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人物画2枚・日本水彩「講習会」 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

2013年3月12日「ダンサー習作」・510.jpg

題・習作「踊り子」
作者・岩崎ナギ
技法・墨+色鉛筆
大きさ・515×364(ミリ)B3

Title / Study "a Dancer"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Color Pencil
Size / 20"×15"

◎おはようございます。

3月30日(土)31日(日)は、
「コープこうべ」で、
日本水彩「人物画」講習会に行ってきました、

同講習は本部主催で、
全国各地にある支部の、
技術向上を目指すものです。

講師は日水随一の人物画の名手、
小野月夜さんでした。

1日目は上図のような「踊り子」でした。
兵庫支部員として近隣の県、府から来られる方の、
道案内のために街頭に立っていたので、
描画の場所取りが遅れ、
2人モデルさんが来られたのですが、
お1人しか見えない位置でした。

しかしその分1人に集中して描けたとは言えます。
あと、お二人とも神戸市・西区民センターの、
デッサン講座でモデルの来られた事の、
ある方だったんです!
世間は狭いですね。

「5ポーズ」と案内に書いてあったので、
違うポーズを5回取るのかと思っていたら、
5回同じポーズでした。

この読み違えで「クロッキー帳」しかもっておらず、
やむなく即興で墨と色鉛筆で描きました。

2日目は普通の着衣という事で、
また2人モデルさんが来られて、
1人は前日と同じ方でしたが、
もう1人はその日初めて来られる方で、
「ええ!?」
と思うぐらい太めのモデルさんでした(笑)。

『こういう方でもモデルさんとして、
選ばれるんだな。』
と今度は世間の広さに驚きました。

そういう方の特徴を活かして、
即興で構成を考え描いたのが下図です。

2013年3月13日「3月31日」・510.jpg

※製作中
作者・岩崎ナギ
題・21世紀回顧録「3月31日」
技法・墨+色鉛筆+水彩
大きさ・455×530(ミリ) F10号

*Work in progress
The 21st century memoirs "MAR. 31"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi+Color Pencil+Watercolor
Size / H21"×W18"

小野月夜さんの描き方を間近で見たり、
質問させて頂いたりして、
『一番明るい所さえ潰さなければ、
後は結構どんな色を入れても大丈夫。』
という言葉が印象に残ったので、
短い時間でしたが、
いつもよりザッと色を入れられて
(他の人と比べるとまだまだ薄いですが)、
何かしら収穫の在った良い講習でした。

2作の小野さん評は・・・

「良い所」
○色を載せていく感覚の面白さ。
○背景を付けたりして1枚の絵にする面白さ。
○個性があり独特の面白さ。

「改善する所」
○もっと強い色が欲しい。
○人物の存在感にまで達して欲しい。

・・・という感じでした。

本展に出した「KFR(神戸フラワーロード)」などと、
共通する所があるそうです。
自分では気づかないけど、
そうなのかな???

進行中のKSFも写真で見て頂いて、
今回の講習で学んだザッとした色面を、
同KSFでも使おうか?と思っています・・・
とお訊きすると、

『ガチャガチャ感が面白いので、
細かく塗っていく現在の手法で、
良いと思う』との事でした。

『パン屋さんの絵(KFR)を描かれていた方?』
と絵柄を憶えて頂けていたようで、
それも良かったです。

小野月夜さんは気さくな人で、
『昔、大学にこういう人いたなぁ・・・』
と思い出すような人でした。
感覚的に得る所が大きかったです。

今回の講習で得た感覚で、
KSFも描き進めています。

2013年4月4日「KSF」途中・510.jpg

※製作中
題・KSF
「今日こそ底抜けの希望を語ろう。」
作者・岩崎ナギ
技法・墨+水彩
大きさ・1000×1000(ミリ) S40号

*Work in progress
Title / KSF
"For sure today we can say our limitless hope."
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Watercolor
Size / 40"×40"

最後に集合写真も撮りました。

2013年3月12日「集合写真」・510.jpg

○2013年日本水彩「人物画講習会」於コープこうべ
○The portrait lecture of JWS in COOP Kobe 2013.

中央オペラ・レッドの服の方が小野月夜さん、
その(写真で)右が真壁理事長、
左が木村兵庫支部長、
前で適当に座っているのが岩崎ナギです。

日水講習会については以上です。

来週4月9日(火)から、
いよいよ神戸市・西区民センター、
春季「デッサン講座」が開講します!

すでに申し込まれた方、
来週からよろしくお願い致します。

申し込もうかどうしようかと思っておられる方、
4月中追加募集しております。
西区民センターに直接お訊きください。
よろしくお願い致します。

次回は4月12日(金)に、
更新予定です。

では!
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9900円「サロン・ドートンヌ」応募可! [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

サロン・ドートンヌ「ロゴ(ビット画像)」・510.jpg

○Copyright Salon d'Automne

◎おはようございます。

現在「マチスが開きピカソも参加していた」、
フランスの公募展「サロン・ドートンヌ」が、
応募を受け付けています。
リンクはこちら

現在は「英語応募」も可能になり、
ずっと応募しやすくなった事は、
以前のブログでもご紹介しました。

また私、岩崎ナギ自身も、
昨年2012年に初応募、初入選し、
パリで展示した事も記事にし、
お読み頂いた方もおられると思います。
その折はありがとうございました。

015・サロン・ドートンヌ「KBPとナギ」01・510.jpg

○Salon d'Automne 2012

上記のように簡単になった応募ですが、
それでも通常で応募すると、
「395ユーロ+2500円(日本側銀行手数料)」、
つまり約「5万2千円(現在のレート)」ほど掛かり、
『落ちた時はどうするの!?』という、
ちょっと「ひるむような高額」になっています。

