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習作04・21世紀回顧録「絵を超える愛は、25番通りで。」 [習作(Study Work)]

004・「絵を超える愛は、25番通りで。」.jpg

習作04・21世紀回顧録「絵を超える愛は、25番通りで。」
作者・岩崎ナギ

4st study of 21th Century Memories
" Love Beyond Picture At the 25th Street"
Artist / IWASAKI, Nagi

※「春に、25番通りで。」を、
「絵を超える愛は、25番通りで。」に、
改題しました。

+ "At the 25th Street, In the Spring."
was changed the title to
" Love Beyond Picture At the 25th Street".

○改題して進めております、
「絵を超える愛は、25番通りで。」。

改題した理由は、
春だからみんな嬉しくて飛んでしまう・・・

・・・と言い切るにしては、
飛んでいる人が「スケボーGB」一人で、
主題の選定に甘さがあると感じたからです。

かと言って色んな人を飛ばせると、
それはそれで面白いだろうけど、
絵柄が全く別になってしまう。

そこでここが「25番通り」であり、
ギャラリー街である点に着目し、
自分の絵(神戸安全ビスケット・KSB)を、
示すナギ自身を描き込み、
それを「LOVE」で飛び超(越)す・・・

という構図にして、
場所の選定と絵柄に、
必然性を与えました。

画中画ですね自画像をもちいた。

後は建物群をもう少し、
詳細に描き進めています。

またご意見くださいね。

ところで話は全く変わって・・・

イル・ポスティーノ」という映画を、
ご存じですか?

イル・ポスティーノ.jpg

イル・ポスティーノ
" Il Postino "

話の筋の説明については、
リンク先をご覧下さい。
ぜひ実際にご覧頂きたいですね。

ナギが感じたこととしては・・・

「この世界では誰もが詩人である。」
でしょうか・・・

本当に久しぶりに、
ここまで素晴らしい映画を見ましたよ。

パブロ・ネルーダが劇中で地下の採掘者から、
手を握られ「伝えろ!」と励まされたように、
ナギも伝えるべき何かをこの映画から得ました。

実話と創作が絶妙に入り混じり、
暖かな笑いと涙を禁じ得ません。

この世界では誰もが詩人であり、
伝えるべき何かを持っている。
その事がハッキリ解りました。

主演のマッシモ・トロイージは、
撮影完了の12時間後に亡くなっています。
これが彼の最後の「詩」でした。

パブロ・ネルーダも実在の人物ですね。


・・・では明日はパン屋さんの、
早朝労働ですから、
ブログは一日お休みします。

また金曜日にお会いしましょう。
では!
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コメント 16

toshiro

素晴らしいの一言です。

私も「言葉の力」を信じています。

最後は言葉しかない。

私は6年前にある日突然、病気で四肢の麻痺と呼吸筋の麻痺になり言葉を失いました。死の淵を彷徨いましたので、よく理解できます。
by toshiro (2010-01-06 08:01) 

shin

素晴らしい映画でしたね~、今でもあのメロディー
をきいただけで泣けてきます。。

Shin.

by shin (2010-01-06 11:55) 

カズノコ

標題と絵の発想と融合が素晴らしく、何となくわかりました。

「この世界では誰もが詩人であり、伝えるべき何かを持っている。」
とっても、いい言葉ですね!

by カズノコ (2010-01-06 16:00) 

今造ROWINGTEAM

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます☆+.
昨年はいろいろと応援ありがとうございました。
今年も一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします♪

by今造ROWINGTEAM一同
by 今造ROWINGTEAM (2010-01-06 16:12) 

希々★

おめでとうございます!!
新年のご挨拶が遅くなってすみません(汗

タイトルにも深い意味が込められているんですね。
スケボーの裏にLOVEって入ってて、可愛いです^^
自分もあんな風に飛んでみたいなぁ~(笑)

映画は知りませんねー。
ナギさんが絶賛する映画、見てみたいです。
by 希々★ (2010-01-06 17:51) 

匁

なるほど
描きこんでいると主題がかわってくること
有るんですか?
by (2010-01-07 08:58) 

FAY

んん~^^; やっぱり予想を超えたとゆーか
予想もできなかった展開に♪
なんだか少しずつギャラリーも増えてきたみたい、通りに。

手に持った絵が「神戸安全ビスケット」ならば、
「やっぱり両方持っておかれたほうがいいですョ」とアタシが
アゴラのスタッフなら、こっそりコレクターに耳打ちするところです^^
「こんなことは作家の前では言えませんけどネ」って。

連鎖反応が始まったような感じです。
個々の作品でおさまらなくなってきました。
by FAY (2010-01-07 19:43) 

