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デッサン完成「パン+飲料」 [デッサン(Dessin)]

004・デッサン完成「パン+飲料」・510.jpg

ナギによる一個のパンと一本のビール。
ところで私は死を免れないただの人間であり、
人狼や吸血鬼ましてや天使ではありません。
しかし私は当たり前の生活の中の秘密を探る事は、
強く求めているのです。

A bread and a bottle of beer. By Nagi.
By the way I'm just a mortal.
Not a werewolf nor a vampire much less an angel.
But I do want to seek the secret of our usual life.

神戸市・西区民センター「デッサン講座」用、
芦屋市・青少年センター用に、
「パン+飲料」を描きました。
更新日が一日遅れて済みません!

ビールは何回か使った「コロナ」ですね。
パンは芦屋市・青少年センターに行く途中、
手作りパンを露台で売っていたのを購入。
素朴な味で割合美味しかったです。

今回は光を感じながら、
日常生活が内在する秘密を丁寧に探しました。

なお神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
芦屋市・青少年センターとも、
10月8日開講の秋季講座生を募集中です。
ご興味のある方はよろしくお願い致します。
(お問い合わせはそれぞれの館にお願い致します。)

では以下指導案です、
よろしくお願い致します。

+++++++++++++++++++

001・題材の向き.JPG

1・題材の向き

描画する題材を配置する時に、
基本的には題材の正面となる方向や、
長手方向を画面の中心に向かうよう、
配置します。

絵の力が画面の外へ逃げるのを、
防ぐのが目的です。

ただ絵の主題として外に向ける方が、
相応しい場合もあり得ます。

002・影は2種類の線で.jpg

2・影は2種類の線に絞る

卓上デッサンの場合は題材以外を、
省略して描く事が多いです。

具体的には題材を載せた机や背景は、
たいてい省略されます。

ただ影は題材と設置面との関係が、
どうなっているかを示す手がかりで、
省略されない場合が多いです。

しかしこの場合も題材が「主役」で、
影は「脇役」ですから、
主役を目立たせるため、
設置面(机)を表す「平行の線」と、
影を流したい方向の「斜めの線」の、
2種類に絞った方が良いでしょう。

003・省略した補助線.JPG

3・省略した補助線

楕円を描くための補助線は、
回転体の授業で学習しました。

また補助線はあくまで補助であり、
題材をある程度描写してから、
文字通り補助的に使うべきであると、
お伝えしました。

これは補助線に頼るあまり、
形状の比率が狂ったまま描いたり、
構図上の位置取りは良くないのに、
そのまま描く事を防ぐ目的でした。

しかし描いてから補助線を引く事は、
描写を補助線で損なう可能性もあり、
これを防ぐため題材の描写の外側に、
「ヒゲ」状の省略した補助線を引き、
題材内部の描写に干渉させない事で、
補助線の機能と描写の保全を、
両立させる事が可能となります。

004・デッサン完成「パン+飲料」・510.jpg

4・存在に迫って完成

もう当講座で描くデッサンも、
これを含めて僅かに2枚。

いつもお伝えする事ではありますが、
描く事に慣れたり倦んだりせず、
初心どおり真摯に観察して、
題材の存在に迫るような、
作品としての完成を目指します。

+++++++++++++++++++

・・・です。

次の更新は8月26日(月)を予定しています。
(※8月27日(火)に延期します・済みません!)
よろしくお願い致します。
タグ:パン ビール bread beer アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=424
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デッサン完成「スイカ+皿」 [デッサン(Dessin)]

003・デッサン完成「スイカ」・510.jpg

題・スイカ+皿
作者・岩崎ナギ
技法・色鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ) F6号

Title / A Watermelon + A Dish
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin
Size / 16.4"×12.7"

○神戸市・西区民センター「デッサン講座用」、
芦屋市・青少年センター用に、
「スイカ+皿」を描きました。

このスイカを買った次の日は、
お盆で田舎に行ったりで、
描き終えた時にはすっかり痛んで、
食べられなくなっていました(笑)。。。
美味しそうなスイカだったのに。

包装の仕方とか中々良いですね。
それを活かすように構図を取りました。

皿は家に碌なものが無くて、
課題に「皿」と付け加えた事を後悔しました(笑)。
木の方形の皿がかろうじてあったので、
それでお茶を濁した次第です。

では以下指導案です、
よろしくお願い致します。

+++++++++++++++++++

001・十字線を大事に.JPG

1・改めて十字線を考える

画面に十字線を引くのは一番の基本。
しかし描く事に良くない意味で慣れ、
いつの間にか引かなくなったり、
ただ機械的に引き利用しなかったり、
十字線を疎かに扱っていませんか?