サロン・ドートンヌに応募できる、
日本の仲介業者の方々の場合、
もちろんしっかりした仕事をされておられますが、
正規の入選で無かったり、
総額を下げるために、
2点応募できる所を1点にしたり、
作品の大きさを正規の条件よりも、
小さくしている場合がほとんどです。

またほぼ全ての仲介業者の方は、
総費用「10万円」以上で、
請け負っておられるようです。
つまり今回の募集とは、
「0(ゼロ)」が一桁違うわけです。

※掲載後、仲介業者の方から、
『10万円は総費用で「応募料」ではありません。』
とのメールを頂きました。
公正を期すため以下にそのメールの要旨を掲載し、
上記文章の「応募料」を「総費用」に差し替えました。
ご理解よろしくお願い致します。

また入選だけして実際には作品を出さない、
無責任な方を生みかねないとのご意見もありました。

文尾でお伝えしましたように、
「志」のある方へのご提案であり、
応募から出展までを必ずやり切れる方に
(ご助言はいつでも致します)、
最初の第一歩を踏み出すための、
「前進力」にして頂く企画です。

その点を十分ご理解の上、
趣旨にご賛同頂ける方の挑戦を、
お待ちしております。
では以下引用です。

++++++++++++++++++++++++
(前略)

10万円以上というのは、
入選作品の往復の正規国際輸送
(国際通関書類製作や通関手数料も含みます)や、
現地のトラック陸送や現地搬入搬出代行費など全てを含んだ総費用で、
決して「応募料」ではありません。

(後略)
++++++++++++++++++++++++
※引用終わり

今回、岩崎ナギが募集するのは、
わずか「9900円」で、
正規募集に応募可能なプランです。

これは全応募料の「395ユーロ」を、
応募登録料の「45ユーロ+20ユーロ(仏銀行手数料)」と、
合格時の「330ユーロ+20ユーロ(仏銀行手数料)」とに、
分割払いを可能にし、
正規の応募条件、正規の入選で、
ご応募頂けるものです。

詳しくは下記です。

「応募登録料」が45ユーロ、
(2013年3月15日現在・5625円)。

フランス側「銀行手数料」が20ユーロ、
(2013年3月15日現在・2500円)。

日本側「銀行手数料」が2500円

合計1万620円
となっています。

しかし多数で一括して振り込めば、
銀行手数料が分割され割安になってくるため、
「9900円」でサロン・ドートンヌに、
応募される方を募集したわけです。

ご希望の方はサイドバー最下段、
「ナギにメールする」から、
必ずメール・アドレスを入れて、
3月22日(金)までに、
お知らせください。

合格された場合、
上記展示料「330ユーロ+20ユーロ」、
つまり約「4万4千円」かかります(2013年3月15日現在)
ただしこれも多数で一括して振り込めば、
銀行手数料が分割され割安になってくるため、
多少お安くなると思います。

なおこれは正規の応募のため、
入選を保証するものではありません。
また応募書類、作品送付は、
ご自身の責任でお願いします。
ただし応募、海外送付へのご助言はいつでも可能です。

まとめると「応募したい!」という気持ちは強いが、
いきなり「5万円以上」払うのも・・・
と迷っておられる方に、
おすすめプランです。

岩崎ナギの「儲け」ほぼ「ゼロ」の、
「サロン・ドートンヌをもっと普及させよう!」
という『一人勝ちは続かない』という信念に基づいた、
募集ですので、
それを理解して頂いた「志」のある方のみ、
お待ちしております。

ではよろしくお願い致します。

次回のブログは3月22日(金)に、
更新予定です。

よろしくお願い致します。
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水彩2枚完成・生徒さん代表作4枚 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

001・11:11:11「アヤナ」・510.jpg

題・11:11:11-001「アヤナ」
作者・岩崎ナギ
技法・墨+水彩
大きさ・410×318(ミリ) F6号

Title / 11:11:11-001"AYANA"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Watercolor
Size / 16.4"×12.7"

002・11:11:11「アリモト」・510.jpg

題・11:11:11-002「アリモト」
作者・岩崎ナギ
技法・墨+水彩
大きさ・410×318(ミリ) F6号

Title / 11:11:11-002"ARIMOTO"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Watercolor
Size / 16.4"×12.7"

○神戸市・西区民センター「デッサン講座」で、
生徒さんと一緒に描いたモデルさん2人と、
生徒さんの代表作4枚です。

モデルさんの方は、
着彩が完成したのが、
たまたま午前11時11分11秒でしたので、
「世界各地の11:11:11」という構想で、
作品集を作ろうと決意したものです。

「風を聴いて」の延長線上ですが、
偶然の事柄から、
より進歩した構想を得ることが出来ました。

後ろの街のような光景は、
全部想像ですから、
実際のどこかの街という訳ではありません。

世界のそれぞれの街角には、
それぞれの人とその人生がある。
そういう事に想像ではありますが、
思いを馳せる作品としたいです。

生徒さんの作品は以下です。
それぞれ力作ですので、
ご高覧よろしくお願い致します。

デ1・小山早紀「人物画」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.

小山早紀さん作「人物画」
デッサン学習歴・週1回を1年半

Artist / OYAMA Saki
Title / "Figure"
Dessin learning career / 1 year and a half with 1 time a week

後期を10月に開講して、
1枚目の作品です。

小山さんは2度ほどデッサン講座を、
お取り頂き間を空けてもう一度、
受講されました。

線を入れる箇所が的確で、
無駄なく軽快に描き上げられた、
モタモタしないデッサンです。

斜め3分の1を見る横顔は、
恒常零度(見たものが見たままに描ける事)を、
獲得していないと、
自分自身の思い込みに引きずられて、
「正面顔」になりがちですが、
小山さんは上手く捉えられています。

久しぶりのデッサンという事で、
線の硬さは残りますが、
枚数を描いていく事で、
解決されて行くでしょう。

デ2・TOさん「想う」.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.

