デッサン完成「アボカド+パプリカ」 [デッサン(Dessin)]
題・「アボカド+パプリカ」
作者・岩崎ナギ技法・鉛筆デッサン
大きさ・410×318(ミリ) F6号
Title / Avocado & Paprika
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 16.4"×12.7"
○西区民センター「デッサン講座用」、
「果物+皿」の課題、
今回は「アボカド+パプリカ」です。
どちらも構造の面白い果物ですね。
切ってその構造をより、
際立たせてみました。
では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。
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①真ん中を外す
ど真ん中にボーンと置くのは、
基本的には避けます。
あえてそういう構図を、
狙うこともありますが、
ここでは基本通り、
少し真ん中を外して置きました。
左に振るか右に振るかは、
自由ですが、
現代日本と西欧の文化として、
「左から右に読む(見る)」、
習慣が形成されていますので、
読み(見)始めの左側を、
大きめに空けました。
②基本の応用
講座も後半に入り、
課題は全て基本の応用で、
描けるようになっています。
例えばアボカドの本体と種、
パプリカの胴の部分は、
「球」の影の付き方の応用。
パプリカのヘタは「円筒」、
皿は「回転体」の描き方、
がそれぞれ参考になります。
どこのどの基本が応用できるか、
なるべく多く気付く事が、
効果的な描画の秘訣です。
③空間を表現する
「空間」を表現すると、
画面に「空気」が、
通うようになります。
「空間」と言い「空気」と言うも、
「あるけれども把握し難い」ものです。
しかしその両者を描画するのは、
意外と簡単で、
「ものの端を良く見る」と、
スグに描くことができます。
手前の題材と奥の題材の、
重なっている部分の端が、
どちらが明るくどちらが暗いか、
良く見て描き分ければ、
空間、空気も描けます。
どちらが明るい場合もありますので、
決めつけずによく観察します。
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・・・でした。
次回は1月30日(月)に、
「NY奮闘記2012」の第2話を、
更新予定です。
よろしくお願い致します。
では!
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今回の指導案は、とっても良いと思います。
ものの置き方の考え方~左から右へ
「空間」、「空気感」をどう表現するか、
ものの端をどう表現するか、ものの重なりを
どう捉えるか、~とにかく、よく見ることが
まず、何よりと大切なことだと肝に命じたいです。
by カズノコ (2012-01-27 10:00)
図画工作科も指導しているのですが
自分の絵心のなさに…
『「ものの端を良く見る」と、 スグに描くことができます』
それを意識して 練習しなければ!
by ハマコウ (2012-01-27 19:59)
カズノコさん→ありがとうございます。
左から右に読むのは、
文化差があると思いますが、
日本ではもう習慣的に、
無意識に行っていると思います。
いつもお読み頂き、
ありがとうございます!
ハマコウさん→コメントありがとうございます!
絵は絵心ではなく単に練習が肝要なだけです。
もちろんお忙しくてそのお時間は、
中々取れるものではないですね。。。
ものと、ものとの関係性が、
結局「空気を描く」という事に、
なるんですね。
お読み頂きありがとうございました!
by 岩崎ナギ (2012-01-30 06:14)