デッサン完成「フランスパン(丸形)+缶コーヒー(BOSS)」 [デッサン(Dessin)]
題・「フランスパン(丸形)+缶コーヒー(BOSS)」
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ)6号P
Title / French Roll & Canned Coffee BOSS
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 12.7"×16.4"
○神戸市・西区民センターでの、
デッサン講座用に、
「フランスパン(丸形)+缶コーヒー(BOSS)」を描きました。
回転体(缶など)のような基本形体は、
定期的に描いておかないと、
手が上手く動かなくなるので、
良い訓練になると思います。
では今回の描画手順を見てみます。
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1・完全に消さずに直す
いつも通り十字線を引いて、
真ん中を決め構図を取りましたが、
上に配し過ぎて下が空いています。
構図を一度で決定しきれない事は、
よくある事なので取り損なっても、
気落ちしたりせず、すぐ直します。
構図の「真ん中」をもう少し上に、
再設定して下に配置をずらします。
このとき完全に消さずに、
前の位置の描写を残しておき、
アタリ兼、描写の一部として、
再利用します。
2・再利用して描き増す
前項通り薄く残した以前の描写に、
加筆しながらずらせました。
この事で「構図を直す」という、
一見「後退」に見える行為から、
逆に以前の配置を手掛かりにして、
描写の密度を上げるという、
「前進」する肯定的な行為に、
転換する事ができました。
3・補助線を入れる
「フリーハンド」で構図や、
形を決定した後、
「補助線」を入れて行きます。
まず回転体の中心に、
垂直に補助線を入れます。
画面の端から測定棒などで、
等間隔を測って「点」を打ち、
それをつなげると良いでしょう。
その後、回転体の、
太さが変化する箇所や、
模様が変化する箇所ごとに、
平行線を引いて、
楕円を描く助けとします。
4・完成
完成しました。
缶(回転体)は底や模様が、
楕円になるだけではなく、
文字なども楕円の補助線上に、
配される事に留意してください。
楕円の丸みは視線から離れる程、
丸くなっていきます。
具体的には缶の先端より底の方が、
丸みが強い(真円率が高い)です。
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・・・です。
お読み頂きありがとうございました。
次は11月26日(月)に、
「2012年10月には」の2話を更新予定です。
よろしくお願い致します。
では!
タグ:第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 アート 芸術 美術 岩崎ナギ フランスパン 缶コーヒーのBOSS 回転体 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch ニューヨーク Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 個展 private exhibition NY個展 インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=2017 アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言
2012-11-23 12:31
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コメント(2)
いつもの事ながら、読むことで再確認させて
頂いております。フランスパンも表面の難しい
ものを選ばれましたね!描きがえがあったのでは!
by カズノコ (2012-11-23 23:11)
カズノコさん→いつもありがとうございます。
「丸いパン」という球の陰影を勉強する課題ですから、
小さいのでも良かったのですけれど、
おっしゃる通り描きがいがあるほうが、
面白いと思って大きくて、
表面に変化のあるものを選びました。
by 岩崎ナギ (2012-11-26 07:24)