オハイオ・パリ・ACDC・「2012年10月には」・11話「パリ改札突破」 [旅(Travel)]
○シャルル・ド・ゴール空港
○Charles de Gaulle Airport
オハイオ・パリ・ACDC・「2012年10月には」
11話「パリ改札突破」
◎今日はACDCのプレゼンテーションの日。
パリからは昨日帰ったばかりだ。
時差ボケする暇も無く、
心に緊張が走る。
朝4時には起きて、
飛行機の中で書き上げた原稿を、
改めてPCで電子文章に打ち直す。
出発する朝9時までには、
全ての文章と画像を揃える。
早昼(?)を食べ電車に乗り、
車中で原稿を憶える。
・・・パリの改札は何とか突破できた。
フランス人らしいマダム旅行客が、
普通に通り抜けてようとしている所に、
ナギは近付き話しかける。
『この切符では通れないのですが・・・(英語)』
『(訳が解らないという顔をしてマダム)
この切符なら通れるわよ?(仏語)』
件のマダムは切符を改札機に入れた。
その瞬間!
ナギはマダムの後5センチにくっつき、
改札をすり抜けた。
突破!
今は遠い昔である1980年代初頭ならば、
こうした行為を「ツインビー」と呼んだ所だ。
○ツインビー
○TwinBee
(C)KONAMI
しかし幸か不幸かその後のバブル狂乱と共に、
80年代はすっかり化石となり、
日本の鉄道の改札もずっと進歩して、
そんな化石の断片は、
完全に使えないようになっていた。
けれども2012年のフランスには、
まだ、生きていたのだ。
特に懐かしくも思えなかったが、
それが帰国できないかも知れない苦境から、
ナギを救った事も確かだ。
空港構内のモノレールは、
中華航空(安い便を押さえられたのだ)の発着する、
ターミナル1へと進んでいく。
○シャルル・ド・ゴール空港「ターミナル1」
○Charles de Gaulle Airport "Terminal 1"
発着ラウンジはまだまだガラガラだ。
スターバックスで一番小さいコーヒーを頼み、
携帯していたカロリーメイトを食べる。
搭乗機は定時に飛び立った。
機内では客室乗務員の方に、
『日本の方ですか?』と英語で訊ねられる。
「イエス・アイム・エイ・ジャパニーズ。」
「初めまして!」(これは日本語)
「し」が「ち」に聴こえる、
ややたどたどしい日本語で、
ニコニコと笑いながら挨拶してくれる。
「オー・サンキュー!」
日本語で言ってくれたのだから、
『ありがとう!』と返せば良かったのだが、
驚いたのでつい英語で返してしまう。
中国が帝国主義を隠すことなく、
世界中を恫喝している最中でも、
中華航空で嫌な思いをする事はなかった。
北京空港で大阪行を待つ間、
トイレに行くと何とシャワー発見!
ちなみに北京空港では各トイレ毎に、
「トイレ番」とでも言うべきおじさん、
(女子トイレではおばさん)が、
それぞれ配されている。
そのトイレ番の「池乃めだか」似のおじさんに、
「キャナイ・ユーズ・ディス?」と訊ねると、
「イエース!」と頼もしいお答え。
パリからの飛行時間は10時間超で、
体は汗まみれでグダグダ、
服は狭い機内でグニャグニャ。
これではビッと気合も入れにくい状態だ。
シャワーで汗はキレイに洗い流し、
鏡で服はキチンと着なおし、
ビッと気合を入れて出てきたナギに、
池乃めだか風おじさんは、
一瞬目を見張ってから・・・
「オゥ・ケー!」
と力強くグッと親指を出してくれた。
「サンキュウ!」
○池乃めだか氏
○Mr. IKENO Medaka
※著作権上問題がある時はすぐ削除します。
関空からはラピートで神戸方面へ。
帰宅後はスグに眠った。
・・・プレゼンの順番は近付いて来る。
前の順番の方々は皆さんシッカリご説明された。
もっとも緊張のため内容が十全に理解できない。
脳内を言葉が上滑りするだけだ。
3人で1区切りの1組目が終わり、
予定では一旦休憩のはずだが・・・
「次、岩崎さんお願いできますか?」
休憩はナシだ!
仕方がないので・・・
「おはようございまーす!」
と元気に挨拶しながら、
プレゼンテーションの場に出ていった。
(つづく)
○神戸へ!
○To KOBE!
++++++++++++++++++++
飛行機って乗り遅れると、
考えがたい程ヒドイ事になりますので、
この時は何とか乗れて良かったです。
いつもお越し頂きありがとうございます。
次回は2月22日(金)に更新予定です。
では!
タグ:シャルル・ド・ゴール Charles de Gaulle アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY 個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194
プレゼン内容は?次回ですか?
切符のキセルは最近?!ですね。
昔懐かしいです。電子改札も善し悪しですね。
by 匁 (2013-02-15 12:50)
無事のご帰国でなによりです。
プレゼンテーション楽しみにしています!
by カズノコ (2013-02-17 17:50)
匁さん→はい次回です。
早く書かないと忘れそうですね(笑)。
日本の改札は非常にキッチリしているので、
こういう事は出来ませんね。
フランスはおっしゃる通り、
良くも悪くも大らかです。
70年代後半~80年代前半の雰囲気ですね。
コメント頂き、
ありがとうございます。
カズノコさん→ありがとうございます。
日本と違って係員もいないし、
乗越し支払機械も無し、
呼び出しインターホン無し、
「自己責任」という感じで参りましたが、
現地の人のおかげ(?)で何とかなりました。
ありがとうございます。
またよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2013-02-22 08:27)