
が有るように思えます。

by (2016-02-22 20:48) 

岩崎ナギ

カズノコさん→いつもしっかりお読み頂き、
ありがとうございます!
プレグナンツの原理は皆さん経験的には、
ご理解頂ける事と思いますし、
もの作りに活かせる範囲もあると思います。
色をしっかり塗られる事は、
絵の説得力を増す事であり、
決して悪い事ではありませんが、
食品の場合は使う範囲を、
より限定した方が美味しそうに見えるのも、
確かではあります。
by 岩崎ナギ (2016-02-22 21:00) 

岩崎ナギ

匁さん→いつもご意見ありがとうございます。
そうですねー描かないよりは、
描き過ぎて失敗する方が、
学ぶ所が多い気がします。
その中で描くべき範囲を、
体験を通じて看取する事が、
つまり経験を積む、
という事なのだと思っています。
by 岩崎ナギ (2016-02-22 21:06) 

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