TOさん「想う」
デッサン学習歴・週1回を1ヶ月

Artist / Mrs. T.O
Title / "The hope"
Dessin learning career / 1 month with 1 time a week

TOさんの「デッサン講座」1作目です。
デッサンを習われた事は無かったのですが、
油絵をされていたので、
初作品から光と影を見る描き方で、
デッサンを表現されています。

「表現としての輪郭線」が、
最終的に出てくる事は、
何ら問題が無いのですが、
表現の追求を経ずに出てくる輪郭線は、
単なる「習慣」ですから、
一度打破する必要があります。

惰性としての「習慣」を打破し、
光と影で捉えられるようになり、
その後に輪郭線が、
自分の「表現」として本当に必要なら、
「新たに」再獲得する、
という行程は意外に困難なのですが、
TOさんは色から入られたために、
却ってその行程を難なく抜けられました。

光を感じる美しいデッサンです。
ご自身の色彩表現にも、
どのような方向に進まれるにしろ、
この後きっと良い影響があるでしょう。

デ1・村井伊都子「秋の中央公園」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.

村井伊都子さん「秋の中央公園」
デッサン学習歴・週1回を1ヶ月

Artist / MURAI Itoko
Title / "Automne central park"
Dessin learning career / 1 month with 1 time a week

今回の風景画の授業でも、
視線の誘導や、
点景人物での動きの追加について、
お話したのですが、
村井さんは積極的にそれらを取り入れらて、
随所に工夫が見られます。

画面の左隅外から入ってくる影を開始点とし、
文字通り点々と散っている点景人物を追い、
森の三角形、
ビルの三角形、
鉄塔の三角形、
が照応しながら三画構図を作り、
電線で左右に広がりを持たせ、
画面外にはみ出している木が、
もう一度視線を開始点に戻します。

「画面から中々視線が逃げていかない。」
事で面白みを感じる絵になるための、
「きっかけ」が出来ます。

村井さんは全くの初心者から、
始められた方ですが、
光を感じる階調表現も、
中々良いです。
暗い所はもっと思い切って、
落とされても良いでしょう。

デ2・中尾葉子「街角」.JPG

中尾葉子さん「街角」
デッサン学習歴・週1回を1ヶ月

Artist / NAKAO Yoko
Title / "A corner of a town"
Dessin learning career / 1 month with 1 time a week

中尾さんはF8号の大きめの紙に、
動きのある街の情景を、
女性らしい細かな観察で、
丹念に捉えられています。

ギターをもった学生らしい2人組が、
グッと手前を横切っていく所に、
特に動きを感じます。
対向して横切る女性も良いですね。

ウインドウに所狭しと並んだ、
商品の数々もこの絵の重要な、
骨組みの一つとなっています。

大きいリズム、例えば、
手前の丸階段の3連続、
学生達と女性のすれ違い、
街路樹の大きな骨組みと・・・

小さなリズム、
商品群や街路樹に靡(なび)く葉、
その揺らぐ影・・・

大小のリズムが照応して、
画面に活気を与えています。

明るさを与えるために、
使われた消しゴムの線が、
やや乱雑な所が惜しまれます。

・・・以上です。

特に風景画はいつも、
面白い作品が非常に多くて、
各1点だけ選ぶのに、
無理を感じるほどです。
できれば全ての方の作品を、
ご紹介したい所です。

その生徒さんの作品を、
掲載するのが大幅に遅れて
済みませんでした。

10月から新年にかけ、
「パリ、オハイオ、ACDC」で、
お伝えしております通り、
ドタバタが続いていたのが、
主な原因です。

次回2月1日(金)は、
その「パリ、オハイオ、ACDC」連載の、
続編を久しぶりに掲載予定です。
よろしくお願い致します。

では!
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デッサン講座「人物&風景」代表作5枚 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・藤田加織「モデルD嬢」・2012前期.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.

藤田加織さん作「モデルD嬢」

Artist / FUJITA, Kaori
Title / "Model Ms. D"
デッサン学習歴・週1回を2年
Dessin learning career / 2 year with 1 time a week

デ2・高柳待子・「バレーはいかが」・2012年前期.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.

高柳待子さん作「バレーはいかが」

Artist / TAKAYANAGI, Machiko
Title / "Shall we do a ballet?"

デッサン学習歴・週1回を1年半
Dessin learning career / 1 year and half with 1 time a week

デ3・岩本徹・「モデルI」・2012前期.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.

岩本徹さん作「モデルI」

Artist / IWAMOTO, Toru
Title / Model I

デッサン学習歴・週1回を半年
Dessin learning career / Half year with 1 time a week

デ1・田中憲子「プレンティ広場」2012前.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.

田中憲子さん「プレンティ広場」

Artist / TANAKA, Noriko
Title / Plenty Square

デッサン学習歴・週1回を半年
Dessin learning career / Half year with 1 time a week

デ3・岩瀬瞳「語らい」2012前.jpg

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.

岩瀬瞳さん作「語らい」

Artist / IWASE, Hitomi
Title / "Conversation"

デッサン学習歴・週1回を半年
Dessin learning career / Half year with 1 time a week

○デッサン講座「人物&風景」代表作5枚

こんばんは!
今日は遅い時間の更新となります。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」の、
2012年度・前期、
6~7月分と8~9月分の代表作5点です。

8~9月分のデッサン2の代表作は、
残念ながらご提出がありませんでしたので、
割愛させて頂きます。

代表作を拝見して思いますのは、
ご自身で絵を描く習慣を持っておられる方は、
やはり上達が段違いだと言うことです。

藤田さんも最初に代表作としてご紹介したのは、
確かデッサン講座に入られて間もない、
1枚目の作品を2年前にご紹介したと思いますが、
この2年の間の伸び方は本当に素晴らしい。
自分自身も見習いたい姿勢です。

ではそれぞれの作品について、
一言ずつ書いていきます。

まずその藤田加織さん作「モデルD嬢」。

白から黒までの階調が美しく、
惹きつけられる作品です。

若いモデルさんの持つ生命力や、
華やかな中にも内在する少しの不安など、
心理面も巧まずして捉えられています。

机の省略も気が利いています。
副次的な要素は全部描く必要はありません。

改善できるとしたら、
襟を掴んでいる左手ですね。
親指の付け根から手首にかけて、
もう少し量があるのではないでしょうか?

