水彩デッサン「バナナ＋布」完成 [水彩＋色鉛筆]
題・「バナナ＋布」
作者・岩崎ナギ
技法・色鉛筆＋水彩
大きさ・３１８×４１０（ミリ）
Title / "A box of sweets & An airplane of paper"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / colored pencil + watercolor on paper
Size / 13"×16"
◎神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
それに「色鉛筆講座」、
および「芦屋青少年センター」デッサン講座用に、
描いた水彩デッサンと指導案です。
水彩と色鉛筆を混ぜる手法を、
色鉛筆講座を開講した事もあり、
この所よく使っています。
水彩と色鉛筆、
それぞれ長所があるので、
お互いの良い所を活かせるように、
自分自身も配分を模索中です。
今回は水彩でいきなり描き出し、
明中暗と３段階の色を着けた後、
色鉛筆で細部を締めました。
では以下指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。
＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
１・三角形の構図
「三角形の構図」という基本です。
基本はあくまで基本であり、
必ずしも準拠の必要はありませんが、
今回のように布など不定形のもので、
構図の処理に困った時などは、
解決の一助となりえます。
辺の長さは異なる方が良いでしょう。
三角自体が右に寄り過ぎていたので、
作例では左に寄せ構図を直しました。
２・線を引く間隔を変える
線は音楽のリズムと同じであり、
均等に引くと面白味を減じがちです。
シッカリ観察を重ね集中して引く所、
まばらに引く所など引き分ける事で、
絵にリズムを作ります。
今回で言えばバナナもそうですが、
特に布は質感がゴワゴワしていて、
まばらに引く、点状に打つ、こする、
など効果的な引き方であれば、
どんな引き方も用いて良いでしょう。
３・完成
完成しました。
今回は水彩を絵の土台として塗り、
色鉛筆では主に細部を加筆しました。
水彩の大まかに対象を掴める所、
色鉛筆の詳細に細部を詰められる所、
両者の異なる長所をそれぞれ活せる、
配分の良い描写を模索します。
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・・・以上です。
お読み頂きありがとうございます。
次回は１１月２２日（金）に、
更新予定です。
よろしくお願い致します｡
では！
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岩崎ナギ さん
岩崎ナギ「デッサン・色鉛筆・水彩」講座・神戸
神戸市「西区文化センター」で、
月曜日「水彩講座」
火曜日「デッサン講座」
火曜日「色鉛筆講座」
・・・の３講座を担当しています。
西文化センター（旧西区民センター）「デッサン講座」
（火曜・１０時～１２時）
西文化センター（旧西区民センター）「（３原色水彩）色鉛筆講座」
（火曜・１４時～１６時）
西文化センター（旧西区民センター）「（３原色）水彩講座」
（月曜・１０時～１２時）
ご希望の方は直接「神戸市・西区文化センター」までお問合せください。
ご関心ありがとうございます。
※「神戸市・西区民センター」は２０２０年、
「神戸市・西文化センター」として新生です。
どうぞよろしくお願い致します！
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美味しそうです。
布のふわっとした感じ好きです。
「色鉛筆で細部を締めました。」
なるほどです。
匁もやってみたいです。
水彩鉛筆ではどうですか？同じ効果はでないですか？
by 匁 (2013-11-18 09:56)
匁さん→ありがとうございます！
布は色鉛筆を加えると、
比較的表現しやすい事が今回解りました。
水彩と色鉛筆は相性が良いですよ。
水彩色鉛筆は残念ながら持っていませんが、
同水彩色鉛筆で描いた後、
水で筆跡を馴染ませられるので、
より良いかもしれませんね。
by 岩崎ナギ (2013-11-18 12:43)
バナナの美味しそう感じがいっぱい、布もふんわりしていますね！
バックの色合いが素晴らしいです！
色鉛筆は、水彩色鉛筆ではないと、若干油性ぽいことはありませんか。
色鉛筆の上から、水彩を乗せることも可能ですか？
by カズノコ (2013-11-20 18:04)
カズノコさん→ありがとうございます！
バックはいつもカズノコさんが、
様々に試みながら美しく付されているので、
自分も見習ってみました。
色鉛筆の上に水彩を載せると、
おっしゃる通り油性で弾きますので、
水彩の後から色鉛筆を載せるようにしています。
by 岩崎ナギ (2013-11-20 18:22)