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デッサン講座「受講生の方の作品2枚」+日水研究会 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・Fさんの作品「受講生仲間」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

Fさん作「受講生仲間」

Artist / Mrs. F
Title / "My classmate"

デッサン学習歴・このデッサンが初めて
Dessin learning career / Her first dessin

デ3・正木明男の作品「當房さん」.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

正木明男さん作「當房さん」
Artist / MASAKI, Akio
Title / "Ms Toubou"

デッサン学習歴・週1回を18ヶ月
Dessin learning career / 18 month with 1 time a week

◎おはようございます。

西区民センター「デッサン講座」、
前期最初「4~6月度」分、
通路ギャラリーを飾る代表作です。

今回は「朝」「晩」2講座のみ、
ご紹介させて頂きます。

「昼」講座の方の分は、
「恥ずかしいから・・・」
という理由で最初は提出して頂けず、
何度も受講されている方が、
説得して下さって、
結局お出し頂ける事にはなったのですが、
今週には間に合いませんでしたので、
WEBに掲載するのは諦めました。

人物画は交互に描くので、
実質1時間くらいで描かれており、
中々仕上げるのが難しい短時間ですが、
どちらの方もしっかり観察されておられます。

まずFさん「受講生仲間」。

Fさん初めてのデッサンとなりました。

素直な観察で、
描かれた体の線に、
「人らしい」温かみがあります。

今回は「手まで入れる半身像」、
という課題でしたので、
皆さん画面に収めるのに、
苦労されたようでしたが、
Fさんは綺麗に収められています。

細かい点で言えば、
手首の曲がり方が不自然など、
色々と言える所はあるかも知れませんが、
そういう微細な点をあげつらうよりも、
初めてのデッサンを思い切り良く、
堂々とこなされた点を買いました。

これからますます伸びられる事を、
期待しております。

次に正木明男さん作「當房さん」。

正木さんは4回目の受講ですので、
もうとにかく描くのが速い!

ビックリするくらい速いです。

いつもよくこの短時間で、
ここまで描けるなぁと、
驚く事が多いです。

この時も後半2日目のみの描画、
通常の半分30分くらいで、
今の時代の若い女性が、
何となく共通して持っている「座り方」と言いますか、
それを短時間で良く捉えられています。

Tシャツの「模様」なんかも、
「何となく」捉えられている点が、
評価できます。

時間が無いからと言って、
模様など服の細かい特徴を、
完全にすっ飛ばすのではなく、
全体の進行度に合わせて、
少しであれ描画しておくのは大事です。

やっぱりそういう敢闘精神と言いますか、
そういうものが絵から伝わる、
「何か」になっていると思います。

デッサン講座の記事はここまでです。

話は変わって
4月24日(日)に、
日本水彩「関西地区合同・作品研究会」が、
京都で開催され出席してきました。

京都研究会「自作・甲子園」.JPG

制作中のナギ作品「甲子園」
Nagi's work "KBP" in progress

こんな風に全国展に出す作品を、
「下見」みたいな感じで講評して頂けます。

他の方の作品も素晴らしいので、
ぜひご紹介したい所ですが、
許可を取っていない事もあり、
制作中でおそらくまだ本人が、
納得されておられない箇所もあるだろうと思い、
掲載は見合わせました。

「甲子園」については・・・・

○良い所

構成が斬新

躍動感がある

×悪い所

一見して何が描いてあるか解らない。
野球なら野球で、
ユニフォームを目立たせてみたりなど、
より工夫が必要。

全体のメリハリが足りず、
似たような調子になっている。

・・・・などでした。

より描き込んで、
明快にして行きたいと思います。

一緒に聴講した方々からは、
「構成が面白い!」
という感想と、
「メリハリが足りない!」
という、
やはり審査員の方々と、
ほぼ同様のご感想を頂きました。

自分としても大体同じ所見ですので、
頑張りたいと思います。

そんな訳で次回は本展提出後の、
5月15日(日)に、
更新したいと思います。

しばらく更新が空きますが、
正直受かるか落ちるか、
非常に微妙な線ですので、
広い気持ちでご理解頂ければ幸いです。

ではまた!
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tromboneimai

”作品研究会”なる催しがあるのを存じませんでした。
完成まえの途中段階で評論をもらうというのも
なかなか緊張しますね。 絵画はそれだけ完成までに
時間を要し、逆に如何様にでも方向性を変えることも
可能なんだと改めて認識しました。
でも色んなことを途中で言われるのも、痛しかゆしのところが
あるのでは?


by tromboneimai (2011-04-29 08:58) 

カズノコ

デッサン講座について
 決められた時間内に仕上げていくということ、
 最近、描くのが遅くなってしまったのか、もっと訓練しなければと
 つくづく思っています。
作品研究会
 仲間内ですから結構きついでしょうね!
 それが、刺激になるでしょうが?
 また、いろいろヒントを頂けるのではないですか。
 
今年も、上野の森美術館でしょうか、来年は都美でしょうが。

by カズノコ (2011-04-29 09:23) 

岩崎ナギ

tromboneimaiさん→そうですね、
この時の批評を聴いて、
その年の少なくともその時点での、
合否の可能性がある程度解るので、
とても役立つものです。

絵画はもちろん終局的には、
公募展に入選、入賞するために、
するものではありませんが、
入選する絵には、
何らかの「強み」がある事も事実で、
自分の絵により「強み」を付け加えようと、
そういう気持ちで拝聴すれば、
礼儀正しく公平な講評ですので、
取り入れるべきは取り入れる、
という心構えで間違いありません。

いつもコメントありがとうございます。





カズノコさん→時間はたとえ、
講座、受験、仕事から離れた観点でもってしても、
とても大切なものですね。
そういう意味で公募展に参加する事は、
自分の中に「〆切」を置き、
意欲的に集中する良い機会であると思います。

作品研究会は先生方はもちろん、
他支部のみなさんにも暖かく批評いただき、
とても良い会であると改めて思います。
つまらない足を引っ張るような批評が、
全然無いので勉強になります。
観点はそれぞれの方で違いますが、
公平な批評は必ず役に立つ所があります。

今年も上野で、
入賞以上しか展示されません。
来年は都美で100周年記念展です。

いつも丁寧にご覧頂きありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2011-05-15 05:16) 

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