つぎに高柳待子さん作「バレーはいかが」

高柳さんも2年目が近付いて、
順調に実力を伸ばされています。

モデルさんが取っている、
「不安定の中の安定」とでも言ったポーズを、
上手く捉えられています。

画用紙の空き部分が面白く出ていて、
構図的にも成功しています。

改善できる所があるとしたら、
顔の傾きが少し硬い描写ですので、
もう少し釣り合いを保つ様子を、
柔らかく表現できるとより良いでしょう。

人物最後は岩本徹さん「モデルI」。

課題の内、人物、風景、植物は、
着彩で描いて頂くのも可、
としております。

それに即応して描かれた事を、
まず評価したいと思います。
絵でも何でも積極的に気持ちが走る時、
良い結果が出やすいと思います。

着彩も美しい。
パッと目が惹きつけられます。
陰影の捉え方をご理解頂いています。

岩本さんは集中力が凄い。
デッサンを初めて僅か半年ですが、
急激に伸びられました。

ただご自身もよく解っておられる通り、
ある部分だけを偏って描いてしまうのが、
問題点です。
その結果として美しい中にも、
硬さの残る描写となっています。

もっと全体を見ながら、
描かれるとより良いでしょう。

次に風景課題から、
田中憲子さん「プレンティ広場」。

田中さんも今年から入られて、
僅か半年足らずの練習量です。

構成が面白く、
楽しい絵柄となっています。

家にこういう絵を飾っておくと、
その場所が明るくなりますね。

人物描写などはまだまだ技術的に、
改善できる所はありますが、
絵は技術によって良いものができるとは、
限らない事をハッキリと示す快作です。

最後は岩瀬瞳さん「語らい」。

岩瀬さんは器用な方ではなく、
苦労せずに楽々上手くなるタイプではありません。

しかし苦心して描いておられる内に、
色々と面白いものを拾ってこられていて、
これまた魅力的な絵になっています。

絵って本当に技術の巧拙だけでは、
語れないんですよね。

この絵の題が奇しくも「語らい」ですが、
人と人が散歩中に出会い、
声を掛け合っている場面が、
その場の空気感と共に、
見事に伝わって来ています。

++++++++++++++++++++++++++

代表作のご紹介は以上です。

デッサン講座前期も、
終わりに近付いてきました。

何かと身辺が忙しく、
生徒さんの代表作を、
こまめにご紹介できず、
申し訳ありませんでした。

ともあれ良い作品が、
色々な方からそれぞれ出てくる所が、
絵の良さと思います。

神戸市「西区民センター」、
「デッサン講座」は、
現在「秋季(後期)」募集中です。

募集期間は「8月7日(火)~9月3日(月)」です。

この期間はインターネットからも、
お申し込み頂けます。
ご興味を持たれた方は、
下記リンクをそれぞれご覧頂けると嬉しいです。
よろしくお願い致します。

火曜・デッサン「朝」講座
火曜・デッサン「昼」講座
火曜・デッサン「夜」講座

次回は8月17日(金)更新予定です。
よろしくお願い致します。

※8月17日(金)追記
本日は用件が立て込んでしまいましたので、
明日8月18日(土)の更新と致します。
申し訳ありませんがよろしくお願い致します。


では!
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デッサン講座「人物・代表作3枚」+日水入選お知らせ [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・中村順子「教室の友人」.jpg

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

中村順子さん作「教室の友人」

Artist / NAKAMURA, Jynko
Title / "My classmate"
デッサン学習歴・週1回を1年
Dessin learning career / 1 year with 1 time a week

デ2・MT「人物画(男性)」.jpg

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

MTさん作「人物画(男性)」

Artist / MT
Title / "Figure (Man)"

デッサン学習歴・週1回を1ヶ月
Dessin learning career / 1 months with 1 time a week

デ3・山本清美「岩本様」.jpg

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

山本清美さん「岩本様」

Artist / YAMAMOTO, Kiyomi
Title / Mr. IWAMOTO

デッサン学習歴・週1回を2年以上
Dessin learning career / Over 2 years

○デッサン講座「風景・代表作3枚」

おはようございます。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」の、
2012年度・前期、
最初の代表作3点です。