十字線の意味は構図の真ん中を知り、
頭の中で想像した構図が意図通りに、
画面に再現できるか確認する事です。

構図の真ん中をどこに設定するかで、
8割ぐらいは絵の成否が決まります。
技術的に上達すればするほど、
時間さえあれば達者に描写できます。
だからこそ改めて十字線を考え、
単に達者な絵からの脱皮を志します。

002・透明物の描き方.JPG

2・透明物は足し引きして描く

ラッピングなどのナイロン製品は、
一見すると消しゴム、練り消し等で、
土台として描いた題材の上から、
光を取って行けば解決しそうですし、
実際に基本的にはそうです。

ただ全部描いてしまってから、
光を取り直すと位置や明度が、
不正確になりやすく土台部分を、
壊してしまう可能性もありますので、
ある程度はナイロンの折れ曲がりや、
光の輝き等を足し引きしながら、
土台となる題材(スイカ)を、
主役としてシッカリ描いて行きます。

同時に「ある程度」と表現したのは、
ナイロンの輝き等は脇役でもあり、
主役スイカの描込みと釣合いを見て、
どの程度描く必要があるか、
判断する必要があるからです。

003・デッサン完成「スイカ」・510.jpg

3・文字は「それらしく」描く

値札などの文字は全部書くとすると、
時間が足りず必要性も薄いので、
主要な所のみしっかり描いて、
後は「それらしく」描き済ませます。

「それらしく」とは何行もの文字を、
一文字ずつ書くのは無理としても、
その部分の描写を単なる棒線のみで、
代用するのも物足りないですから、
棒線なら棒線を引いた後で、
文字の形をある程度追い、
消しゴムで棒線に抑揚を付けたり、
鉛筆で描き足す事を指しています。

また大事な事は1度で描かず、
他の場所も配分良く描きながら、
何度かに分けて描く事が大切です。

もちろん時間が許し必要性があれば、
文字を全部描かれるのも結構です。

+++++++++++++++++++

・・・です。

次の更新は8月19日(月)を予定しています。
よろしくお願い致します。
タグ:スイカ watermelon アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php? l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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風景デッサン完成「オーケストラ」 [デッサン(Dessin)]

003・デッサン完成・オーケストラ・510.jpg

題・オーケストラ
作者・岩崎ナギ
技法・色鉛筆デッサン
大きさ・455×530(ミリ) F10号

Title / Orchestra
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin
Size / 18"×21"

○神戸市・西区民センター「デッサン講座用」、
芦屋市・青少年センター用に、
風景画デッサン「オーケストラ」を描きました。

風景画はいつも作例を作るのが、
頭が痛いです。
やっぱり最初から写真で描いたりは出来ないし、
自分の特質として描くのに時間も掛かります。

今回は「松風を伴奏に楽器の練習に没入する人」という、
主題を明確に設ける事によって方向性を確保し、
何とか風景画課題を乗り切る事ができました。
ほっとしました。
いつもありがとうございます!

