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水彩「神戸モロゾフ・プレーンチョコレート+かりんと」完成 [水彩+色鉛筆]

005・水彩完成「お菓子+包装紙」・510.jpg

題・「神戸モロゾフ・プレーンチョコレート+かりんと」
作者・岩崎ナギ
技法・紙に水彩
大きさ・410×318(ミリ)6号

Title / "Kobe Morozoff Plain Chocolates + Karinto"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor On Paper
Size / 410mm×318mm (16.4"×12.7")

○神戸市・西区民センター
芦屋「春日集会所」、
デッサン講座、色鉛筆講座、水彩講座用に、
「神戸モロゾフ・プレーンチョコレート+かりんと」を描きました。
課題としては「お菓子+包装紙」ですね。

立方体の影の付き方の勉強です。
箱って難しいんですよね。
気持ちで描いたりできないですから・・・
とても勉強になります。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

DSC05133.JPG

1・直方体(立方体)の見え方

直方体(立方体)の見え方は、
現実に置かれた立体物の場合は、
垂直方向の線を除いて、
前の辺より奥の対辺の方が傾き、
前の辺より奥の対辺の方が短く、
対辺は一点に収束して行きます。

2点透視図を上部に載せました。
参考になさってください。

垂直方向の線につきましては、
厳密には視点から離れるに従い、
やはり一点に収束する訳ですが、
卓上で題材との距離が近い場合、
誤差の範囲内ですので表さず、
垂直線でお取り頂いて結構です。

底辺が平行になる描法は数学で、
便宜的に行われるものですから、
写実では用いません(下図)。

DSC05135.JPG

2・傾きの捉え方

前項で垂直線を除き全ての辺は、
傾いている事をお伝えしました。

傾きを知るためには測定棒、
つまり鉛筆で結構ですが、
を垂直や水平にかざして見て、
題材の各辺の傾きを見ます。

その傾きを実際に描く段階では、
なるべく輪郭線で傾きを捉えず、
面として塗りながら判断します。

理由としては線だけの傾きより、
立体面の量として判断する方が、
総合的に判断しやすいからです。

輪郭線の傾きがおかしい場合に、
その傾きだけを幾ら修正しても、
実は箱の厚みが間違っていた、
という事はよくある事です。

005・水彩完成「お菓子+包装紙」・510.jpg

3・文字と厚みを捉える

この項で文字と厚みの捉え方を、
ご説明します。

文字(ロゴ)は最初の項目から、
描いている事にご注目下さい。
軽く描き始め徐々に濃くします。

厚みとは工業製品の場合では、
角が「角丸め」や「面取り」
もしくは折り曲げた事により、
僅かな厚みがある事を指します。

その厚みを特徴として捉えます。
厚みは接する面より明るい時も、
暗い時もあり観察が必要です。

+++++++++++++++++++++++++

・・・指導案は以上です。

明日は連投で「人物」の指導案を載せ、
木曜くらいに「日水」の結果を、
受かっていたら載せたい、と思います。

ではお読み頂きありがとうございます!
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コメント 2

カズノコ

モロゾフのチョコは頂いたことがあります。
神戸の名品ですね!
赤い包みの色合いは見事ですね!
角の僅かな厚みの大切さがよく分かりました。
ありがとうございます。
アクセスが遅くなってしまいましたので、
ナギさんの連続入選、確認致しました。
まこと、おめでとうございます!
by カズノコ (2015-05-26 16:16) 

岩崎ナギ

カズノコさん→モロゾフは私も好きです。
味もそうですが、
やはり地元神戸の発祥だから、
無意識に応援しているのでしょう。
大体神戸の洋菓子、パンの類は皆好きです。
水彩の方もしっかりご覧頂いて、
ありがとうございます!
日本水彩の方はおかげ様で、
今年も無事に入選する事ができました。
ありがとうございました。
by 岩崎ナギ (2015-05-28 08:04) 

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