デッサンの年数を重ねて来られた方は、
週1回2時間きりの授業ですが、
順調に伸びてこられましたね。

ありきたりですが「継続は力なり」です。

一方でデッサン1枚目の、
MTさんも初心者ながら、
柔らかい線が引けていて楽しみです。

では選んだ観点を一言ずつ述べます。

まず、中村順子さん作「教室の友人」。

すごく素直な観察で、
お隣の席のご友人が、
穏やかな筆致で捉えられていますね。

特に顔の表情や、
醸し出される人柄など、
集中した観察力で感じ取られています。

体型など全体の釣り合いには、
不自然な所も残しています。
具体的には奥になった腕が長かったり、
肩の位置全体が落ちすぎていたりします。

感覚だけに頼らず、
測定棒(鉛筆)で各所の対応関係を、
こまめに確認される事で、
改善可能と思います。

つぎにMTさん作「人物画(男性)」

1枚目のデッサンですが、
絵全体に気を配りながら、
描けています。
最初はどこか1箇所だけ描きがちなものです。

一番良い所は線の柔らかさですね。
人物画に相応しい線が、
引かれていると思います。

色々甘い所もあるかとは思いますが、
初めてでも思い切って描けた所が、
良いのではないでしょうか。

絵の魅力のようなものが、
内包された絵ですが、
そういう絵が描ける人は却って、
しっかりした観察と描写がなければ、
いつも「それなり」で終わる危険性もあります。

最後に山本清美さん「岩本様」。

「様」が良いですね。
題からも人に敬意を払って、
観察されている事が伺えます。

そういう観察に相応しい、
気品のある凜とした絵です。

「岩本様」の真面目な人柄まで、
十分に捉えた快作です。

経験年数に相応しい描画力が付いてこられました。
短い制作時間に対応した集中力を感じます。
欲を言えばもう少し、
抑揚のある線が引けるとなお良いでしょう。

++++++++++++++++++++++++++

代表作+自作紹介は以上です。

ところでおかげ様で、
日本水彩100年記念展、
無事入選しました。

入賞かどうかはまだ発表がないので、
判りません。

作品写真を撮らずに提出してしまいましたので、
次回ブログを正式発表に致します。

ともあれ
6月3日(日)実際に東京都美術館で、
鑑賞予定です。
※航空券の関係で、
6月8日(金)午後か、
6月9日(土)午前となりました。
申し訳ありませんが変更しました。
よろしくお願い致します。

一緒にご覧頂ける方は、
「ナギにメールする」から、
メールでお知らせ下さい。
入場券はお渡しできると思います。

できましたらよろしくお願い致します。

次回は6月6日(水)更新予定です。
よろしくお願い致します。

では!
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デッサン講座「人物・代表作3枚」+自作2枚 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・伊藤恵三さん作「モデル嬢」2012前.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

伊藤恵三さん作「モデル嬢」

Artist / ITO, Keizo
Title / " A Model Girl"
デッサン学習歴・週1回を5ヶ月
Dessin learning career / 5 months with 1 time a week

デ2・TMさん作「春はそこに」2012前.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

TMさん作「春はそこに」

Artist / TM
Title / "Spring is there"

デッサン学習歴・週1回を5ヶ月
Dessin learning career / 5 months with 1 time a week

デ3・岡本まち子さん作「春を聴く」2012前.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

岡本まち子さん作「春を聴く」

Artist / OKAMOTO, Machiko
Title / "Hearing the Spring"

デッサン学習歴・週1回を5ヶ月
Dessin learning career / 5 months with 1 time a week

○デッサン講座「風景・代表作3枚」

おはようございます。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」の、
いよいよ2011年度・後期の最終、
通路ギャラリーを飾る代表作です。

人物は難しいと感じる方が、
多いようですね。

ナギなどは風景の方が、
難しく感じますが、
普段風景を描き慣れておられる方には、
逆が言えるようです。

つまりこれは純粋に「慣れ」ですね。
ドンドン描けばドンドン上達します。
単純にして最大の真実と思います。

さて伊藤さん作「モデル嬢」。

伊藤さんはコツコツと、
少しずつ描いて行かれる方で、
全体の整合性さえ取れれば、
描き込む集中力はお持ちです。

最初の段階で構図や、
全体的な比率に心を砕く事が、
伊藤さん型コツコツ描画法の方にとって、
ご自身の特性を良い方向に開花する、
重要な鍵となると思います。

この絵はその良い方向に、
個人の特質が発揮された、
魅力のある絵となっています。

つぎにTMさん、
「春はそこに」。

柔らかい線が引けていますね。
人物を描く時に、
ビンを描くような剛直な線は、
使える箇所が普通は少なくて、
女性像は特にそうです。

柔らかい線を引くには、
一にも二にも描き慣れる事です。

そういう意味でTMさんは、
今まで様々なものを積極的に描いてこられ、
その一つの成果が出た、
良作と思います。

最後に岡本さん「春を聴く」。

人物を難しいとおっしゃる方の大半は、
人体の比率を描き損ねられる事を、
おっしゃっているのだと思います。

その点で岡本さんの絵は、
比率に気を遣い、
破綻の少ない絵になっています。

これで第一関門は突破で、
更に表現部分で高みを目指して、
枚数を重ねて頂きたく思います。

顔などは集中して見られていて、
その良い片鱗を覗かせています。

次に同じモデルさんを、
授業時間中に生徒さんと、
一緒に描かせて頂いた、
自作2点を掲載します。

生徒さんの邪魔にならないよう、
隅っこで描きました。

デッサン完成「モモイ」・510.jpg

岩崎ナギ「モモイ」

Artist / IWASAKI, Nagi
Title / MOMOI

デッサン完成「ゴウダ」・510.jpg

岩崎ナギ「ゴウダ」

Artist / IWASAKI, Nagi
Title / GODA

それぞれのモデルの方の、
人柄が出たポーズとなっています。

ゴウダさんのようなポーズは、
中々私では思いつきませんが、
このモデルさんの得意なポーズとの事で、
お任せしてみました。

結果なかなか良い効果があったように、
思われます。

このお二方は「顔だけ」も描いていて、
この「顔だけ」を今年の、
小品連作にしようと計画中です。
また後日掲載します。
よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++++++

代表作+自作紹介は以上です。

昨日は神戸商工会議所で、
講演と交流会がありました。

2012・MCC懇親会「INKSチラシ」・510.jpg

神戸商工会議所で自製品(絵)の、
販促を行ってきました。
I presented my works in The Kobe
Chamber of Commerce and Industry.