では以下指導案です。
ご意見よろしくお願い致します。

001・まず大きな骨組み(主旋律)を捉える.JPG

1・大きな骨組みから考える

風景の構図を考える時は、
画面の構成を決定付けるような、
大きな骨組みとなる題材から、
配置を決定します。

主題としたい題材の配置が、
思ったように決まらないと、
細部の配置が先行しても、
納得できる構図が得難いです。

この場合は音楽を奏でる人と、
松の巨樹を骨組みとしました。

002・細部(伴奏)を付け加える.JPG

2・細部は動かしても良い

大きな骨組みが決まったら、
細部のあり方を決定して行き、
構図をより良く改善します。

大きな骨組みが一番大切ですから、
細い木の生え方などの細部は、
画面の中で動かしたり省いたり、
作者の意図に従って構成します。

見る風景を全て描くのは難しく、
またその必要性も薄いです。
取捨選択しながら描き込みます。

003・デッサン完成・オーケストラ・510.jpg

3・主題を明確にして完成

風景画を描くに際して、
明文化できないまでも、
何かしら「主題」を決定されると、
どういう方向性で描いていくのか、
作者自身の判断基準が持てます。

作例の場合は・・・
「松風を伴奏に楽器の練習に没入する人」、
を主題としました。
画題は「オーケストラ」です。

松の枝の影が複雑に落ち、揺らぎ、
松風を暗示しそれが伴奏となるような、
主題と画題に沿った描写とする事で、
絵の方向性を作って行きました。

+++++++++++++++++

・・・でした。

ところで毎年「体育の日」に行って、
定員50名を超える申し込みがあり、
ご好評を頂いていた「似顔絵」ですが、
今年は西区民センターの判断で、
残念ながら行わない事になりました。

2012「似顔絵」福祉フェア・510.jpg

理由をお訊きすると、
『デッサン講座の宣伝につながっていないから。』
という利益上の理由でした。

確かに似顔絵の希望者はお子さんが多く、
デッサン講座の顧客対象とはならないですが、
非常に好評であったのに、
そういう理由だけを以て、
中止とするのはとても残念な事です。

また民主党政権末の2012年後半から、
低迷した経済の影響を受け、
特にサラリーマン層の方の
申し込み人数が低迷していたため、
夜講座が打ち切りになりましたが、
これも自民党政権になるまで待てば、
回復していったのでは?と思います。
民主党には徹頭徹尾反対を貫いていただけに、
とても残念です。

そして自民党政権復活後は、
残った朝と昼講座の内、
人数が減りかけていた昼も、
無事に増えだしてホッとしていたのですが、
これも「デッサンと色鉛筆画」という、
講座に替えるとの事。

担当するのは私、岩崎ナギですし、
色鉛筆自体は水彩と原理は同じで、
苦手ではありませんから、
技法的には問題はありませんが、
再び増加傾向にある講座を、
何故転換するのか疑問が残ります。
もし転換して新講座に人が集まらなかったら、
どうなるのか?

『13名ではまだ少ない18名は欲しい』
との事を伝えられ、
10名を切る人数で長年やっている講座も多い中、
18名はギュウギュウの25名定員でも7割、
20名なら9割です。

さすがに10名超で閉講というのは聞いた事がないので、
神戸文化振興財団の本体にお訊きした所、
最初の開講ではやはり人数が減っても、
閉講は難しいとの見解。

それで当面だけは、
少なくとも良いかなと思っていると、
今回の似顔絵中止です。

西区民センターもデッサン講座を採択して頂いた、
前館長が退職され、
新たな館長に替わられてから、
こういう時によくあるように、
前体制で出来たものを潰し、
自己体制の中で新たな企画を打ち出されたいようで、
とても心配しています。

デッサン講座関連のものは、
潰そうとされているのかな?
と不安になっています。
あるいはこれもよくあるように、
すでに別の方と新講座を作る約束が出来ていて、
デッサン講座が思ったよりも衰退しないので、
こういう無理な手段も出てくるのかも知れません。

まだ朝講座は非常に健全な状態ですので、
何とか頑張って維持して行き、
「色鉛筆」主体となる昼講座も、
頑張って盛り上げて行きたいと思います。

無くなった西区民センター夜講座の替わりに立ち上げた、
芦屋青少年センターのデッサン講座も、
ようやく本当に少しずつ人が増えてきましたので、
不安は色々ありませんが、
また頑張りたいと思います。

次の更新は7月29日(月)を予定しています。
よろしくお願い致します。
タグ:オーケストラ orchestra アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php? l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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デッサン完成「ラジオ」再び彼に歌わしめよ幸せの歌(No.2) [デッサン(Dessin)]

