ハコ額「コマツシマ・スター号」(水彩版) [風景画(Landscape)]
21世紀回顧録「コマツシマ・スター号」
(川崎造船・神戸工場)」/水彩版
作者・岩崎ナギ
技法・透明水彩
大きさ・H230×W318×D50 (ミリ・額装含む)
The 21st century memoirs
"KOMATSUSHIMA STAR"
(Kawasaki Shipbuilding corp. / Kobe Shipyard) / Watercolor Version
artist/ IWASAKI, Nagi
technique/ watercolor
size/H 9.2×W12.68×D2 (inch / The BOX)
※「デッサン版」もあります。
*There is a "dessin version".
○「コマツシマ・スター号」の水彩版に、
「ハコ額」額装しました。
デッサン版と同じく生地の額です。
船との印象の繋がりで選んでみました。
デッサン版と組み合わせると、
空間がシャン!とする感じ。
背景となる物語については、
コチラをお読み下さい。
これも「リーフ3周年展」に出しますよ。
今7月7日からの同展に向けて、
最後の追い込みですね。
「JAZZ」の着彩版も急いでます。
けど、手を抜かずに行きますよ。
ではまた明日!
タグ:アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 ART IWASAKI, Nagi AgoraGallery 水彩 水彩画 人物画 風景画 21世紀回顧録 watercolor portrait paysage artwork The 21st century memoirs dessin Gallery葉Kobe GalleryLeafKobe リーフ3周年展 神戸ビエンナーレ2009協賛事業 KOBE Biennale 2009 コマツシマスター KOMATSUSHIMA STAR 川崎造船 神戸工場 Kawasaki Shipbuilding Corporation Kobe Shipyard
着彩完成「コマツシマ・スター号」 [風景画(Landscape)]
21世紀回顧録
「コマツシマ・スター号」
(川崎造船・神戸工場)/水彩版
The 21st century memoirs
"KOMATSUSHIMA STAR"
(Kawasaki Shipbuilding corp. / Kobe Shipyard) / Watercolor Version
「コマツシマ・スター号」、
着彩完成しました。
海は最後に実際に見に行きましたね。
それで少し自然な感じになりました。
でも外で描くって言うのは辛いです。
ジリッと照りつける日射し。
服の中を汗が流れ、
仕舞いに痒(かゆ)くなってくる。
これは地獄です。
人前だから掻(か)くに掻けない。
陽光は照りまさるばかり。
苦しみ抜いて描き上げましたよ。
中景の女性はFAYさんの写真、
「NightBird」からポーズをお借りしました。
FAYさん、いつもありがとうございます。
以下、この絵にまつわる物語を、
創作で考えてみましたので、
お時間のある方はお読みになってくださいね(↓)。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
青年は赤塚山の神戸大学寮を、
授業よりも3時間も前に出て、
海を見に行った。
海を見るのは元から好きだった。
海を見ながらAに付いて考えていると、
海はAに付いての何かを表しているし、
Bについて思っている時にはBについて、
CならCへの何らかの示唆を与えてくれる。
海にはそういう性質があった。
あるいは海自体は中立で、
プロタゴラスが言うように、
「人間が万物の尺度で」あり、
結局は自分が一度自分を突き放して、
見つめ直し再発見したのかも知れない。
いずれにしても海を見るのは良いものだ。
青年はもちろん海を見た事はあった。
城崎出身だから同じ兵庫県でもあり、
志賀直哉が小説に書くほど、
昔からの観光地でもあったから、
生活に不便を感じる僻地ではなかった。
ただ巨大船舶が停泊しているのは、
4月に入学したばかりでもあり、
やはりまだ珍しく感じられたのだ。
神戸大学は国立の大学だったから、
少なくとも兵庫県においては、
「よく勉強したね。」
と言われるような大学だったし、
青年もそれなり以上に勉強してきた。
実際に入学してみると、
「よくこれで受かったな。」
と思うほど勉強しない学生が、
多いのには驚かされたが、
青年は「ひとはひと」、
と思っていたので、
それもさして気にはならなかった。
実験設備が意外と古いのにも、
少しはガッカリしたが、
何しろ授業料が安いので、
文句を言えた筋合いでもないだろう。
おかげで乏しいバイト料も、
遠慮なくバイク関係や、
ガソリン代に回す事が出来た。
このヘルメットも「クラブマン」に、
載っていた広告ページのURLから、
注文したイギリス製のお気に入りで、
「アラビアのロレンス」が、
用済みになって事故死させられた時、
かぶっていたような古典的な奴だ。
青年の個人的な感想を言うなら、
布関係はイタリアの方が良いが、
皮関係はイギリスのが良い気がする。
そんなことをボーッと考えながら、
海と船を見ていると、
朝帰りらしい女の子が、
オペラレッドの携帯をかけながら、
すこし疲れ気味で歩いていった。
ブーツなので木の遊歩道では、
「ポカン、しゅー、トッ!」
というような音がする。
「しゅー」が混じるのは、
疲れているのと生活態度とで、
少し足を引きずるからだろう。
ともあれ青年は決して敵意を持って、
女の子を見たのではなかったし、
むしろ朝の光の中では、
『頑張れよ。』
とも思ってしまった。
自分は世界を分断するために、
生きているんじゃないんだ。
そろそろ授業に出る頃合いだった。
バイク通学について近隣の住人から、
苦情が寄せられている事もあり、
無茶苦茶に急いで行くのは、
避けるべきだった。
ところで船はパナマに行くらしい。
『へーパナマ。』
青年は日本史専攻だったから
(もちろん畿内説)、
パナマ帽とかパナマ運河とかその返還とか、
パナマについては、
ごく一般的な理解しか持っていなかった。
『どんな所だろう?』
アンテナが回り始めている。
出航が近いのだ。
青年はハンドルを左に回し、
鶴甲(つるかぶと)方面に、
進路を取った。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・・・でした。
ではまた明日!