講演はMCCの社長さんで、
「味覚とは未だ口にせざるものを覚え、
嗜好とは日が経ち口が老い好む事である。」
という主旨の興味深いお話がありました。

その初見である商品を、
お客様に馴染んで頂く時の、
導入過程について、
社長さんと課長さん、
お二方にお伺いしました。

「時間を掛けてやるしかない」という主旨の、
お答えをお二方ともに頂き、
改めて粘り強く取り組む事への重要性を、
認識した次第です。

販促チラシは数枚だけ(笑)、
取っていく方がおられました。
日々頑張りたいと思います。

次回は2月20日(月)に、
NY奮闘記2012・5話を、
掲載予定です。

よろしくお願い致します。
では!
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神戸市西区・デッサン講座「風景・代表作3枚」 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・殿本修二「オブジェのある風景」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

殿本修二「オブジェのある風景」

Artist / TONOMOTO, Syuji
Title / " The landscape and the objects."
デッサン学習歴・週1回を8ヶ月
Dessin learning career / 8 months with 1 time a week

デ2・原清「カフェ」.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

原清「カフェ」

Artist / HARA, Kiyoshi
Title / "Cafe"

デッサン学習歴・週1回を2ヶ月
Dessin learning career / 2 months with 1 time a week

デ3・山本清美「今年もいろいろあったわね!」.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

山本清美「今年もいろいろあったわね!」

Artist / YAMAMOTO, Kiyomi
Title / "We've also had many things in this year!"

デッサン学習歴・週1回をおよそ2年
Dessin learning career / About 2 years

○デッサン講座「風景・代表作3枚」

おはようございます。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
後期2回目「12~1月」分、
通路ギャラリーを飾る代表作です。

風景は好作品が続出し、
全作品ご紹介したいほどでしたが、
やはり一定の基準は守った方が、
公平性が保たれると思い、
3作品のご紹介に留めました。

まず殿本さん「オブジェのある風景」。

見るべき所が本当に多い絵です。

構図の堅固さ、
画面全体の白から黒までの階調、
「時間が過ぎ人は立ち去っても彫刻は立ち続ける。」
といったような、
観者に何かを感じ取らせる物語性。

屹立した彫刻と、
時計のアルミに映り込む彎曲した風景、
自然物の優しさ、
細々とした建築群、
大づかみの空・・・

対比と象徴に満ちていて、
見ていて飽きない絵です。

次に原さん「カフェ」。

カフェに入って行く瞬間、
横切って視界から消える瞬間、
樹の影が移ろう瞬間。

時の流れを感じさせる良作です。

平行を基調とした建築の構成が、
動きのある他の事象を、
強調する働きをしています。

最後は山本さん「今年もいろいろあったわね!」。

まず「題」の付け方が最高です!
題と言うよりむしろ「文」ですよね???

すごく影響を受けましたので、
私自身もこんな「題」で、
作品を作りたくなりました。

「心は疲れていたけれどポートタワーは綺麗でしたね!」
・・・とか。

斜めの線を基調とした、
力強い構成で、
夜講座特有の「夜景」での、
「光」の表現が美しい。

店内で談笑する多数の客と、
店前で佇む1人の人物が、
対比と物語を生み出していて、
絵の心臓となっています。

++++++++++++++++++++++++++

代表作のご紹介は以上です。

以前に一度「完成」とした、
「プレンティ西神」を再制作していると、
「もっさん」がモスバーガー前で、
お子さんにパンチされていました。

プレンティ「もっさんにパンチ」・510.jpg

報告は以上です。

次回は12月12日(月)に、
「年賀状(兼クリスマス・カード)」を作成しましたので、
ご紹介したいと思います。

よろしくお願い致します。
では!
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デッサン講座「風景・代表作3枚」+「詩課題」1枚 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・藤田加織「講座仲間I氏」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

藤田加織さん作「講座仲間I氏」

Artist / FUJITA, Kaori
Title / "My classmate Mr. I"

デッサン学習歴・週1回を4ヶ月
Dessin learning career / 4 months with 1 time a week

デ2・目暢子「人物画」.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

目暢子「人物画」

Artist / SAKKA, Nobuko
Title / "Portrait"

デッサン学習歴・このデッサンが初めて
Dessin learning career / Her first dessin

デ3・明石俊治「人物」.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

明石俊治「人物」

Artist / AKASHI, Syunji
Title / "Figure"

デッサン学習歴・週1回をおよそ2年
Dessin learning career / About 2 years

デ3・藤原照美「眠る糸巻き女」.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work
of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

藤原照美「糸を紡ぐ女」

Artist / FUJIWARA, Terumi
Title / "La Fileuse"

デッサン学習歴・週1回をおよそ3年
Dessin learning career / About 3 years

◎デッサン講座・3代表作+「詩」課題1枚

おはようございます。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
後期1回目「10~11月」分、
通路ギャラリーを飾る代表作です。

いつもどおり「朝」「昼」「晩」、
3講座のご紹介を致します。

まず藤田さん「講座仲間I氏」。

藤田さんは本当に伸びるのが早いです。
人物に使われている線も柔らかく、
温かみがあって感心します。

とても絵を描くのがお好きな方で、
娘さんでもお家の犬でも、
何でも手が空いたら描いておられ、
まずたくさん描くのが基本だなと、
改めて私自身も学ぶ所がありました。