04・デッサン完成「ラジオ」・510.jpg

題・「ラジオ」再び彼に歌わしめよ幸せの歌(No.2)
作者・岩崎ナギ
技法・色鉛筆デッサン
大きさ・410×318(ミリ) F6号

Title / "Radio" : Let him sing the happy song again (No. 2).
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin
Size / 16.4"×12.7"

○神戸市・西区民センター「デッサン講座用」、
芦屋市・青少年センター用に「ラジオ」のデッサンを描きました。

手で掲げて主題を、
「ラジオ」再び彼に歌わしめよ幸せの歌、
にするのは2回目です。

1回目は横位置で描きましたが、
今回は縦位置です。

手で持って描くと、
片手が使えないだけで、
物凄く大変でした。

志を曲げず、
また頑張って行きたいと思います。
では以下指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。

01・アタリ重視.JPG

1・アタリを重視

複雑な形態ほど「アタリ」を重視します。

つい細部から描いてしまいがちですが、
全体を大まかに捉える段階を経ないと、
一例としては穴の数が足りなくなったり、
却って細部が破綻しがちです。

まずは大きな塊で捉える事を重視します。

02・穴の位置を決める-1.JPG

2・補助線を引く

軽い筆致で大体の関係性が捉えられれば、
例えば多数穴が開いている形状でも、
四隅の穴の位置を決める事は、
比較的容易です。

その四隅の穴を補助線で結び、
更に四隅の点同士を対角線で結ぶと、
囲まれた矩形の「真ん中」が判ります。

真ん中を通ってタテ・ヨコとも、
対辺の平均の角度の補助線を引けば、
矩形を4分割できます。

これを繰り返し必要なだけ分割した、
補助線を得ます。

03・穴の位置を決める-2.JPG

3・穴の位置を決める

補助線と補助線の交差する位置に、
穴を空けていきます。

この時に注意したい事は、
「補助線は補助に過ぎない」訳ですから、
穴を打つ位置の「参考」にしながらも、
必ず実際の観察を伴って、
補助線が示す位置よりも更に、
向上した位置関係を求めていきます。

04・デッサン完成「ラジオ」・510.jpg

4・しっかり黒く塗って完成

現代の家電は彩りが豊かで、
必ずしも「白・黒」といった、
決まりきった色ではありません。

それでも音響機器の定番は未だに黒です。
特に女性などは筆圧が弱くこの黒を、
しっかりと再現できない例も多いです。

鉛筆の発色を最も良くするには、
芯が90度で紙に当たる必要があります。
描画段階が進み位置関係が明確になれば、
必要と思われる所は芯を直角に当てて、
紙の目が潰れるまで塗り込み完成します。

+++++++++++++++++

・・・でした。
いつもありがとうございます。

次の更新は7月23日(月)を予定しています。
よろしくお願い致します。
タグ:アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition ラジオ Radio http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15]
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色鉛筆デッサン完成「インパチェンス」 [デッサン(Dessin)]

005・色鉛筆完成「花」・510.jpg

題・「インパチェンス」
作者・岩崎ナギ
技法・色鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ) F6号
花言葉・強い個性

Title / "Impatiens"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Colored Pencil
Size / 12.7"×16.4"
Flower language / Strong individuality

○神戸市・西区民センター「デッサン講座用」、
芦屋市・青少年センター用に「花」のデッサンを描きました。

指導案自体は前回の色鉛筆の時と、
ほぼ同じなので省略します。

これが何の花か、
買って帰る前にメモせず、
領収書にも書いていなかったので、
しばらく判らなかったのですが、
生徒さんの一人が「インパチェンスじゃないですか?」
と教えてくださいました。

ところで「Impatiens」ですが、
忍耐強い事を表す「patient」に、
「im」と否定の接頭辞がついていますので
(語尾はラテン語ですので若干違いますが)、
「我慢できない」という意味になり、
そこから花言葉の短気や「強い個性」が、
生まれてきたそうです。

