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デッサン「鞄」完成 [デッサン(Dessin)]

デッサン完成「鞄」・510.jpg

題・シングルストラップ・バッグ
作者・岩崎ナギ
技法・墨+鉛筆
大きさ・31.8cm x 41cm

Title: Single Strap Backpack
Artist: IWASAKI Nagi
Technique: Sumi + Pencil
Size: 31.8cm x 41cm (12.7" x 16.4")

○神戸市・西区民センター
芦屋「春日集会所」、
デッサン講座、色鉛筆講座、水彩講座用に、
「シングルストラップ・バッグ」を描きました。
課題としては「鞄(ポケットのある物」です。。

この所、急激に本格的に冬到来、
すごく寒いですね!
皆さんお忙しくお過ごしの事と思います。
季節がらご自愛ください。

昨日、区民、芦屋とも授業だったのですが、
目覚しの電池が切れて鳴らず、
寝過ごして『ええぇ!』となったのですが、
その時点で6時45分。

秒速で服を着て駅まで走り、
7時10分の電車に乗れて、
結果的には大丈夫でした。

でもその朝アップ予定だった、
この指導案は間に合わず・・・
意外と『ブログで予習してきました。』
という方が教室にもおられたりして、
その点で申し訳なかったです。
済みませんでした。
今後は注意したいと思います。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

001・比率を測る.JPG

1・タテヨコ比をシッカリと測る

題材を机に寝かして置いて描くと、
実際に題材が見えるよりも縦長に、
描いてしまいがちです。

見えている通りに描くというより、
記憶の代表的な角度で想起し描く、
「知覚の恒常性」が原因です。

これを防ぐため題材の見かけ上の、
タテヨコ比をシッカリと測ります。

題材が画面からはみ出る場合でも、
タテヨコ比を捉まえれば同縮尺で、
縮小する事が出来ます。

002・濃淡を一本で付ける.JPG

2・同じ色で描いてみる

今回は明暗を捉まえる練習のため、
鉛筆デッサンの場合はHB1本で、
色鉛筆の場合は同じ色で、
水彩の場合は2色混合の1色目は、
同じ色に固定して描き訓練します。

鉛筆を換えて濃淡の差を作るのが、
今回は出来ないので筆圧を知る、
絶好の好機と言えます。

水彩は例えばビリヂアン1色目、
2色目はオペラ、スカーレット、
クリムソン、と順次濃くし、
その2色混合の濃淡のみで捉え、
明中暗3段階で捉える能力への、
絶好の手掛かりとして行きます。

デッサン完成「鞄」・510.jpg

3・光の滑らかな推移を捉える

鞄は光沢処理のない素材の場合、
題材の濃淡は滑らかに推移し、
前項の濃淡を捉える訓練の実施に、
適した題材と言えます。

今回は画材の濃さや種類を絞り、
濃淡の把握に特化して学びます。

+++++++++++++++++++++++++

・・・指導案は以上です。

いつもお読み頂き、
ありがとうございます。

ではまた!
タグ:http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 「世界一の明るい水彩を通じて、 世界一の明るい希望を共有し、 自己、他者、社会を心から明るくすることで、 世界一の愛を三者で実現して行く。」 アゴラギャラリー 日本水彩画会 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY アルバニア Albania ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition シングルストラップ・バッグ Single Strap Backpack http://www.flickr.com/photos/ouchigallery/sets/72157635924418506/ https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=448 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=449 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=447
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カズノコ

描く机と同じ高さにモチーフを置いて描くことが多いですが、
その場合、平べったくなってしまい、物によっては立って
デッサンすることがよくあります。
タテ・ヨコの比をしっかり取ることの重要さ、物がものでけに
くるうとおかしくなりますものね。
先生のデッサンは、HB1本で書かれたんですか。
明暗がしっかり出てて、質感が見事ですね!
by カズノコ (2016-01-22 11:27) 

匁

「知覚の恒常性」ですか?
思い込みと言うことですか?
ナギさんのように描ければいいんですが!
人物を描く時は8頭身の人は少ないです。
そのまま絵にするとまとまらないので
6頭身の人も8頭身にして描いています。
by (2016-01-23 09:09) 

岩崎ナギ

カズノコさん→いつもありがとうございます。
そうですね!
立ってするのも一案ですね。
タテヨコ比は普段見ている記憶で、
間違いやすいので割に良く確認して描いています。
後は複雑に入り組む時の角度ですね。
角度が感じる角度と実際の角度と、
殆ど正反対になっている事も時々あります。
このデッサンは「墨」で主に描いて、
鉛筆を加えています。
by 岩崎ナギ (2016-01-23 12:00) 

岩崎ナギ

匁さん→ご質問ありがとうございます。
「思い込み」ですね、平たく言えば、
「知覚の恒常性」は。
どなたかの顔を思い浮かべる時、
殆どの場合は後頭部を思い浮かべたりしません。
大体は正面の顔ではないでしょうか?
それで肖像なんかを描く時も「正面顔」になりやすいんですよね。
人物の頭身を伸ばすのは意図的なら良いのではないでしょうか?
実際に8頭身以上なのは11頭身(!)とされる、
モデルのナジャ・アウアマンぐらいしか知らないです。
by 岩崎ナギ (2016-01-23 12:07) 

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