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200枚目・水彩「バナナ+紙袋」 [水彩+色鉛筆]

003・バナナ+包装紙・510.jpg

題:「バナナ+紙袋」
作者:岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・318×410(ミリ)6号

Title :"Banana + Paper bag"
Artist : IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 318mm × 410mm(12.7"×16.4")

※講座展の第2弾「水彩展」も、
よろしくお願い致します!

2017・水彩講座展・飾付後・510.jpg

>岩崎ナギ担当の水彩講座展が12日(月)午前まで。
神戸市・西区民センター・入場無料です。
力作揃いです。ご高覧よろしくお願い致します :D

>My watercolor class's show in Kobe, Japan :D

+おはようございます!
岩崎ナギです。

神戸市「西区民センター」の指導案として、
「バナナ+紙袋」を描きました。
実際の課題は「「バナナ+包装紙」ですね。

この課題で課題制作のデッサン及び着彩、
「200枚目」です。

ありきたりのものを丹念に見直す事の大切さは、
芸術に関わる方なら、
多くの方に頷いて頂けると思うのです。
あとは実行あるのみですね。

200枚目を描いた事と、
日本水彩で会友に選ばれた事は、
別個の事ではなく、
やはりつながった事であり、
地道な観察の上に、
創造的な作品がある事を、
私も世界中の芸術家の皆さんと一緒になって、
少なくともその一端を証明できたと思います。

「面白き事も無き世を面白く」
高杉晋作は上の句を読んで続かない。
望東尼は女性らしい優しさで、
「住みなすものは心なりけり」
と苦吟する臨終の晋作を助けましたが、
私なら・・・
「生きてこそ悔いも無し」
と詠んだ事でしょう。

次300枚目行きます!

では指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。

+++++++

001・比率で配置.JPG

1・タテヨコ比に注意

この題材をパッと見た時に、
タテとヨコどちらが長いでしょう?

ヨコ長の画面に収まったからには、
理知的に考えれば、
「ヨコが長い」はずですが、
「タテが長い」ように、
見えやすいのではないでしょうか?

視覚として見えているタテヨコ比は、
卓上モチーフでは奥行きが短く見え、
ヨコ長の比率が多くなります。
(絶対ではありません)。

見かけ上の比を適切にする事で、
平面上で安定している様に描けます。

002・特色で対応.JPG

2・特色対応

赤青黄の3原色で全ての色が作れる、
はずですが実際には色材の性質上、
作るのが難しい色もあります。

ですので大体の色は3原色で作り、
作るのが難しい色は2色混合+補色、
つまり2色を混ぜて基本の色を塗り、
補色で影の部分を重ね塗りします。
言わば「特色対応」する訳です。

今回の作例ではバナナのシールの緑、
また濃い茶色の部分が特色対応です。

003・バナナ+包装紙・510.jpg

3・空間を捉え完成

包装紙など面が入組んでいる題材は、
面同士の距離を注意して表現します。

例えば袋の開口部の明暗は、
紙同士が遠くなるほど明るくなり、
近いほど暗くなります。

明暗に注意して描き距離を表す事で、
空間を捉えた絵にする事が出来ます。

+++++++

です。

ではまた次の300枚目まで、
改めましてよろしくお願い致します!
タグ:The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 「世界一の明るい水彩を通じて、 世界一の明るい希望を共有し、 自己、他者、社会を心から明るくすることで、 世界一の愛を三者で実現して行く。」 アゴラギャラリー 日本水彩画会 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY アルバニア Albania ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋春日集会場 http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web http://www.flickr.com/photos/ouchigallery/sets/72157635924418506/ https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=448 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=449 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=447 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=79178 高杉晋作 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15]
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makiko

先生、こんにちは^^
バナナの皮のつるっとした質感が綺麗だなあと思いました。
包装紙?このお店は地元にあるお店でみたことある。
前記事の絵でも思ったのですが、
色彩がすごくクリアーになってきたのではないですか??
先生のもともとの色彩は鮮やかで美しいですが、
最近は透明感がました感じがします。。
水彩3原色って扱いが難しそうですが、
今は使いこなしているのですね。
↑のお話を読んで、
200枚の積み重ねの結果が、
飛躍に繋がっているのかなあと感じました☆
やはり基本は大事ですね、
私も頑張ります^^

by makiko (2017-06-09 13:08) 

makiko


それから今日は伺えずに残念です。
水彩展の会期中に足を運べたら観に行きます^^
by makiko (2017-06-09 20:40) 

岩崎ナギ

makikoさん→いつも丁寧にご覧頂き、
ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]
水彩は3原色にした事で、
無駄が省けて、
その分、透明度が増したのだと思います。
しかしそれだけでは、
色の管理が難しく、
単調になりやすいので、
特定の色を2色混合で行き、
豊かさを増そうと言うのが、
現在のやり方です。

日水は明日土曜、
10時からと14時からの、
2回皆さんと鑑賞を行いますよ。
よろしければ、
ぜひお越し下さいね。
よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2017-06-09 23:20) 

匁

昨日は最後まで御一緒できなくて申し訳ないです。
次回もこれに懲りずにお声かけ下さい。
よろしく、お願いいたします。
by (2017-06-11 08:51) 

岩崎ナギ

匁さん→昨日はありがとうございました。
お忙しい中お越し頂いた事に感謝です!
ぜひぜひ次回もよろしくお願い致します。
色々と作品についてお話できてとても良かったです。
ありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2017-06-11 12:31) 

カズノコ

次の目標は、300枚へ、素晴らしいことですね!
何事かをなすとき、一つの単位が10年続ければ、というものですね。今回、会友になられたことで見事にクリァーされましたね。
糸井重里さんは、ほぼ日に毎日エッセーを書いていますが、確か19年目に入ったんですね。とにかく継続はすごいことだと思いました。
知り合いの高校の後輩にあたる方ですが、太平洋画会を退会、日本水彩画会に入りました。今回調べて見ましたら、太平洋の会員から水彩画会では、一般の入選者に入っているのかなと、思いましたら、会友になっていました。透明水彩画らしい作品が受け入れられる会に所属したいということのようでした。念のため、林健太郎という方です。
by カズノコ (2017-06-11 23:41) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます!
1単位が10年、
よく言われる事ではありますが、
実践していく中には辛い事もありますね。
でも次の10年、1日1々を大事にして、
頑張って行きたいと思います。

糸井重里さんの「ほぼ日」を初めて拝見して、
村上春樹さんと文体や感覚が似ているな、
と感じて生年を調べてみると、
僅か1年違いですね
(正確には村上さんが2ヶ月遅く1月生まれで年をまたいでいる)。
あれだけ新しく感じた村上さんの文体にも、
最近一時代をとても感じるようになりました。
誰も時代の影響からは逃れられません。
その中で書き続ける事によって、
常にその時代の空気を入れようとする、
糸井さんの挑戦には見習うべき所が確実にあります。

林健太郎さん、何となく作品を拝見した記憶があります。
もちろん日水の全作品を拝見しましたから、
拝見した事は確実なのですが、
作風も何となく記憶に残っています。
今後さらに気を付けて拝見しますね!

いつもありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2017-06-16 08:40) 

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