半年という短い期間に、
伸びられた事には、
何の種も仕掛けもない、
自然な事だと感じています。

次に目さん「人物画」。

1枚目のデッサンですが、
パソコンで3Dをされているという事で、
「光」に対する基本的な認識を、
すでにお持ちです。

この人物画も、
光の方向に対する意識を、
感じ取る事ができます。

手で線を引く技術が、
向上されるについて、
光への認識がより活かされる事と、
思っています。

次は明石さん「人物」。

モデルになられた方の、
実直な感じをよく捉えています。

線はやや硬いですが、
この場合は人柄に合っていますので、
その点は相殺されるでしょう。

明石さんは特に風景が、
伸びておられるのですが、
今回は人物で選ばせて頂きました。

最後は後期の課題ではありませんが、
前期最後の課題、
「詩のこころを読む」。

茨木のり子さんの同名の書から、
詩を絵の題材にする、
という課題です。

藤原さんは「糸を紡ぐ女」を選ばれました。
ポール・ヴァレリーの詩ですね。

「眠る女」と「動く糸巻き」の対比、
見えない「風」が入る事によって感じる「ゆらぎ」。
暗い室内に対する明るい屋外の「比喩」。

色々と見所のある絵です。
デッサンは詰まるところ、
描きたい絵を描くための技術ですから、
技術の伸長のみを以て、
誇りにするのは本末転倒な訳です。

ぜひ弛まずにお描きになって、
高い次元での個性にまで達する、
絵をお描きになって欲しいと思います。

++++++++++++++++++++++++++

代表作のご紹介は以上です。

デッサン講座は今週来週と、
「風景」です。

デ1・風景様子・510.JPG

朝講座

デ2・風景様子・510.JPG

昼講座

デ3・風景様子・510.JPG

夜講座

デッサン講座風景課題
Nagi's art class' landscape theme.

寒くならない内にと、
後期開始まもないですが、
前倒しで描いて頂きました。

屋外で描くのは何かと大変!
ぜひ多くのものを掴んで頂きたいです。

最後に11月16日~1月16日まで、
ニューヨーク・シラキューズで開かれる、
スティーブ・ジョブス追悼展覧会での、
前宣伝ビデオが出来ましたので、
掲載します。



岩崎ナギもこの展覧会に参加します。
IWASAKI, Nagi will join in this exhibition, too.

名前が「Nagi Iwasaki」になっていますね。
すでに「Iwasaki Nagi」にして欲しいと、
お伝えしてあり、
直して頂けるそうです。

シラキューズには1月6日に、
実際に行く予定です。
頑張ります!

明日は「デザイン道場」に選ばれましたので、
これも頑張って行ってきます。

次回は11月18日(金)に更新します。
よろしくお願い致します。

では!
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講義「水彩画の栞」・大下藤次郎にちなんで [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

講義当日・スナップ・03.JPG

講義当日・スナップ・01.jpg

講義当日・スナップ・02.jpg

「水彩画の栞」の技法を基(もと)に、
制作される受講者の方々。
(撮影許可を美術館とは別に個別に頂いています)

大下藤次郎展・ポスター・510.jpg

©神戸市

○おはようございます。

10月1日(土)は、
「大下藤次郎」展にちなんで、
小磯記念美術館に、
「大下藤次郎と現代作家にまなぶ透明水彩」、
という講義に行ってきました。

藤次郎の著(あらわ)した、
「水彩画の栞」の内容に基づき、
授業計画を作成し、
佐渡への船旅の途中途々で同書を読み、
ほぼ内容を暗記して授業に臨みました。
(佐渡への旅についてはまた掲載します!)

募集当初こそ「4名」という状況でしたが、
中間報告で「10名」に、
最終的には15名定員の中、
皆さんのご協力を頂いて、
「午前12名、午後15名(定員)」
という盛況の中、
無事に開催、終了する事ができました。

ありがとうございました。
正直ホッとしています(笑)。

「水彩画の栞」の文章量は、
それほどのものではなく、
気合いを入れれば1日で読めます。

しかしその中から「どこを、どういう風に」
お教えするかには、
ずいぶん頭を悩ましました。

まずなぜナギが担当するのか、
それを明らかにしなければ、
受講生の方も納得できないだろうと思い、
大下藤次郎は所属する日本水彩画会の、
前身を立ち上げた人である事を述べ、
その理念と技法の普及に努めるため、
担当する事になった旨をお伝えしました。

藤次郎の理念とは、
少なくともナギが判断する限り、
「栞」41頁に記されている、
「要はただ正直に物を写せば可なり。」
これに尽きると思います。

自分は大作では創造的な絵も描きますけど、
基本はやっぱり現実のものをしっかり見る、
これが一番だと思います。

「どう描くか?ああ描くか?」
と問う前にまず実際に見て描くと。

そこから看取した「何か」を、
より創造的な作品にも活かすと。
「神戸安全ビスケット(KSB)」でも、
「神戸フラワーロード(KFR)」でも、
「それゆけ甲子園!(KBP)」でも、
今制作中の「佐渡のたらい船(SBS)」でも、
まず実景の写生がありました。

そこで受講生の方にも、
実際に公園で写生して頂きました。
(その前には学芸員の方のご説明付きで、
作品をご鑑賞いただいています。)