「短気」か「強い個性」か、
物は言いようなので、
「強い個性」としておきました(笑)。

また頑張って行きたいと思います。

では次回はスグですが、
7月7日(日)に更新予定です。
よろしくお願い致します。
タグ:インパチェンス Impatiens アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター he New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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デッサン完成「私の手」 [デッサン(Dessin)]

003・デッサン完成「私の手」・510.jpg

題・私の手「拓くために」
作者・岩崎ナギ
技法・紙に鉛筆
大きさ・318×410(ミリ)F6号

Title / My Hand "To Pioneer"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Pencil on Paper
Size / 12.7"×16.4"

神戸市・西区民センター
芦屋市・芦屋青少年センター
デッサン講座用に、
「私の手」を描きました。

両手を憶えて描くのは、
いつも難しいものです。
でもとても良い練習になっています。
ぜひ試してみて下さいね。

なお同、神戸市・西区民センターでは、
「デッサン講座展」を1階ギャラリーを使い、
6月4日(火)~11日(火)まで開きます。

生徒さんの力作はもちろんの事、
岩崎ナギも「プレンティ西神中央」、
「西神中央橋」と21世紀回顧録の中でも、
西神中央にゆかりのある、
入賞、入選、作品を展示いたします。

普段は9時~18時までですが、
最終日は13時までですので、
ご注意ください。
お近くの方はご高覧よろしくお願い致します。

では以下指導案です。
ご意見よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

001・背景を塗る.JPG

1・背景を塗る

手のように明度の明るいものは、
背景を塗っていく方法もあります。

但し無闇矢鱈に手の形だけを残して、
塗り込んでしまうのでは無く、
やはりシッカリ観察しながら、
背景にも強弱を付け塗って行きます。

題材の明度が明るい部分の隣は暗く、
明度が暗い部分の隣の背景は明るく、
するのが基本です。

しかし題材の本当に暗い部分などは、
背景の暗い部分と境目を作る事無く、
影の中に埋没させる場合もあります。

それは夜の闇の中に手を出した時、
どこからが闇でどこからが手なのか、
描分け難く描分ける必要も無いのと、
同じ事なのです。

002・消さずに直す.JPG

2・消しゴムで形を直す

指の位置や大きさが違うとき、
輪郭線のみを用い直すのは困難です。
少しの線の位置の違いでも、
何度も描き直す必要があるからです。

輪郭線は対象を手早く伝える目的の、
人類の発明品で現実にはありません。
線に見えるものも幅を持つ陰影です。

指を輪郭で一本一々描く必要は無く、
ある程度の幅や量の影を塗っておき、
消しゴムで分量と明度を調節します。

この消しゴムを使い調節する方法と、
鉛筆で塗り増す方法を併行して用い、
描画段階を上げて行きます。

003・デッサン完成「私の手」・510.jpg

3・完成

完成しました。

最終的に血管なども描いていますが、
描きに行くというよりは、
明るいから塗り残した、
または消しゴムで後から明るくした、
という描画の自然な推移の中で、
生み出される表現の方が、
自然で無理が無いかも知れません。

題材に対して「このようなものだ」、
という固定観念を持つ事無く、
ひたむきな観察に基づいて、
その時々に応じた表現を求めます。

+++++++++++++++++++++++++

・・・以上です。

まだ発表すべき事が幾つか溜まっているので、
次回は6月5日(水)に、
更新予定です。
また明後日です、すぐですね。

では!
タグ:アゼルバイジャン Azerbaijan アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター 手 Hand The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp  第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php? l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php? cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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デッサン完成「大笑いの自画像」 [デッサン(Dessin)]

003・デッサン完成「大笑いの肖像画」・510.jpg

題・「自画像」
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆
大きさ・318×410(ミリ)6号F

Title / "Self Portrait"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Pencil
Size / 12.7"×16.4"

○神戸市・西区民センター
芦屋市・芦屋青少年センター
デッサン講座用に、
「自画像」を描きました。

美化してなさ過ぎて笑えます(笑)。。。
かなり下に鏡があるので、
何か顔も長いですしね。

ともあれ現在「笑ってる」自画像を描くと、
こんな感じです。
受け入れたく思います。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

