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水彩完成「黒糖パン+ワイン瓶」 [水彩+色鉛筆]

003・完成「丸いパン+ワインビン」・510.jpg

題:「黒糖パン+ワイン瓶」
作者:岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・410×318(ミリ)6号

Title :"Raw sugar bread + Wine bottle"
Artist : IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 410mm × 318mm(16.4"×12.7")

※講座展も始まっています!
よろしくお願い致します。

2017・デッサン講座展・集合写真・510.jpg

>岩崎ナギ担当講座の展示が5日まで、
神戸市・西区民センター・入場無料。
今回はデッサン、色鉛筆講座分です。
ご高覧よろしくお願い致します!

>My lecture class's show got started :D

+おはようございます!
岩崎ナギです。

お元気ですか?
5月終わりなのに夏の暑さですね!

神戸市「西区民センター」の指導案として、
「黒糖パン+ワイン瓶」を描きました。

今回は題材は「3原色法」ではなく、
「2色混合+補色法」で彩色しています。
背景だけは3原色法としています。

では指導案です。
ご高覧よろしくお願い致します。

+++++++

001・1段階目・書き出し・01.JPG

①画面での大きさと比率

題材が画面に入る大きさの場合は、
「ほぼ」等倍に描くのが基本です。

「ほぼ」というのは少しだけ大きく、
「1.1倍」位が良いからです。

理由は絵は現実と違い一方向だけの、
回り込めない視点に限定されるため、
等倍だと少し小さく感じるからです。

複数を配する時は比率に注意します。

作例ではワイン瓶の高さの比率は、
パンの縦の直径3倍と少しでした。

このように比に注意し描き進めます。

002・第2段階.JPG

②補助線で回転体を直す

まず手だけで描く事が絵の基本です。

理由は最初から補助線や定規を使うと、
どことなくぎこちない表現や配置に、
なりやすいからです。

大まかに配置や形を決める段階では、
手が一番柔軟性を持ち対応できます。

画面上の配置と形が大体決まれば、
補助線を用いてより正確にします。

回転体の場合はまず中心線を引いて、
次に太さが異なる所に平行線を加え、
見かけ上の楕円を左右対称に取ります。

前項と比べ左右の偏りが減じた事に、
お気付き頂ける事と思います。

003・完成「丸いパン+ワインビン」・510.jpg

③完成

完成しました。

2項目までで主に構図と形について、
述べてきました。

3項目では留意すべき表現の中から、
メリハリに絞って解説します。

写実傾向の絵でも現実世界よりも、
明るい所はより明るく、
暗い所はより暗く、
その間の中間域を豊かに持つ事で、
写真ではなく絵として描く意味を、
作り出せるのではないでしょうか。

+++++++

です。

以上です。

おかげ様で帰国後の体調は、
ほとんど元通り、
元気になりました。
ありがとうございます。

ではまたよろしくお願い致します!
タグ:http://www.flickr.com/photos/ouchigallery/sets/72157635924418506/ https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=448 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=449 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=447 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=79178 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 「世界一の明るい水彩を通じて、 世界一の明るい希望を共有し、 自己、他者、社会を心から明るくすることで、 世界一の愛を三者で実現して行く。」 アゴラギャラリー 日本水彩画会 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋春日集会場 http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY アルバニア Albania ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition
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コメント 4

makiko

先生、こんにちは(*^^*)
ワインボトルの光沢がとても美しく、重量感を感じます。
パンは美味しそうですね(^o^)
指導案はいつも勉強になります、
ありがとうございます。
私は鉛筆の扱いが不得意で、
ずっと彩色に頼った制作をしてきました。
色は扱い慣れると鉛筆よりも簡単に感じます。
今は下手でもデッサンから始めるようにしています。
空間の中の明暗のメリハリと、
空気を上手く作れるように気をつけていますが、、なかなか難しいです(*_*)

体調が戻ったそうで良かったです(*^^*)
by makiko (2017-05-31 14:26) 

カズノコ

苦手な瓶ですね!
1.1倍の大きさ、
明暗と中間域をより豊かに、これは気に入りました。
さて、「2色混合+補色法」について、
どういうことか、具体的に教えてほしいです。
お忙しいのに、ごめんなさいね!

by カズノコ (2017-05-31 18:12) 

岩崎ナギ

makikoさん→おはようございます!
いつもしっかりご覧頂いてありがとうございます。
今回はワインやパンの濃い色を水彩で出すのに、
意外と手こずりました。
色は鉛筆よりも、
色の違いで題材の違いが解りやすいので、
楽な面もありますよね。
たまにデッサンすると厳密に明暗だけですので、
やはり勉強になるなと感じます。
デッサンで勉強した明暗のメリハリを、
水彩で活かすようにしたいと思います。

体調、おかげ様で元気です!
こちらもありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2017-06-01 09:20) 

岩崎ナギ

カズノコさん→瓶は意外に難しいですよね。
いつもご覧頂いてありがとうございます。
自分も好きな絵だけではなく、
幾何形体を久しぶりに描く事で、
良い訓練になると感じました。
文章も気に入って頂けて嬉しいです!
「2色混合+補色法」は、
基本の色、例えばパンの茶などは2色で作り、
その陰影を補色で表現する事です。
具体的にはパンの基本の茶はオペラとアンバーの2色、
その陰影をウルトラマリンで・・・
といった具合です。
私の説明で大丈夫でしたでしょうか?
by 岩崎ナギ (2017-06-01 09:25) 

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