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完成・21世紀回顧録「空飛ぶ男と歩く犬」(デッサン版) [デッサン(Dessin)]

デッサン完成・21世紀回顧録「空飛ぶ男と歩く犬」・510・004.jpg

題・21世紀回顧録「空飛ぶ男と歩く犬」(デッサン版)
技法・鉛筆デッサン
大きさ・H333×W530(ミリ)M10号
作者・岩崎ナギ

title / The 21st century memoirs
"Flying Man with Walking Dog"
(Dessin Version)
technique / Dessin by Pencil
size / H13.32×W21.2(inch)
artist / IWASAKI, Nagi


○「空飛ぶ男と歩く犬」デッサン版、
完成しました。

最後は主に「距離感」を、
意識して仕上げました。

ナギのブログをお読み頂いている方なら、
距離感、あるいは、空気感、は、
ものと、ものの、「境目」を、
良く見る事で解決されると、
ご存じの事と思います。

今回も端と端の明暗の関係を、
注意深く見て距離を出しました。

この日は祝日の次の日で、
海洋センター(ボートが並んでいる所)は、
お休みでした。

それで人はおらず無人。
海にも一隻の船も浮かんでいません。

そうすると跳ねるんですね、魚が。
あるいはボートが行き来する時は、
気付かないだけなのかも知れませんが、
海だけ見ていると実に多く跳ねる。

海は一見なにも無いように見えても、
何かを隠しているもんです。
見えない所にね。

そう思って海を見ていると、
やはり絵に賭ける気持ちも、
違ってきますよ。

その海洋センターから、
「絵を描かれているなーと、
昨日むこうから見てたんです。」
と言われる熟年男性が一人。

「ずいぶん出来てきたなと、
トイレに行くたび(ここは手洗い前)、
思っていたので、
今日はお話ししようと。」
と声を掛けて頂きました。

「もうそろそろ出来上がりですか?」
「今日で終わって次は水彩です。」
「水彩は難しいですねー油絵と比べて。」
「いやいや水彩しか描けませんので。」
などなど・・・

この日も風は強かったけど、
暑くはなく、
本当に仕上げ日よりでした。

ではまた明日!
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コメント 6

よしあき・ギャラリー

絵に取り組む姿勢に感銘しています。
自分などは、まだまだ甘いな~と大汗をかいています。
油絵は、描かれないのですね。ちょっと意外でした。
by よしあき・ギャラリー (2009-09-26 06:49) 

カズノコ

犬はどこを見ているのか?
距離感、空気感の話は、頭が痛いですね!
しっかり、頭にいれておきます。

海洋センターのおじさんとの会話も、ナギさんの
記述がいいのか、温かい気持ちになりました。

深く、前向きにとらえられることに感心しています!
後の種明かしを楽しみにしています。


by カズノコ (2009-09-26 12:05) 

ぶぅ

犬の表情がいいなぁ。
そして体つき。とくに前足。なんともリアルです。

海って、不思議ですよね。
釣りに行って、思わず「じーっ」と海の中をのぞき込んじゃいます(笑)
「何かを隠している」
たしかにその通りです!
by ぶぅ (2009-09-27 02:04) 

岩崎ナギ

よしあき・ギャラリーさん→ありがとうございます。
いやいや毎日描かれているよしあきさんには、
本当に頭が下がるし見習いたい気持ちです。
油絵は描いた事がないですね。
水彩一本ですが、
また勉強し直す事もあるかも知れません。
by 岩崎ナギ (2009-09-27 06:26) 

岩崎ナギ

カズノコさん→犬は自分の好きな方向を、
見ているのではないですか(笑)?
空気感はナギも注意しながら、
取り組んでおります。

たまに見知らぬ方に、
暖かい言葉を掛けて頂ける時があり、
それは励みになっていますね。

ありがとうございます。
まずは着彩を頑張ります(笑)。
by 岩崎ナギ (2009-09-27 06:27) 

岩崎ナギ

ぶぅさん→ありがとうございます。
犬の無心な感じが良いですね。
そういう所から多く画想を得ています。

海は見飽きないですねー。
「深淵」を宿している。
ありきたりだけど、
海は色んな事を教えてくれます。
あるいは自分が気付くのかも。
海を描くって良いですねー。
by 岩崎ナギ (2009-09-27 06:27) 

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