001・面で見る.jpg

1・基本形態の応用

肖像は目、鼻、口と行きがちですが、
これまでにお伝えした基本形体、
球、円柱、立方体、の影の付き方が、
応用できないか探って行きいます。

全体を捉えてから細分化する方が、
結果的に上手く行きやすいからです。

頭は角を丸めた立方体のような形。
光が当たっている左側面を明るく、
右側面を暗く大雑把に塗り分けます。

瞼は球の影の付き方の応用、
鼻の頭や顎、頬なんかもそうですね。
3分の2くらいの所が一番暗いです。

もちろん人間の顔ですから、
基本形態を応用した陰影だけでなく、
それぞれの顔に即した感覚的な線も、
配分良く引いていきます。

理性と感覚による線を併せ持つ事で、
効率を上げつつ心情にも迫ります。

002・図と地で考える・原図デッサン.jpg

002・図と地で考える・人物「図」.jpg

002・図と地で考える・人物「地」.jpg

2・図と地

図像の主要な部分を「図」、
そうでない部分を「地」と呼びます。

肖像画では顔の部分を「図」と見て、
背景を「地」としがちですが、
「図時反転」させた視点を併せ持つと、
構図や形の良否を判断しやすいです。

例えば今回の作例では、
普段「地」と見ている背景の部分を、
別の紙で黒塗りして「図」とし、
「図」だった顔は白抜きで「地」とし、
「図時反転」して確認して見る事で、
前段階で傾き過ぎていた顔の傾斜を、
適切な傾きに修正できました。

003・デッサン完成「大笑いの肖像画」・510.jpg

3・完成

完成しました。

最初の項目で、
「理性と感覚による線を併せ持つ」
事の大切さをお伝えしました。

「目の形」や「口の開き」等で言えば、
今までの「思い込み」から単純な形、
目ならグルッと「丸」で囲んだり、
口は一本の線で「への字」にしたり、
感覚によって良く観察されない線を、
うかつに引かない事が大切です。

ここは感覚を鋭く保ち良く観察して、
「目じりは一旦下がってまた上がる」
「口の端は鋭角でなく丸まっている」
など「人の顔ってそうだなぁ!」と、
心情に訴える線を引いて完成します。

+++++++++++++++++++++++++

・・・以上です。
いつもありがとうございます。

発表すべき事が幾つか溜まっているので、
次回は5月29日(水)に、
更新予定です。
明後日ですね、すぐです。

バタバタしていますが、
5月19日(土)、
入選していた「アートムーブ」展、
行って来ました。

先年の大賞を取られ、
個展を開催されていた、
渡邉俊行さんの作品が、
実際に拝見するととても良かったです。
印刷や写真では解らない、
凄い凹凸が面白いんですね。

今年の大賞は正直、
あんまりよく解らない作品でした(笑)。

岩崎ナギ自身の展示はこんな感じでした。

2013年アートムーブ「西神中央橋+ナギ」・510.jpg

「江之子島文化芸術創造センター」は、
こんな感じです。

江之子島文化芸術創造センター「ナギ撮影」2013・510.jpg

21世紀回顧録「西神中央橋」の記事にも、
同じ写真を追加しておきます。

またよろしくお願い致します。
では!
タグ:アゼルバイジャン Azerbaijan アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 オランジーナーナ りんご The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp  第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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デッサン完成「オランジーナーナ+りんご」 [デッサン(Dessin)]

003・デッサン完成「オレンジーナ+りんご」・510.jpg

題・オランジーナーナ+りんご
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・535×380(ミリ)

Title / ORANGINA + Aplle
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Drawing by Pencil
Size / 21"×15"

