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水彩完成「根と石」 [水彩+色鉛筆]

デッサン完成「木と石」・510.jpg

題・「根と石」
作者・岩崎ナギ
技法・墨+水彩+色鉛筆
大きさ・410×318(ミリ)6号P

Title / "Root & Stone"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Watercolor + Colored pencil
Size / 410mm×31mm8 (16.4"×12.7")

◎神戸市・西区民センター「デッサン講座」と「色鉛筆講座」
芦屋青少年センター「デッサン・水彩講座」用、
水彩画の指導案です。

画題は「石と木片」でお出ししました。
それこそ石は色々な種類と大きさ形がありますし、
枝と一口に言ってもこれも様々です。

1本なのか複数なのか、
葉は付いているのか、
生木に近いのか枯れ枝なのか。

日常どうという事も無く、
見過ごしがちですが、
シッカリ観察すれば、
やはり面白い題材です。

今回、私が選んだのは、
竹の根が枯れ枝となったものと、
少し透けた感じのある白い石です。

竹の根はどこで拾いましたか、
多分北海道だと思うのですが、
記憶が曖昧になっています。
淡路島かも知れません。

海辺に流れ着いていたのを拾って、
乾かしたのは何となく覚えています。
面白い形なので何かに使えると思ったのでしょう。
2001年か2002年くらいの話です。

石の方は淡路島の慶野松原で拾いました。
こちらは2012年だったと思います。
やはり波打ち際で見つけました。

透けていて光を通すので、
面白く思い大・中・小と、
そんな透ける石を合計3つ拾い、
これはその中で「大」のものです。

自分で勝手に幸運の石と思い、
大事にしています。

では以下指導案です。
よろしくお願い致します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

001・比率.JPG

002・墨.JPG

1・線描を消し濁りを避ける

雑誌の回で学習したように、
画面の大きさを超える題材を、
タテヨコ比を測って縮小しました。

いつもどおり鉛筆は最小限にして、
濁りを避けます。

今回は色味の少ない題材であり、
墨を用いて陰影を付けました。

墨が乾いた後に鉛筆を消すと、
より濁りを避けられるでしょう。

但し下の描線を活かす時は、
この限りではありません。

003・水彩段階.JPG

2・数か所を同時に見て描く

複雑な形状の題材は、
ある部分の形を決める時、
その部分だけを見ていると、
本当のその形が正しいかどうか、
把握するのが困難です。

例えば真ん中の節の位置は、
素早く他の色々な箇所に、
目を走らせながら、
題材全体あるいは画面全体で、
どこに位置しているのか、
常に確認しながら、
位置、形状、濃淡を決定します。

デッサン完成「木と石」・510.jpg

3・線の太さを使い分ける

線の入れ方というものは、
どこもかしこも細かく入れれば、
それで良いかというと、
絵としてはメリハリがつかず、
退屈な絵になりがちです。

この絵では木の節や石の線など、
主要な部分は細かく、
その他の題材に属する所は、
中程度の細かさで、
背景に属する箇所は、
筆も刷毛状の太い筆で描き、
線の太さを使い分けて、
絵にメリハリを出して、
完成しています。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・・・です。
いつもご覧いただき、
ありがとうございます。

次回は8月11日(月)に、
更新予定です。
よろしくお願い致します。

では!
タグ:石 根 Root Stone https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 「岩崎ナギ目的」 世界一明るい水彩を通じて、 世界一明るい希望を共有し、 自己、他者、社会を心から明るくする事で、 世界一の愛を3者で実現していく。 アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ  iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター 色鉛筆講座 デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web http://www.koiso-museum.jp/2011/09/開催中の大下藤次郎/
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カズノコ

おはようございます。
竹の根とは、面白い題材ですね!
複雑に曲がっているだけに、描くいい
勉強になりそうですね!
いつか、描いてみようと思います。
by カズノコ (2014-08-04 08:56) 

岩崎ナギ

カズノコさん→早速ありがとうございます!
竹の根は結構面白い素材でした。
何らかの大作に活かすため、
また描いてみても良いなと思ったほどです。
カズノコさんもご機会がありましたら、
お試しになってください。
by 岩崎ナギ (2014-08-04 09:02) 

匁

円と線の基本的なモチーフは複雑でないだけ
難しいですね。
思いでも同時に込めて描く。
メリハリを付ける。
勉強になります。



by (2014-08-05 08:29) 

岩崎ナギ

匁さん→いつもお読み頂きありがとうございます!
おっしゃる通り複雑なものというのは、
意外にごまかしが効いたりするものですが、
単純なものはそうもいかず、
却って難しかったりしますね。
人の気持ちは入れ過ぎるとベタベタした感じになりますが、
無さすぎるのも取り付く島も無い感じで、
その時々の状況に応じて、
適切に込める事が出来ると良いですね。
そうは言ってもやはり難しく感じますが。
by 岩崎ナギ (2014-08-05 21:46) 

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