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水彩「りんご・ビン」完成 [水彩+色鉛筆]

004・水彩完成「りんご+ビン」・510.jpg

題・「りんご・ビン」
作者・岩崎ナギ
技法・紙に水彩
大きさ・410×318(ミリ)6号

Title / "Apple, Glass"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor On Paper
Size / 410mm×318mm (16.4"×12.7")

○神戸市・西区民センター
芦屋「春日集会所」、
デッサン講座、色鉛筆講座、水彩講座用に、
「りんご・ビン」を描きました。

基本中の基本と言えますが、
それだけに飽きずに描きたい所です。

2015年の秋講座は、
おかげ様で芦屋まで合わせると、
60人ピッタリで始める事が出来ました。

途中入講頂いた方もあり、
今までご受講頂いた方々が、
数年おいて帰って来て頂けるという例が、
数名に及んだ事もあり、
この規模を維持できましたが、
芦屋の方は受験生も合格して、
夜に講座を開く必然性もなくなっていますので、
昼に移す事も考える段階になってきました。

とりあえず芦屋の今季は、
受かった生徒さんに「受かっても来ます!」
と言って頂いているので、
夜講座のままで行きます。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

001・先に黄緑色を塗ったリンゴ.JPG

002・次に赤色を塗ったリンゴ.JPG

1・多色の素材への対応

リンゴのように色が混じる題材も、
やはり明るい色つまり「黄緑」
から塗って乾いた後に赤を塗れば、
多色が混在するように描けます。

要点は薄い色から塗る事です。
これを軽視せず守る事が大事です。

また同じ所だけ触らず他所を塗り、
上手く同所が乾く時間を作ります。

003・補助線を引く.JPG

2・補助線を引く

別紙で学習しましたように、
回転体の場合は補助線を引いて、
描画の助けとします。

まず回転体の軸となる中心線を、
回転体の真ん中に垂直に引きます。

その垂直に引いた補助線に、
直交する平行線を引きます。
さてどこに引くべきでしょうか?

答えは太さが変わっている所です。

また水彩でもデッサンでも、
いきなり補助線から引いたりせず、
ある程度描いて構図と形の概略を、
確かめてから補助線を引きます。

004・水彩完成「りんご+ビン」・510.jpg

3・完成

完成しました。

さてガラスの質感ですが、
濃い色が溜まっている所と、
光って色が抜けている所の、
「粗密」に着目します。

濃い所は思い切って濃く、
明るい所は薄い色を入れたり、
水彩なら水筆で色を抜いたり、
デッサンなら消しゴムで描くなど、
明暗の差を恐れず作って行きます。

また接地面に落ちる影の部分も、
透明な題材の場合は光の反射など、
題材の特徴が現れる現象を捉え、
その質感を伝えます。

+++++++++++++++++++++++++

・・・指導案は以上です。

土曜11月7日は10時からお昼過ぎまで、
アートホール神戸で、
日本水彩・兵庫支部秋季展の当番をする予定です。

その後、鶴橋に移動し、
金 斗鉉さんのワークショップに参加予定です。

来週の月曜はもうひとつ公募に入りましたので、
そのお知らせをする予定です。

いつもありがとうございます!
では!!
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カズノコ

ビン、壺などいつもアドバイスを頂いているのに、
上手く描けません。自分なりに左右対称に気を付けて
いるんですが、難しいですね!
それにしても、ビン影が面白いですね!ちゃんと見なけ
ればの思いです。
ありがとうございました。
by カズノコ (2015-11-06 11:27) 

岩崎ナギ

カズノコさん→連続でご覧頂き、
ありがとうございます!
ビンは基本なんですけど、
描いてないとすぐ描けなくなるものでもあります。
手が上手く動かないんですね。
でもビンなんかがキチンと描けていると、
例えば「タクシーカフェ」なんかでも、
かなり想像で描いている部分があるのですが、
その想像部分に信頼性を持たせる事が出来るので、
ビンなどの幾何形体の基本は粘り強く取り組んでいます
by 岩崎ナギ (2015-11-06 12:00) 

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