神戸市・西区民センター
芦屋市・芦屋青少年センター
「デッサン講座」用の課題制作です。

「回転体」の描き方、
「球」の陰影の付け方、
を学ぶための課題としています。

「りんご」に付いては指導案中、
あまり触れませんでしたが、
何度描いても面白いものです。

では以下「指導案」です。
よろしくお願い致します。

+++++++++++++++++++++++++

001・補助線を引く・510.jpg

1・補助線を入れる

規則性を持つ形態に補助線を入れ、
正確に描く助けとします。

回転体の場合はまず中心に、
垂直の補助線を入れます。

画面の端から測定棒などで、
等間隔を測り点を打ちつなげます。

直角に交わる平行の補助線は、
太さが変化する箇所などに引き、
楕円を描く助けとします。

作例では底は円ではありませんが、
脚状になっている底部の形態が、
補助線を用い引いた内接円の中に、
収まっている事を見抜いて下さい。
 
002・裏側も描く・510.jpg

2・要所を先行させる

りんごで言えば「へた」。
ビンで言えば「ふた」「底」。

題材の始まる所と終わる所、
力が集中する所、特色を表す所、
それらが「要所」です。

全体的に描画する中にも少しだけ、
「要所」を先行させて描く事で、
絵に取り組む気持ちの高揚に努め、
高い集中を維持する助けとします。

003・デッサン完成「オレンジーナ+りんご」・510.jpg

3・完成

完成しました。

透明度を持つビンは、
描き込めばますます面白味の出る、
ある意味では描き易い題材です。

留意すべき事としては、
透明なビンは表側だけではなく、
反対側も見えていますから、
その透けている裏側に即した線、
具体的には表とは逆の円弧の線を、
観察しながら引いて行く事で、
絵の現実味を増す事が出来ます。

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・・・以上です。
いつもありがとうございます。

次回は5月24日(金)に、
更新予定です。

よろしくお願い致します。
では!
タグ:ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 オランジーナーナ りんご The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 アゼルバイジャン Azerbaijan アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp  第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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デッサン「お菓子箱+紙飛行機」完成 [デッサン(Dessin)]

04・デッサン完成「おかし箱+紙飛行機」・510.jpg

題・「お菓子箱+紙飛行機」
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ)

Title / "A box of sweets & An airplane of paper"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Drawing by Pencil
Size / 13"×16"

◎神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
および「芦屋青少年センター」デッサン講座用に、
描いたデッサンと指導案です。

定番の(?)紙飛行機と箱ですが、
地味で形の狂いが判り易く、
却って難しいです。

でもそれが面白く描けると、
自分なりに消化し昇華し、
絵に仕立てて行けると、
それが換言すれば、
「絵の喜びを本当に知る」
という事ではないでしょうか?

描き映えのする派手なものを描く、
それも良いけれど、
例えて言うならそれは「パック・ツアー」。
自分の足で歩く旅の喜びを、
本当に知る事はできない。

どのように組み、
どのように捉え、
どのように描くか、
知の探求が、
絵の面白味の一側面です。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