タグ:アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 ART IWASAKI, Nagi AgoraGallery Gallery葉Kobe GalleryLeafKobe リーフ3周年展 神戸ビエンナーレ2009協賛事業 KOBE Biennale 2009 watercolor portrait paysage artwork The 21st century memoirs コマツシマスター KOMATSUSHIMA STAR 川崎造船 神戸工場 Kawasaki Shipbuilding Corporation Kobe Shipyard 神戸大学 KOBE UNIVERSITY
水彩完成・21世紀回顧録「駅前広場(神戸市西神中央駅)」 [風景画(Landscape)]
21世紀回顧録「駅前広場(神戸市西神中央駅)」
作者・岩崎ナギ
技法・透明水彩
大きさ・H230×W318×D50 (ミリ・額装含む)
The 21st century memoirs
"Station Agora" (Kobe-shi Seishinchuo Station)
artist/ IWASAKI, Nagi
technique/ watercolor
size/H 9.2×W12.68×D2 (inch / The BOX)
正面+30°60°・ハコ額
Front & 30°60°/ The BOX
○水彩2回目・「駅前広場(西神中央駅)」
水彩「駅前広場(西神中央駅)」、
おかげ様で完成しました。
デッサンの方は以前掲載しましたね。
明日改めて「ハコ額」に封入し、
今日の水彩作品と組み合わせたのを、
掲載致します。
デッサンの時にお伝えしましたとおり、
手前の印象的な女の子は、
FAYさんのお撮りになった写真、
「100% GIRL」
からお願いしポーズをお借りしました。
FAYさん、ありがとうございました。
デッサンよりも季節が進行したので、
夏の光を強く意識させる作品となりました。
この絵は7月7日からの、
「リーフ展3周年展」で展示します。
またこの7月7日に、
「クルル・ブログ」から、
「ソネット・ブログ」に、
完全移転します。
ナギの画家宣言の日でもありますね。
区切りとして良い日です。
ニューヨークのアゴラギャラリーとは、
6月30日に正式契約する予定です。
だから今は「相互リンク」状態ですね。
色々バタバタしておりますが、
日々頑張っておりますよ。
では!
水彩・21世紀回顧録「神戸市王子動物園」 [風景画(Landscape)]
正面・21世紀回顧録「神戸市王子動物園」
(230×317×50ミリ)・水彩
Front / The 21st century memoirs "Kobe-shi Prince Zoo"
(9.2×12.68×2 inches) / watercolor
側面・21世紀回顧録「神戸市王子動物園」
(230×317×50ミリ)・水彩
Side / The 21st century memoirs "Kobe-shi Prince Zoo"
(9.2×12.68×2 inches) / watercolor
●21世紀回顧録「神戸市王子動物園」
昨日は09年1月9日に描き上げた、
21世紀回顧録「神戸市王子動物園」を、
「ハコ額」に額装しました。
上野の森美術館「日本の自然を描く展」に、
応募するためです。
同展は06年に一度応募し、入選。
みなりんさん、akinoさん、に、
ご高覧いただきました
(ありがとうございます)。
今回3年ぶりに、
水彩で応募することになりました。
今年は風景を得意になろうと考えているので、
その出発点ですね。
昨日、発送を済ませました。
ところでこの額は、
「ガラス板」が前に付いているのですが、
公募条件で「ガラス板禁止」だったのを、
3時間前に思い出し、
大急ぎで家にあった「アクリル板」を切りましたよ(笑)。
ふー上手く切れて良かった。
あとソネットのブログ、
みなりんさんに教えて頂いたり、
ヘルプデスクの方に教えて頂いたりで、
ようやくSONET会員のアドレスで、
ブログが動くようになりました。
ブログ・アドレスに変更はありません。
色々お世話になっています。
月曜はパン屋さんの早朝労働ですので、
更新はお休みします。
では、これからもよろしくお願い致します!
タグ:水彩 watercoler