デッサン完成・「大笑いの自画像」 [デッサン(Dessin)]
題・「大笑いの自画像」6枚目
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ)6号P
Title / "Ha-ha-ha Laughter Self-Portrait" No.6
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 12.7"×16.4"
お配りする指導案の1枚
One of my instruction paper that I'm going to distribute.
◎おはようございます。
「大笑いの自画像」の6枚目です。
自画像とか手とかを描くのは、
費用も掛からず、
「気持ちひとつ」で描けますので、
ぜひやる気を奮い起こして、
挑戦してみて下さい。
私自身の経験でも、
「デッサン力が伸び出したな!」
と感じたのは、
研究所(絵画教室のようなもの)で、
描くだけではなく、
「自分で」自発的に家でも描くようになって、
伸びたように思います。
デッサンで基本としてお教えする事は、
実は5つか6つくらいしか、
無いような気がします。
教室では他の方の手前、
必要以上に手堅く描きがちですが、
自宅ではもっと気楽に、
試行錯誤できます。
家で伸びやかに描いて、
教室で短い時間の中、
緊張して描く。
この組合せがとても良いと思います。
では以下が指導案です。
ご感想を頂ければ幸いです。
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1・直す方が早い
最初から完璧を目指して、
几帳面に描いていくよりも、
大まかに描いて、
段々直す方が結果的に早いです。
最初は神経質になりすぎず、
「大体こんな感じ・・・。」
という大づかみの感覚で結構です。
絵は「大体」というのが、
とても大事です。
細部がどれだけ合っていても、
全体の構図や比率がおかしいと、
絵としての力が落ちます。
作例でも「大体これぐらい」と、
構図を決めましたが、
もう少し画面左に寄せて、
視線側を空けた方が良いと判断し、
次段階で直して行く事としました。
2・直しながら向上する
更に言えば「直す」のと、
「描き込む」のとは同時です。
完全に消しては直さず、
軽く消して元の位置をアタリとし、
正確さを増しながら描き込みます。
3・鉛筆の使い分け
完成しました。
前段階まででご理解頂いたように、
最初はなるべく「軽く、薄く」、
描くのがコツです。
そして徐々に構図や形を直しつつ、
明暗の幅を拡げていきます。
一番白い「紙の白」から、
一番濃い鉛筆を強い筆圧で用いた、
「最も暗い所」まで「明暗の幅」、
「明暗階調」を豊かに持つ事が、
見所のあるデッサンを描く、
一般的な方法です。
最初に軽く描くために使う鉛筆は、
「F、HB、B、2B」などの、
中間域が望ましいでしょう。
そして段階が進むにつれて、
もっと濃い鉛筆あるいは、
もっと薄い鉛筆を用い完成します。
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指導案は以上です。
神戸市・西区民センターの、
「デッサン講座」は、
開講予定日だった4月3日(火)が、
例の「春の嵐」で、
昼と夜の講座は「休講」となりました。
ですので明日4月10日(火)が、
「昼、夜」講座の初日となります。
よろしくお願い致します。
次回は4月9日(月)に更新予定です。
では!
ス、素晴らしい…!
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2012-04-09 08:27)
隣の自己紹介の画像と、少し見比べてみました。
ナギさんの笑いを見て、元気になりましたよ。
by みなりん (2012-04-10 12:35)
自画像だけで、もう6枚目とは
継続のたまものですね!
大まかがいい、大体がいいという
この言葉が気に入りました。
by カズノコ (2012-04-12 09:52)
ルコさん→最大級の賛辞、
ありがとうございます!
みなりんさん→丁寧にご覧頂いて、
ありがとうございます。
笑いがでるような状況を、
もっと増やしていこうと思います。
ありがとうございます!
カズノコさん→ありがとうございます。
継続が全てな気がします。
才能などを論じる事なく集中し、
向上して行きたく思います。
絵は本当に「大体」が大事で、
大体を掴まえない内に、
細部を追うと絵をして良くないな、
といつも感じます。
また頑張っていきますね。
よろしくお願い致します!
by 岩崎ナギ (2012-04-16 07:43)