2011・ニューヨーク奮闘記・01「22時間の始まり」 [旅(Travel)]
「NJトランジット」の入口は閉まっている。
The entrance of "NJ transit" had been closed up.
◎今はニューヨーク「ペン駅」早朝3時。
ニューアーク空港行きの「NJトランジット」には、
朝の5時14分まで入場できない。
ご覧の状態だ。
100丁目ぐらいの旅館は、
朝(深夜?)2時ピッタリに出た。
ちょうど1時間でペンに着いた事になる。
あと2時間以上は、
ただ待つだけになった。
手記でも書こうと思う。
今まで忙しくて記録も取れなかったから。
さて今日旅館を出て、
ペン駅までの道のりはこんな感じだ。
①3AV(1938~2011)
旅館から「96th」の駅までは徒歩。
重いスーツケースでの移動で、
いつもより時間が掛かり10分消費。
出た時の風景はこんな感じだ。
3番筋 NY 2011年
3rd AVE, NY in 2011
・・・73年前はこうだ。
3番筋 NY 1938年
3rd AVE, NY in 1938
・・・この写真は旅館の入口にあった。
最寄りの「96th」から、
乗るべき列車は「緑の6」。
今は2時10分。
②「グランドセントラル駅」
縮めて「グラセン」に到着。
所要時間は15分、すぐだ。
今は2時25分。
③「Sトレイン→7番線」
次の「タイムズスクエア」までは、
「Sトレイン」(灰色の丸印)に、
乗るはずだったのだが、
この列車も5時40分まで運休。
静かに3体が発車を待っている。
Sトレインは運休している。
S train was out of service.
ムラサキのセーターを着た、
太った黒人女性が近づいて来て、
「この列車は止まっているよ!」
と教えてくれる。
「S」の廊下の入口にも、
ハッキリとは読まなかったが、
そんな事が書いてあったような気がして、
目の端に留まった数字、
「7(セヴン)?」と訊いてみる。
「そうよ7番よ。」
「オーサンキュ!」
「ユア・ウエルカム!」
「で、どうやって行くんですか?」
「2階地下に降りるんだよ。」
「オーサンキュ!」
「ユア・ウエルカム!」
親切な女性の行ったとおり、
スーツケースを担いで階段を下り、
「7」ホームまで行く。
アパートを出て35分だ。
迷わなければもう少し早いだろう。
今は2時35分。
④「タイムズスクエア」
「S」なら1駅なのだが。
「7」なので2駅乗る、
「タイムズスクエア」下車。
同「タイムズスクエア」から「ペン」までは、
更に1駅。
「1、2、3」の赤い丸印、
どれに乗っても良い。
念のため黒人カップルに、
「ペンまで行きたいんですが?」
男性「えーーっと?」
女性「ダウンタウン方面よ。」(指さす)
ナギ「サンキュウ!」
男性「えー本当にそうぅ?」
女性「そうですって!」
ナギ「サンキュウ!」
ホームから1番に乗り「ペン」へ。
今は2時45分。
⑤「ペン」
「34thSt.ペン」駅に到着。
ちなみに同駅と「ペン駅」は同じだ。
昨日『もし早朝に迷ったらヤバイ!』
・・・と下見しておいたのだ。
知的な黒人女性に、
「34thSt.ペンとペンは違うんですか?」
「同じよ、ペン駅方向に(出口を)出るの。」
「サンキュウ!」
今は2時50分。
⑥「NJトランジット」
件の「NJトランジット」に向かう。
改札を出ようとしていると、
黒人の掃除のおばさんが、
専用出口から出てくる。
「『NJトランジット』に行きたいんですが?」
「ぐるーっと回ってエスカレーターに乗りなさい。」
「サンキュウ!」
「腕木」にスーツケースが引っかかり、
ドタバタしていると・・・
「コッチから出なさい。」
専用出口を空けてくれる。
「サンキュウ!」
「良い旅を!」
そう言えば「96th」で乗る時も、
スーツケースが引っかかり、
「ヨイ!」と荒技で引っこ抜いた。
係員も面倒だから注意しない。
さて親切な掃除のおばさんを後に、
「NJトランジット」へ。
今は3時00分。
これでちょうど文章が1周した。
⑦「フォティィィーン(14)」
白人警官に、
「エクスキューズミー・オフィッサー?」
「イエス」
「ニューアークに行きたいんですが?」
「5時40分までは動かんよ。」
(とその時は聴こえた。)
門前で待っていると、
ある黒人が逆にナギに質問。
「ここは入れないのか?」
「5時40分まではダメ。」
その黒人が行った後で、
ふと門内を見ると、
「5:14トレトン行き(ナギ註・ニューアーク含む)」
と電子表示が出ている。
「フォーティ(40)」では「なく」、
「フォティィーン(14)」だ。
やれやれ悪い事をした。
またも髪を金髪にした黒人女性が、
「エクスキューズミー?いつ開くの?」
「フォティィィーン・アイ・ハード」
「オォー!」
そこにペタリと座って待ち始める。
「サンキュウ!」は無し。
今、隣では黒人のおじさんが歌っている。
「5時に扉自体は開く。」
と係官が教えてくれた。
今日の手記はここまで。
帰路はおいおい書くにして、
次回は旅の1日目から、
思い出して記録を取っていきたい。
ではまた3月11日、
金曜日にお会いしましょう!
「NJトランジット」の入口は、まだ閉まっている。
The entrance of "NJ transit" still had been closed up.
帰りの場面から始まるあたりが巧いなぁ。
何だかこれから始まる滞在記がとても楽しみです。
泊まっていたのはスパニッシュハーレムのあたりでしょうか。
結構度胸ありますね(笑)
by tromboneimai (2011-03-09 22:37)
ナギさんの堂々とした対応に関心しきりです。
明日からの、滞在記を楽しみにしています!
体調は、戻りましたですか。
by カズノコ (2011-03-10 18:35)
トランジット上手く乗り継ぎできますように。
厳寒の季節に汗ビッショリですね。
明日が心配です。
by 匁 (2011-03-10 21:01)
tromboneimaiさん→ありがとうございます。
今回は滞在がとても短かったので、
滞在記も短いかも知れません。
泊まっていたのは大学や小学校のある地域で、
割合安全な所でした。
それでも深夜の出発と地下鉄は、
やはり緊張しました。
カズノコさん→ありがとうございます。
2年目になると、
ある程度勝手もわかり、
おかげ様で対応も少し慣れたようです。
体調は落ちていましたが、
現在は相当回復しました。
ありがとうございます。
匁さん→NJトランジットのある、
ペンシルバニア駅は、
本当に複雑で、
前日に予習しておいて、
何とか辿り着けました。
ありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2011-03-11 06:03)