岩崎ナギ

toshiroさん→素晴らしい映画でしたね。

言葉というのは、
人の心に花を咲かせもするし、
萎(しお)れさせ枯れさせさえします。
とても大きな力を持っていますね。

そうですか、
辛い経験をされましたね。
でも臨死体験を持つと、
人は貴重な事に気付くことが多いです。
だからその時の体験が今、
きっとお役に立っている事でしょう。

ナギも死にかけて初めて、
『あと1日欲しい、
いやあと1時間でも1秒でも欲しい、
何かが変わる可能性があるかもしれない。』
と気付きました。
人間はいつでも半ばで死なねばならず、
自身の可能性を怠慢によって、
追求しない事こそが、
死を迎える時の後悔であると、
その時より強く思っています。
ありきたりの言葉で言うなら、
「人事を尽くして天命を待つ」です。
それが人間の尊厳であると思っております。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:45) 

岩崎ナギ

Shinさん→あの曲、良かったですね。
ナギは別にハリウッド映画も否定せず、
好きなんですけど、
ハリウッド映画音楽の多くは、
「こういう事を観客に想起させたい!」
という驚く程に明確な目的と誘導性があり、
時に押しつけがましいものです。
対して「イル・ポスティーノ」のそれは、
もっとフワッとしてて、
観客にもっと『あーそう言えばあれは・・・』
とか様々に思考が打ち寄せる、
「波」のような「自由度」があります。
そこがこの映画音楽の深みですね。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:45) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます。
今回はカズノコさんにご理解頂けて、
良かったです。
常にそういう作品にしたいですね。

本当にそう思います。
言葉を巧みに操る人だけが、
様々な思いを持っているのではなく、
舌足らずの人にも、
深い思いはあります。

学生の頃、
別段特別な関係ではありませんでしたが、
同級生の女性に素朴な感じの方がおられ、
ナギはもとより口の立つ方でしたので、
悪気は無いにせよ言いこめてしまう事が、
結構ありました。
そうするとある時、
「ナギくんは言葉を沢山知っとるけー、
そんな風に言えるけど、
うちも色々実は考えとるんよ。」
と言われ、
『本当にそうだなぁ!』
と気付かされた事がありました。
その事を改めて想い出させてくれましたね、
この映画は。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:46) 

岩崎ナギ

今造ROWINGTEAMさん→あけましておめでとうございます。
こちらこそ様々な興味深い話題を、
拝見させて頂きありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:46) 

岩崎ナギ

希々さん→あけましておめでとうございます。
いえいえお越し頂いてありがとうございます。

題は絵を良くも悪くも、
引き摺っていくものなので、
何度の考え直します。
「LOVE」良いですね(笑)。
色んな見方があると思います。
ちなみにナギはスケボーは出来ません。
スキーなら出来るのですが。

映画は機会があればご覧下さい。
本当に良い映画でしたよ。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:47) 

岩崎ナギ

匁さん→それはありますね。
主題の詰めが甘い時には特にあります。
この「25番通り」は、
場所だけアゴラギャラリーのある所、
と決めて始めたので、
「その場所で何を表すのか?」
という肝心の主題部分が甘いまま、
出発してしまいました。

主題に引き摺られて、
絵が決まるときもあるし、
絵に引き摺られて、
主題が変化することもあります。
面白いから笑うのか、
笑うから面白いのか、
の関係のようなものです。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:47) 

岩崎ナギ

FAYさん→FAYさんの予想出来ない世界に、
足を踏み入れる事が出来て良かったです(笑)。
街並みを描くのは難しいですね。
良い感じに透視図法が、
狂ってもいて欲しいし(笑)。

ここの件は少し解らないですね。
「両方」というのは、
「愛」と「神戸安全ビスケット」でしょうか?

正の連鎖を引き起こせると良いですね。
良い意味で人を巻き込んで。
FAYさんも写真を使わせて頂いている以上、
もう巻き込まれているかも(笑)。
by 岩崎ナギ (2010-01-08 05:48) 

FAY

ナギさんへ

おはよぉございます。あ、突っ込まれてしまいましたネ(笑

「両方」といったのは、「同じ作家の作品2点、関連が深いので
この機会に両方をセットで所有されることをお薦めします」
とゆーコレクター向けのトークでした。
実際、2点それぞれ別の人に買われてしまうと、同時に鑑賞
することが大変難しくなってしまいます。
by FAY (2010-01-08 08:17) 

岩崎ナギ

FAYさん→おはようございまーす。
いやー解らなかったもので(笑)。

なるほどそう言う事でしたか、
理解しましたよ。
「25thとKSB、
両方購入されるとお得です。」
とオススメする訳ですね。
販促までお考え頂いて、
ありがとうございます(笑)。
by 岩崎ナギ (2010-01-09 07:58) 

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