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水彩「2015年、アルバニア、アバズ」完成 [水彩+色鉛筆]

003・21世紀創世録「アルバニア釣人ABAZ」・510.jpg

題:21世紀創世録「2015年、アルバニア、アバズ」
作者:岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・318×410(ミリ)6号

Title : 21st book "2015, Albania, ABAZ"
Artist : IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 318mm×410mm (12.7"×16.4")

+おはようございます!

お世話になっています、
岩崎ナギです。

何だかんだと忙しく、
全くブログが更新出来ていませんでした。

もう明日4月4日の月曜日から、
神戸「西区民センター」で、
水彩講座の春季開講です!
デッサン講座、色鉛筆講座は火曜日からです。

その神戸市「西区民センター」と、
芦屋「春日集会所」の指導案として、
21世紀創世録「2015年、アルバニア、アバズ」を描きました。

課題としては「風景」です!
明日、明後日、暖かいと思いますが、
万一にそなえて上着のご用意等、
お手数ですがよろしくお願い致します。
雨天でも屋根のある所で描きますよ。

最初に座学で基本をお伝えし、
時間上、場所の選定だけになるかも知れませんが、
西区民センター付近で風景を描きます。

3講座の中では、
明日4月4日(月)始まりの「水彩講座」が、
少し人数が少ないです。
ご希望の方は今からでも、
ぜひよろしくお願い致します!

代わりにデッサン、色鉛筆に、
多くお越し頂いています。
ただこちらもあと少しの方なら入講可能です。

追加募集は講座が始まるまで行っていますので、
ご興味のある方は直接「神戸市・西区民センター」まで、
お問い合わせ頂けると嬉しいです(↓講座概要と連絡先)。
http://www.kobe-bunka.jp/kouza/pdf/nishi.pdf

3月26日(土)はフェイスブックでお知り合いの、
大河内さんの奥さんが2人展をされておられたので、
拝見しに出かけました。

大河内久子さんと・510.jpg

芦屋と打出の中間くらいにある、
ギャラリーmuku」です。
写真で見るよりずっと素敵なギャラリーですよ!
大河内久子は京芸の先輩の方との事でした。
気さくにお話し頂いてありがとうございます。

MI8周年・打ち上げ・510.jpg

3月30日(水)はMIギャラリー「8周年展」の、
最終日で「クロージングパーティ」に行って来ました。
こちらは色々な方とのお話しが楽しめました。
お話し頂いた皆さん、ありがとうございます!

芦屋市「春日集会場」は、
4月9日、16日(いずれも土)が、
4月の開講日です。
14時~16時です(小さいお子さんは14時~15時)。

今年は芦屋は「王子動物園」で写生を行って、
「ノエビアスタジアム神戸」で9月~10月に掛けて、
展示予定です。

ご興味のある方は春日集会所までお願い致します(URL↓)。
http://www.city.ashiya.lg.jp/shisetsu/kasuga_sh.html

さて掲載した絵の方は、
アルバニアの水彩ビエンナーレに参加した時、
公園に地元の作家と出かけて、
湖におられた釣りのおじさんを描きました。
「アバズ」はおじさんのお名前です。

アルバニア「釣り人」本人正面・510.jpg

描いたお礼に魚をたくさん頂いたのですが、
もちろん日本に持って帰れないので、
現地の友人に全てあげました。
親切にご対応頂いたアルバニアの皆さん、
ありがとうございます!

では指導案です。
ご指導よろしくお願い致します。

+++++++

001・第1段階.JPG

1・まず薄い色で構図を判断する

水彩もデッサンも最初に濃い色を置き、
決定的な構図や形を出してしまう前に、
まず薄い明色で概略を取ります。

別の紙に下絵で描いたり頭で想像した、
構図が実際に描いて無理なく収まるか、
消したり動かしたりして慎重に判断し、
徐々に濃い色を重ねて行きます。

判断材料を揃えるため全体的に進め、
最初の段階は部分の完成度は低くても、
画面全体の関係性を見られる状態にし、
構図の良し悪しを判断します。

材料が揃わないと判断は難しいので、
全体を描く事は非常に重要です。
内容を良く伝えられる構図を取ると、
自然と気持ちも積極的に絵に臨めます。
構図は鑑賞時に重要なだけではなく、
作画時にも重要な要素なのです。

002・第2段階.JPG

2・明部を塗り残しながら進める

明中暗と3段階あれば絵は完成します。
これは水彩、鉛筆とも共通しています。

3段階で立体感が表現可能だからです。
最も明るい白と、最も暗い黒との間に、
豊かな中間領域を存在させる事で、
情報量を増し立体感を付与します。

絵は立体感が必要ない時もありますが、
ある程度は写実的に描きたい場合には、
必要な要素となります。

前項で明度の高い色を塗りました。
その明色の上に中間色を範囲を狭めて、
塗り重ねて立体感を増して行く訳です。

換言すれば明部を塗り残し進めます。
水彩では水筆で明部に向かってぼかし、
鉛筆では筆圧を加減して階調を付与し、
塗り残した明部へ自然に推移させます。

003・21世紀創世録「アルバニア釣人ABAZ」・510.jpg

3・暗色で締めて完成

前項までで明中暗と3段階作れば、
基本の絵は完成するとお伝えしました。

明中暗と進行するに従い塗る範囲が、
徐々に狭まって来る事にご留意下さい。

つまり最初の項で明色を塗った時には、
異なる事物の色同士が重なっても、
さほど問題は目に見えてこない訳です。

むしろ少し重ねて塗られた方が、
事物同士の間に白い線が出来たりせず、
自然な感じで描けて良いと言えます。

薄い色の上に濃い色を載せ形と構図を、
修正しつつ段階が進行させられる点が、
明中暗と進行手順を守る事の意味です。

濃い色を重ねれば薄い色の間違いは、
目立たない訳ですから間違えた事も、
段階を踏む事で豊かな絵を作るために、
活かす事が出来ると言えるでしょう。

+++++++

です。

ではまた!
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匁

いよいよ今日から新年度が始動ですね。
頑張ってください。
by (2016-04-04 09:06) 

カズノコ

明・中・暗で描いて行けばいいのに、明が薄いと
ついつい塗り残さずに重ね塗りしてしまいます。
最初の明を濃いめにするのと、塗らない勇気が
必要なのは分かっているのに、難しいもんですね。
by カズノコ (2016-04-04 13:31) 

岩崎ナギ

匁さん→ありがとうございます!
おかげ様で無事に新学期を開講する事が出来ました。
お越し頂いた皆さんに、
前の学期よりもよりご満足頂けるよう、
研鑽を積んで行きたく思います。
by 岩崎ナギ (2016-04-04 20:00) 

岩崎ナギ

カズノコさん→いつもしっかりお読み頂いて、
ありがとうございます!
そうですね、
中々実践は難しい所があります。
例えば岩崎も暗い所を思い切ってくらくしないとメリハリがつかないのを、
知ってはいるのですが、
実践が難しいです。
さらに研鑽をつみますね。
by 岩崎ナギ (2016-04-04 20:21) 

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