デッサン完成「チーズ・ブレッド+コロナビール」 [デッサン(Dessin)]
題・「チーズ・ブレッド+コロナビール」
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・410×318(ミリ) F6号
Title / Cheese Bread + Corona Beer
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 16.4"×12.7"
○神戸市・西区民センター「デッサン講座」課題、
「パン+飲料」の指導案です。
今回は東灘区「そだち」というパン屋さんで、
「チーズ・ブレッド」を買い、
描いてみました。
目先を変えて、
「袋」に入れたまま描いてみて、
その描き方も指導案に入れました。
コロナはもう何回も描いていますね。
「チーズ・ブレッド」はラップして、
電子レンジをするとフワフワで温かく、
ノン・カフェイン・コーヒーと、
一緒に食べるとおいしかったです。
作品としては件の「チーズ・ブレッド」の位置が、
構図として後1センチ、
下だったら良かったな、
と反省しております。
「影」の場所も配慮して、
やや上気味に配置したのですが、
上すぎました。。。
また頑張ります。
では以下指導案です。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
①透明物は中身から
透明なものを、
どう描いたら良いか、
時々ご質問を受けます。
私のやり方としては、
透けているものの向こう側、
この場合は中身のパンを、
先にしっかりと描きます。
ただし完全にいつも通り描かず、
少し透明物の反射や構造にも、
配慮しながら手を進めます。
その上で消しゴム等を使い、
より積極的に反射などを表せば、
意外と簡単に描けます。
②ロゴは面に沿って
ロゴ(商標名等)も、
主要なものは必ず描きます。
印刷された題材の面に沿って、
描くことが大事です。
ビンなどの回転体の場合は、
楕円の補助線を描き、
それに沿うように、
配置して行きます。
決して1度で描かず、
描き始めの段階から、
薄く描いておいて、
構図や題材の形が、
明確になるにつれてロゴも、
明確に確定して行きます。
③完成
影の落ちる位置を考え、
やや上気味に配置しましたが、
上すぎたようです。
制作途中で、
『上すぎないかな?』
と気にはなったのですが、
『影が落ちるから、大丈夫だろう。』
と描き続けてしまい、
最終的に『上すぎた!』
と感じました。
『これは○○ではないかな?』
と制作中に違和感を憶える時は、
大体その直感の方が正しいようです。
手間を厭わず直すのが大事な事を、
自戒の念を込めて、
結びの辞としたいと思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・・・でした。
次回は「NY奮闘記2012」第3話を、
2月6日(月)に更新予定です。
よろしくお願い致します。
では!
タグ:アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 スティーブ・ジョブス The Tech Garden ヲウチギャラリー 100人展 OUCHI GALLERY ヲウチギャラリー個展2013 デッサン 鉛筆画 素描 静物画 still-life 卓上デッサン 川田画廊 KAWATA GALLERY 個展 private exhibition デザイン道場 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する http://ouchigallery.com/4100/27.html 神戸市 西区民センター デッサン講座
すごいデッサンですね!
これだけ描くのにはかなりの修行(?)が必要でしょうね。
by Loby (2012-02-03 08:25)
透明なビニール袋に入ったものの描き方、
パン類などは、ほとんどそのようですね。
はじめて、ご説明頂いたようで、本当に
参考にさせていただます。
もう一つ、少しでも気になったら手間を
厭わず、直すことの大切さは、いつも
失敗を重ねる自分のことのように思って
います。
とても、勉強になりました。
by カズノコ (2012-02-03 21:11)
Lobyさん→ありがとうございます。
そうですね絵自体は、
もう20年以上描いております。
カズノコさん→ありがとうございます。
透明なものも光と影を描けば良いだけですから、
実は他のものと大差はないですね。
ただ中のものを先行して描いた方が、
描きやすいかなと思い、
そのやり方を載せてみました。
そうですね、
直すことが一番大事だと、
いつも思っております。
良くないと思った絵の、
続きを描くべきではない。
今回はこの事をもう一度、
反省と共に振り返りたいと思います。
ありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2012-02-06 10:17)