皆さん藤次郎の作品の鑑賞後でもあり、
「栞」の内容について・・・・

「絵を描くのは文章を書くのと同じであり、
抑揚、頓挫、波乱、照応、などが必要である。」

「明るい所(の中の暗い所)をまず塗り、
それから中間、暗い、と、
範囲を段階的に狭めて塗り進む。」

「空は画面に水を塗っておいて、
左上から順次ぼかす方法もある。」

という事をお伝えした後でもあり、
構図の計画、色の塗り方、
空の表し方、などに配慮が見られます。

1時間弱の短い制作時間でしたが、
非常に熱心に取り組んで頂け、
写生特有の「臨場感」あふれる、
作品を仕上げて頂きました。

その後、講評、記念撮影とあり、
2度の授業とも、
無事に終える事が出来た時には・・・

「多くの方にお越し頂けてホッとした!
真剣に取り組んで頂けて良かった!
大失敗しなくて助かった!」

・・・と安堵感のみでした(笑)。。。

お忙しい中お越し頂いた方々、
全てご用意頂いた美術館の方々、
ブログを通じてご助言頂いた方々、
本当にありがとうございました。

同展は10月10日(月・祝)までで、
あと僅かの期間ですけど、
お近くの方はぜひお出かけになると、
良いと思いますよ。

とっても良い展覧会です。

ナギ自身このお話があるまで、
明治期の水彩には、
ほとんど関心を払って来ませんでしたが、
改めて鑑賞し調べ直してみると、
学べるものが本当に多くありました。

その学んだものの一々を、
文章で記す事は今は省きますが、
これからの制作によって、
絵でお伝えしていきたいと思います。

次回は10月7日(金)に更新します。

10月4日(火)いよいよ、
神戸市西区民センター「デッサン講座」
秋季が始まります。

ギリギリですが本日まで、
受講を受け付けています。
すでにお申し込みになられた方は、
お忘れなくお越しください。

「だから今日希望がある」のCD、
ご希望頂いた方、
ありがとうございました。
全ての方々のお手元に、
無事届いてホッとしております。

同CDにちなんだコンサート、
「被災地へ歌声を!
ゴスペルチャリティコンサート
What A Wonderful World」
拝聴しました。

素敵な歌声でした。
ありがとうございました。

「神戸アートマルシェ」拝見しました。

こちらも学ぶ事が多かったです。
お誘い頂いた方々ありがとうございました。

では!
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デッサン講座「風景・代表作3枚」 [ナギの美術教室(Nagi'sArtSchool)]

デ1・殿本修二「公園への道」.JPG

デッサン1講座・受講生作品
The Student Work of the IWASAKI, Nagi's Dessin-1 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

殿本修二「公園への道」

Artist / TONOMOTO, Syuji
Title / "The road to the park"

デッサン学習歴・週1回を4ヶ月
Dessin learning career / 4 months with 1 time a week

デ2・藤原照美「デッキからの眺め」.JPG

デッサン2講座・受講生作品
The Student Work of the IWASAKI, Nagi's Dessin-2 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

藤原照美「デッキからの眺め」

Artist / Fujiwara, Terumi
Title / "The view from the deck"

デッサン学習歴・週1回を2年4ヶ月
Dessin learning career / 2 years and 4 months with 1 time a week

デ3・田中増一「風景」.JPG

デッサン3講座・受講生作品
The Student Work of the IWASAKI, Nagi's Dessin-3 Class.
※ご本人の許可を得て掲載しています。

田中増一「風景」

Artist / Tanaka, Masuichi
Title / "The paysage"

デッサン学習歴・週1回を1年半
Dessin learning career / 1 year and a half with 1 time a week

◎デッサン講座・3代表作

おはようございます。

神戸市・西区民センター「デッサン講座」、
前期最終回「8~9月度」分、
通路ギャラリーを飾る代表作です。

「朝」「昼」「晩」、
3講座のご紹介です。

まず殿本さん「公園への道」。

今年4月から始められた殿本さんは、
粘り強く進歩を重ねられ、
人を惹きつける所のある、
作品を作られています。

朝講座の風景作品には、
「良いな!」と思う作品が、
非常に多くて、
最後は2作品にまで絞り、
生徒さんの挙手による、
決選投票を行った結果、
殿本さんの作品が選ばれました。

単に技術的に言うならば、
製図を業として来られた、
もうひとかたの作品の方が、
高い技術だったと思いますが、
それだけ殿本さんの作品に、
魅力があったという事でしょう。

写真で十全にその魅力が伝わるかは、
解らない面もありますが、
実見すると鉛筆による白黒なのに、
木々の「緑」を感じるような、
人の心を動かす作品で、
そこが多くの方に支持されたのだと、
評価しております。

次に藤原さん「デッキからの眺め」。

藤原さんは2009年開講時からおられる、
数少ない方のお一人。

以前やはり風景で代表作に選ばれた折に、
お書きしたように、
決して順調に伸びて来られた方ではないけれど、
そのぶん色々な試行錯誤を通じて、
多くの良いところを、
開花されたように思います。

絵というものは早く伸びる方も、
それはそれで良いし、
手こずりながら伸びられる方も、
結局その甲斐はあるものだと、
常々実感しております。

この眺めも何でもないような所を、
「ここしかない」という構図の必然性で、
スバリと切って来られて、
観者の視点を通じて感じ取られたものが、
ありありと我々にも伝わってきます。

特にもう一階上層の、
渡り廊下を少し構図の上部に入れて、
視界を限定された所に、
妙味を感じます。

最後は田中さん「風景」。

西区民センター付近にある、
欧州の建物のような花屋さんです。

手前の道が斜めに視線を誘うと、
くさび形の花壇が反対方向に視線を戻して、
それを犬を連れた女性が横切って、
主たる建物へと導いて行く。

そして空は色もなく解放されている。

色を含めて即興的ながら、
構図の面白味と現場の空気を、
無理なく感じ取れる作品です。

2回目以上受講の方は、
着彩も可・・・
とはしているのですが、
実際には短時間の制作では、
中々試みられる方がおられない中、
意欲的に取り組んで頂いたと思います。

構図というものは、
色味や明暗、形、
意味合い、肌理(きめ)
空間の粗密、
全てを含めて言うわけです。

その複雑な要素を、
現場で描くという即興性を求められる場で、
いつでも引っ張り出せるためには、
普段から数多くの作品を、
理屈抜きにひたすら制作したり、
多くの良い作品を観て、
感覚を体得しておく事が、
とても重要の事と思います。

ぜひ更なるご精進をなさってください。

++++++++++++++++++++++++++

以上です。

2011年10月からの、
秋季「デッサン講座」、
「受付」が始まっています。
(神戸・西区民センター「講座一覧」リンク

他の講座と共に、
9月4日(日)まで受け付けています。
ご縁がありましたら、
よろしくお願い致します。

次は8月17日(水)にブログ更新します。
よろしくお願い致します。

では!
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