+++++++++++++++++++++++++

01・塗って把握する.JPG

1・先端の方向性

構図には様々な考え方があり、
必ず正解という構図はありません。

ただ成功率の高い題材の置き方や、
構図の基本はあります。

その基本の一つに、
「題材の先端は画面の内側に向ける」
というものがあります。

これは先端を持つ紙飛行機のような、
強い方向性がある題材を、
画面外に向けてしまうと、
絵の力も外に逃げがちであり、
それを防ぐため基本となっています。

ただこれは前述通り基本であり、
必ずしも正解ではないので、
他の題材や空間との関係性を見て、
判断していきます。
 
02・柄は最初から.JPG

2・柄は最初から

菓子箱などの柄、文字、などは、
始めから少しずつ描いて行きます。

ついつい強い筆圧で「ガリッ!」と、
描いてしまいがちですが、
「3段階」設定する事にします。

「1段階目」は他の陰影と同時に、
「軽く、薄く」描いて行きます。
まだ不正確な位置でも大丈夫です。

「2段階目」は必ず他の箇所を描き、
全体を進めた後に着手します。
1段階目に描いたものは、
アタリ程度に考え大胆に修正します。

「3段階目」も必ず全体を進めて、
その後に微調整し完成します。
全体のあり方が変われば、
細部が変わるのは必然だからです。

03・厚みを捉える.JPG

3・厚みを捉える

紙など薄いものであっても、
「折り目」の所には必ず、
「厚み」があります。

また金属やプラスチックでも、
怪我防止などのために、
「角丸め」や「面取り」が、
ほとんどの場合なされています。

この僅(わず)かな面を描く事が、
工業製品を描くコツの一つです。

面が明るい場合は塗り残したり、
角が尖った消しゴムで明るくし、
暗い場合は塗り足します。

04・デッサン完成「おかし箱+紙飛行機」・510.jpg

4・全体を捉え直し完成

完成しました。

デッサンは進行するに従って、
全体的な捉えから細部の微調整へと、
段階が進んで来る訳ですが、
完成直前になると逆にまた、
大きな捉えをし直す方が、
一枚の絵に力を与える事が多いです。

具体的には箱は3面見えていますが、
どの面が一番明るく、また暗いか、
かつ面の中で明暗はどう変化するか、
柄などの細部の変化を超えて、
大きく捉え直す事で細分化した絵を、
一枚にまとめ完成します。

+++++++++++++++++++++++++

・・・以上です。
お読み頂きありがとうございます。

次回は5月17日(金)に、
更新予定です。

よろしくお願い致します。
では!
タグ:https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp  第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.phpl=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent アゼルバイジャン Azerbaijan アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin
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デッサン「竹の子 」完成 [デッサン(Dessin)]

デッサン完成「竹の子」・510.jpg

題・竹の子
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・318×410(ミリ)

Title / bamboo shoot
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Drawing by Pencil
Size / 13"×16"

◎神戸市・西区民センター「デッサン講座」
および「芦屋青少年センター」デッサン講座用に、
描いたデッサンと指導案です。

竹の子の季節には少し早い、
4月11日に描きましたので、
やや小ぶりの竹の子となっています。

竹の子は鉛筆で「塗る」という行為が、
どうしても必要になってくるためか、
デッサン習得の初期の段階で描かれると、
洒落ではありませんが「伸びる」方が多いので、
課題として選んでいます。

では以下「指導案」です。
よろしくお願い致します。

+++++++++++++++++++++++++

001・長手方向から取る.jpg

1・大まかな構造を捉える

細部が変化に富む竹の子などは、
つい細部から描きたくなりますが、
まず大まかな構造を捉えてから、
細部に移行するようにします。

最初から細部を捉えると位置関係や、
一枚の絵としての統合性が、
破綻しやすいためです。

具体的には竹の子は円錐として捉え、
上から3分の2を最も暗く描きます。

この時「長手方向」から線を引き、
題材の主要な方向をまず重視します。
 
002・短手方向を絡める.jpg

2・短手方向を絡める

長手方向の対義語は短手方向です。
「みじかてほうこう」と読みます。

長手方向に線を入れた後、
短手方向に線を絡めて行きます。

具体的には竹の子を円錐として捉え、
丸みを出すような線を加えます。

但し大まかに円錐として見た時も、
やはり自然物ですから、
機械的に線を引く訳ではなく、
段階的に皮の付き方や面の凸凹にも、
注意を払いつつ線を引いて行きます。

003・抑揚を付けた線.jpg

3・抑揚を持った線

機械的に線を入れない事については、
皮の筋についても同じ事が言えます。

竹の子の皮には筋があるという事で、
観察せず線を引く方がおられますが、
線と見えるものも実は陰影ですから、
濃く見える所と薄く見える所があり、
間隔にも微妙な変化があります。

鉛筆の筆圧を変化させて抑揚を付け、
観察によって線の位置にも留意し、
題材と対話しながら描き進めます。

デッサン完成「竹の子」・510.jpg

4・完成

完成しました。

今回着目して頂きたいのは影です。
題材(竹の子)と設置面が、
接する所は題材のすぐ横に影が付き、
設置面と離れている先端の芽などは、
離れた所に影が付きます。

影の付き方に依って設置面との、
位置関係が示されているのです。

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・・・以上です。
お読み頂きありがとうございます。

次回は4月26日(金)に、
更新予定です。

よろしくお願い致します。
では!
タグ:アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 www.bolda.jp  第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 ホームズスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アゼルバイジャン Azerbaijan アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423
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