デッサン完成「大笑いの自画像」 [デッサン(Dessin)]
「大笑いの自画像」・岩崎ナギ
"Ha-ha-ha Laughter Self-Portrait" / IWASAKI, Nagi
「はひふへほ」の笑い顔
The Smiling Faces of "Ha Hi Hu He Ho"
○デッサン「大笑いの自画像」、
完成しました。
西区民センター「デッサン講座」、
風景の次は「大笑いの自画像」です。
早いもので半年前にやったこの課題が、
後期もう巡ってきました。
授業案の組み立てとしては、
大体同じ訳ですけれど、
作例は前期、後期、年度によって、
毎回新たに描こうと思っています。
自分自身も良い機会と捉えて、
毎年向上して行こうと思います。
「はひふへほ」の笑い顔とは、
口をハッキリ開けて、
「はひふへほ」と発音すると、
自然に笑い顔になっている。
その「笑い顔」を描こう、
そうしてついでに幸せになって、
健康にもなってしまおう!
そういう欲張りな授業案です(笑)。
その案は間に合いませんでしたので、
また回を改めて掲載したいと思います。
※その指導案を11月20日(金)、
改めて追加掲載しました。
ご覧頂き、
何か不備な点などありましたら、
ご教示頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
※※※※※※※※※※※※※※「指導案」※※※※※※※※※※※※※※※※
①「塊」でアタリを取る
いつも通り十字線を取り、
構図を取っていきます。
今回は「鏡」を見るため、
「指四角」は使えません。
そこで、より「アタリ」を重視します。
この「アタリ」は輪郭線よりも、
「塊(カタマリ)」で取られた方が、
量によって形を増減でき、
修正が容易です。
この絵も次項②の段階前に、
構図を少し「塊」で右に移動しました。
②明暗関係を決める
人物画は興味が特に、
「目、鼻、口」と行きがちです。
そういう細部に入る前に、
ぐっと踏み留まって、
画面全体の「明暗の相対関係」が、
正しくなるように塗り分けていきます。
例えば「暗い髪」が「明るい肌」より、
逆に明るい状態は望ましくありません。
描画上、一時そうなったとしても、
すぐに相対的な明暗関係の正しさを、
回復させます。
③塊を細分化して行く
②と③を見比べて頂くと、
良くお解り頂けると思うのですが、
大づかみした「塊」を、
徐々に細分化していく行程により、
細部、例えば「髪の流れ」などを、
捉えていきます。
料理でカボチャを2等分してから更に、
食べられる大きさに小割りするように、
デッサンも「大きな捉え」から、
「小さな捉え」へと移行していきます。
常に全体を見て判断してください。
(白板に参考図あり。)
④完成
明暗にメリハリを付け完成としました。
前述の通り「塊」を細分化して、
細部を作っていきますから、
基本的に時間を掛ければ掛けるほど、
どんどん細かく描いていけます。
持ち時間によって細かさを決定し、
全体の調和を失わず描いて下さい。
全体の調和を維持する事により、
どの段階であれ要所を他の箇所より、
より密に描き込む事で完成と出来ます。
胸から下は、ぼかして省略しました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・・・でした。
よろしくお願い致します。
タグ:アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 ART IWASAKI, Nagi AgoraGallery Matrix of the Mind デッサン 人物画 自画像 西区民センター デッサン講座 川田画廊 岩崎ナギ個展 artwork dessin watercolor paysage landscape AgoraGalleryRepresentationArtist アゴラギャラリー選抜作家 アートマインドットコム http://www.artmine.com/default.aspx ナギ作品WEBページ Nagi's picuter web page http://www.art-mine.com/artistpage/iwasaki_nagi.aspx
おそろしくリアルですね。 ^^;
髪の表現は、素晴らしいと思います。
by よしあき・ギャラリー (2009-11-15 07:00)
なぎさんのイラスト面白いですね
このイラストをシールにしても面白いかも
by 差注すたい (2009-11-15 07:47)
完成? ですか
大変失礼かとは思いますが
先生にしては、描き足りない?
深みが・・・
すみません ^^;
by よしあき・ギャラリー (2009-11-15 08:32)
「ほ」の顔が好きです♪
欲張り(笑)、プラスアルファの授業ですね。
そうでなくっちゃ!ナギさんの授業っぽいです(笑)
by ぶぅ (2009-11-15 14:48)
見事ですね!
明るく光っているところ、髪の毛、鼻のところなど、
それから首の影のところなど、きっと写真よりリアル
ではないですか!
指導案を見せて頂いてから、自分も描いてみようと
思います。
by カズノコ (2009-11-16 00:58)
よしあき・ギャラリーさん→ありがとうございます。
髪は天然パーマなのでこのままですね(笑)。
描き込みが足りないですか?
今回は波長が合わなくて残念です。
人物画の肉体表現は描き込みよりも、
光と柔らかさを活かすため、
H系の鉛筆は使用していません。
これはこういう表現だと思います。
by 岩崎ナギ (2009-11-17 05:08)
差注すたいさん→そうですか、
ありがとうございます。
シールは貼る場所を選びますね(笑)。
by 岩崎ナギ (2009-11-17 05:08)
ぶぅさん→ありがとうございます。
これはレクの時に使用したカードですね。
デッサン講座の方にも、
ほぼそのまま使用できます。
雰囲気作りに良いかなと思います。
by 岩崎ナギ (2009-11-17 05:09)
カズノコさん→ありがとうございます。
人物は特に光を大事に仕上げています。
リアルさはともかくどういう人間かは、
表れていますね。
カズノコさんも描かれるんですか、
楽しみですね。
指導案はまた本記事を更新する形で、
付け足したいと思います。
よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2009-11-17 05:09)
人物画は、光と柔らかさ、
なるほど、風景、静物しか描かない者にとっては、新たな知識です。
失礼いたしました。お詫びいたします。
by よしあき・ギャラリー (2009-11-17 06:27)
よしあき・ギャラリーさん→絵を描くときの考え方は、
人によって様々です。
公募展でも自分の気に入らない作品が、
通っていたりするのも、
観点の違いです。
礼儀に適っている限りは、
お詫びして頂くような事はありません。
自分自身の向上は絶えず行いつつも、
人間倫理に、もとらない限り、
多様な観点を認めることも、
自身の制作への還元が、
大きい事かと思います。
by 岩崎ナギ (2009-11-20 05:46)
~追加の指導案について~
よく理解できますし、何も問題ありません。
親切・丁寧に書かれているので、生徒さんに
きっと喜ばれると思います。
by カズノコ (2009-11-20 22:56)
カズノコさん→ありがとうございます。
いつも丁寧にご覧頂けるので、
とても助かっています。
カズノコさんに点検して頂くと、
安心してお出しできます。
by 岩崎ナギ (2009-11-21 05:06)