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指導案「グラス+タオル」デッサン [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

昨日の「グラス+タオル」(お菓子は付属物ですね)、
指導案を作成してみました。

回を追うごとに以前学習した事の、
「応用」になってきますから、
基本的は段々説明が簡素化していきます。

もし解りにくい所がありましたら、
ご指摘下さいね。
改善したいと思います。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

01・構図を取る.jpg

01・構図を取る

基本通り「十字線」を取り、
構図の真ん中を把握し、
構図を取ってみました。

改めて書きますが、
「十字線」では題材の「端(はし)」と、
「真ん中」を知る事がとても重要です。

しかし今回の「真ん中」と「端」に、
設定した所ではまだ画面を大きく、
使えていないと判断し、
次項の「構図を直す」の段階で、
直していく事にしました。

02・構図を直す.jpg

02・構図を直す

01で述べましたように、
構図を直しています。

この時「真っ白」に、
全て消して直してしまわずに、
以前の線が微妙に残るよう、
軽く消して「アタリ」として利用し、
より良い位置を探ります。

同時に輪郭線の移動だけでなく、
内容も描き増せる所は、
直しながら描き増して行きます。

今回はグラスに入れたタオルが、
上で少し切れる位置に配置し、
大きく見せる工夫をしました。

グラス自体の位置も左に寄せました。
和菓子も大型化し、
少し右上に寄せています。

03・補助線を取る.jpg

03・補助線を取る

グラスは「回転体」ですので、
「補助線」を取って、
形の正確さを増しています。

この時、輪郭線だけの状態で、
補助線を取ってしまわないで、
ある程度、塗りながら、
形が取れてきたと判断できてから、
補助線を取ります。

やはり「中は画用紙の白のまま、
陰影は取らずに外は輪郭線だけ。」
・・・の状態では中々正確に判断できません。

画面の白は膨張して見えますし、
輪郭線の角度も陰影で判断すれば、
より正確に決定できます。

補助線は文字通り「補助」で、
なるべく目のみで判断して描き、
その後タテヨコそれぞれの「中心」を、
薄い鉛筆の補助線として入れ、
それまでの描画を台無しにしないように、
形の正確さを求めます。

05・デッサン完成.jpg

04・デッサン完成

今回の見所の一つは、
柔らかいタオルと、
硬く透明なグラスとの、
描き別けです。

タオルは鉛筆を寝かして描いたり、
線と線の間を詰めたりして、
柔らかさを出します。

グラスは硬いH系の鉛筆を用いたり、
鋭い線を引いたり線の間隔を空けたり、
硬さと透明性を演出します。

また同じ透明なものでも、
「包み紙」と「グラス」は、
違って見えます。

「厚み」や「映り込み」、
それに「影の出方」などに、
着目してみてください。

同様に「柔らかい」といっても、
「菓子」と「タオル」は違います。

やはり「厚み」や「線の密度」に、
注意を払って仕上げてみてください。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

以上です。
ご助言よろしくお願い致します。

ではまた明日!
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コメント 2

カズノコ

3.のところは難しいですね!
   「中は真っ白、外は輪郭線」以下のところです。
 
4.のところ、言葉一つ直して下さいね。
      〔動揺に→同様に〕
by カズノコ (2009-07-18 15:57) 

岩崎ナギ

カズノコさん→丁寧にご覧頂いて、
ありがとうございます。

3・やはり「中は画用紙の白のまま、
陰影は取らずに外は輪郭線だけ。」
・・・の状態では中々正確に判断できません。

画面の白は膨張して見えますし、
輪郭線の角度も陰影で判断すれば、
より正確に決定できます。

・・・と改めました。

4・打ち間違えていましたね。
ご指摘、ありがとうございます。
見直しましたけど、気付かないもんですねー。
「同様」に直しておきました。
しかし「に」と来て「動揺」が来ることは、
ほぼ無いのではないでしょうか?
ATOKももうちょっと頑張らないと。
by 岩崎ナギ (2009-07-19 05:05) 

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