習作「神戸フラワーロード」(A4判) [習作(Study Work)]
題・「神戸フラワーロード」(A4判)
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・210×297(ミリ・A4)
Title / "KOBE Flower Road "(A4 version)
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 8.4×11.88 (inch) A4
※この作品は1月10日に「完成」から格下げして、
「習作」に改めました。
絵柄をもう一度考え直すためです。
◎2010年、あけましておめでとうございます!
旧年は一方(ひとかた)ならぬお世話になり、
本当にありがとうございました。
今年もよろしくお願い致します。
その昨年より取り組んで参りました、
デッサン「神戸フラワーロード」、
おかげ様で完成しました。
とは言え「40号(727×1000ミリ)」が、
最終的に制作する水彩作品ですから、
もう一度「デッサン・40号版」を、
完成させなければなりません。
それで「A4判」としました。
本図に「マス目」を引いて、
拡大しようと思います。
前回2枚目の習作と、
同じ紙を用いて描き進めました。
主な変更点としては・・・
1・画面中央で「座って」、
コーヒーを飲んでいた女性を、
「歩かせる」事にしました。
パン屋さんの蹴り上げた足と、
女性の体が干渉しあい、
印象が良くないのが理由です。
2・ローマ水道の様だった「歩道橋」
見えている「脚」を一脚にし、
幅広い視界を確保しました。
後の「Uコーヒー塔」と、
橋脚が干渉し、
見えづらい上に、
圧迫感を感じたのが理由です。
3・画面奥「釣り人」を、
大きく明確にしました。
元の画面でも「描画済み」でしたが、
前述の橋脚とかぶって見えにくく、
大きさも小さかったです。
この画面の中で、
「人」を重視して描くという、
方針の明確化を理由として、
透視図法的な正しさを無視しても、
大きさと位置を変更しました。
・・・以上です。
その他にも「リーフ看板」や、
「パラボナ・アンテナ」、
「Uコーヒー塔」を覆う、
「コーヒーの葉」の大型化、
などなど細かな変更があります。
神戸フラワーロードの、
「にぎわい」再興を、
祈念して描きました。
そういう意味では、
「にぎわい」強調を理由として、
床面を「モザイク」に変更するなど、
更に派手な演出があっても、
良いかも知れませんね。
人は大きくした分、
これ以上の人数は、
入りそうにもないですから。
またぜひご意見下さいね。
よろしくお願い致します。
ではまた明日!
タグ:アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 ART IWASAKI, Nagi AgoraGallery Matrix of the Mind デッサン 風景画 21世紀回顧録 フラワーロード ギャラリーリーフ神戸 川田画廊 岩崎ナギ個展 artwork dessin watercolor paysage landscape AgoraGalleryRepresentationArtist アゴラギャラリー選抜作家 アートマインドットコム http://www.artmine.com/default.aspx ナギ作品WEBページ Nagi's picuter web page http://www.art-mine.com/artistpage/iwasaki_nagi.aspx http://www.agora-gallery.com/artistinvite/iwasaki_nagi.aspx
画面の内容がちゃんと説明されているのに、釣り人、橋脚などが
よくわからないとは、これ如何にです!
パン屋さんが、上手く出来たパンを抱えて喜んでいる姿は分かります。
........もう少し、じっと我慢して理解できるのを待っていますね。
by カズノコ (2010-01-05 10:50)
あけましておめでとう御座います
今年も宜しくお願い致します~m(__)m
by の (2010-01-05 14:17)
コメント有難う御座います!
確かにそうですね。教育と雇用がしっかりし、安定した生活があれば、誰も戦争なんてしたくはないですよね。
アメリカ兵の多くは貧しく将来に不安を持つ有色人種が多いですし。
by 広島ピアノ (2010-01-05 18:42)
非常に動的なイメージが強く表現されてる、と感じました。
自分なりに分析すると(ナギさんの絵を分析するとゆーよりも
自分の感じ方を検証するという意味なんですが)、空気遠近法に
思い当りました。写真、とくにモノクロ写真の美意識は過去
空気遠近法に負うところが大きかったと言っても過言でないでしょう。
ところが(!)
今度の完成デッサン、画面の奥は黒々と描かれているのに、
手前になるに従い淡くなってきます。空気遠近法のパターンに
はまらない何かがあります。奥より手前のほうが光にあふれている、
放射されるもの?「ゆく川の流れは絶えずして」(じゃなかった)
メインのモデル、パンを抱えた女性などは、ちょっと被写体ブレが起きてるような感じ^^
蹴り上げた右足は回を重ねるごとにデフォルメされていきます。
カメラのレンズに詳しい人ならすぐ気づくでしょうが、空間がたわんでいるのです。いわゆるムーブマンと呼ばれるものとも質が異なるように思えます。
イメージ的に最も近いのは「重力場」です。
「春に、25番通りで。」にも何か勢いがありました。その時は、明快な
構図や人物どうしの関係性に目を奪われたのですが、実はもっと奥が
深いものが動き出していたのかも知れません。
by FAY (2010-01-05 19:59)
カズノコさん→いやー(笑)、
それは残念です。
色が付いたらもう少し、
解りやすくなるかも知れませんね。
いつも辛抱強くご覧頂いて、
ありがとうございます。
またご助言よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2010-01-06 06:39)
のさん→あけましておめでとうございます。
また今年もご活躍をお祈りしています。
by 岩崎ナギ (2010-01-06 06:40)
広島ピアノさん→こちらこそ、
広い心で意見を受け止めて頂き、
ありがとうございます。
「衣食足りて礼節を知る」
世界のテロや犯罪の多くは、
人種問題などよりもむしろ、
貧困から生まれています。
by 岩崎ナギ (2010-01-06 06:40)
FAYさん→詳細なご意見、
ありがとうございます。
ふふふ空気遠近法(笑)、
いや空気遠近法も使いますよ、
使いますとも(笑)。
ただこれは「心的距離」が、
重視されているので、
「空気遠近法」は弱まっているのでしょう。
でもそれも考慮に入れますね。
ブレている感じは良いかも知れませんね。
もう少し意図的に取り入れます(笑)。
「たわみ」これはかなり意図的です。
「魚眼レンズ」みたいな感じです。
カラバッジョの「エマオの晩餐」
http://jugemhorizon.img.jugem.jp/20081025_578554.jpg
でもそうですが驚きの余り広げた手の、
奥の方が大きいんです、「心的距離」ですね。
透視図法的には正しくない。
「春に、25番通りで。」は改題して、
今日掲載しております。
またご意見よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2010-01-06 06:40)