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水彩完成「貝殻と石」 [水彩+色鉛筆]

004・水彩完成「貝殻と石」・510.jpg

題:「貝殻と石」
作者:岩崎ナギ
技法:水彩
大きさ:31.8×41センチ

Title: "Shells and Stone"
Artist: IWASAKI Nagi
Technique: Watercolor
Size: 31.8 x41 cm (13" x16" )


○神戸市・西区民センター
芦屋「春日集会所」、
デッサン講座、色鉛筆講座、水彩講座用に、
「貝殻と石」を描きました。

ペギー講座の通訳を通じて学んだ、
「画面の中で3原色を混ぜる」やり方を応用し、
補色になる組合せを考え紙上で混色しました。

今まで水彩を計画的に捉え、
進行表に従って、
安定的に完成度のある制作する事で、
「ある程度」の評価を得てきました。

「空振りをしないで必ずヒットは打つ」
方法論ですね。

しかしいわゆる芸術的な表現といった、
感覚的な側面が弱かったのも事実で、
それが「ある程度ではあるけれど、ある程度を超えられない」
原因の一つであったか、
と考えています。

今後は画面上での混色を含めた、
感覚的な側面も成長させていきますね。
改めましてよろしくお願い致します。

また現在、神戸市「西区民センター」では、
10月から始まる秋季講座の募集を開始しています。
(↓URL)

https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1

芦屋は岩崎ナギまでお問い合わせ頂ければ、
嬉しいです。

両講座ともご興味がありましたら、
ぜひよろしくお願い致します!

では以下指導案です。

++++++++++++++++++++++

001・1段階目「紙で直接混色」.JPG

002・1段階目「パレットで混色」.JPG

1・紙の上で混色

明→中→暗と3段階で描くのは、
いつもどおりですが、
今回は紙の上での混色を行いました。

貝は灰色に近いものが多いですので、
補色の組合せを紙の上で直接混ぜて、
力強く美しい灰色を心がけました。

黄味がかった灰色など微妙な調色を、
紙の上で根気よく行います。
難しい時はパレットも併用可能です。

003・2段階目「紙で直接混色」.JPG

2・色味のある補色を考える

今回は補色(灰色)について、
もう少し考えてみます。

灰色でも色味を感じる場合も多く、
混色は2色か3色が基本ですから、
補色になる組合せを色環で考えます。

例えば橙がかった灰なら黄と青で緑、
その緑の補色に橙で灰を作ります。
混色の配分で橙を多くすれば、
橙がかった灰色を作れる訳です。

色相環.jpg

著作権・一般財団法人ネットショップ能力認定機構
http://acir.jp/dl/text_color.html

004・水彩完成「貝殻と石」・510.jpg

3・完成

今回は主に補色に関し述べましたが、
明→中→暗と進行したのは同じです。

貝殻に特有の表面も最初は大まかに、
明部、中間部、暗部、と捉え、
それから小割して特徴につなげます。

+++++++++++++++++++++++++

・・・指導案は以上です。

お読み頂きありがとうございます!

では!
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rappi

素敵な色ですね。^^
絵を描くのも好きなのですが、
こういう理論や手法を知らないで描いてます。^^;
by rappi (2016-08-16 08:25) 

お名前(必須)

画面上で混色。匁は
これが多いかな[?],
もっとパレット上で色の配合を
決めろ[exclamation]と 
言われながら なかなかできません。
by お名前(必須) (2016-08-16 20:23) 

カズノコ

貝殻の形状にふさわしいいい色を出されていますねー!
流石です。いつも、クリームやアイボリー系のやわらかな
色合いは、出すのに難しくて、濁った汚いものにしてしまいます。
補色の関係を頭において、色合いの試しを考えていきたいと、
思います。
いいテーマをありがとうございます!
by カズノコ (2016-08-18 10:26) 

匁

画面上で混色。匁は
これが多いかな[?],
もっとパレット上で色の配合を
決めろと 
言われながら なかなかできません。

すみません。
名前を書くのを忘れました。
再度記入しました。
by (2016-08-19 08:37) 

岩崎ナギ

rappiさん→ありがとうございます!
理論倒れになるのは一番避けるべきですから、
どんどんお描きになるのが一番なのですが、
時々経験だけでは乗り越え難い箇所を、
理論はスッと通してくれます。
自分にとってはペギー(カナダ人画家)の、
3原色の混合理論がそうでした。
自分の今までの理論と整合性を試しながら、
今実践している所です。
またよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2016-08-21 18:13) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます!
補色は12色に絞っても、
本当に色々な組み合わせてと、
調色の配分がありますね。
自分自身もペギーの講座を通じて、
改めてこの事に着目し、
様々試し直している所です。
カズノコさんのご挑戦も楽しみです。
また拝見いたしますね。
よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2016-08-21 18:19) 

岩崎ナギ

匁さん→2度もコメント頂き、
ありがとうございます!
匁さんも紙の上で混色される、
直感型なんですね。
パレットで混色するのも、
慎重に調色できたり、
良い所も沢山あります。
今の所は両者を併用して、
制作の前半は紙の上で混色する、
後半はパレットで慎重に調整する、
という2本立てで行っています。
また進行状況を載せていきますね!
よろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2016-08-21 18:23) 

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