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水彩「シルバースター」完成 [水彩+色鉛筆]

004・水彩完成「シルバースター(鉢植え)」・510.jpg

題:「シルバースター」
作者:岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・410×318(ミリ)6号

Title : "Silver Star"
Artist : IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 410mm×318mm (16.4"×12.7")

○神戸市・西区民センター
芦屋「春日集会所」、
デッサン講座、色鉛筆講座、水彩講座用に、
「シルバースター」を描きました。

「シルバースター」はエルウッディとも呼ばれる、
ヒノキの一種だそうです。
詳しくないのですが。。。

課題としては「鉢植え」の課題ですね。
描いてみると難しかったです!

指導案にもお書きしましたが、
大まかに陰影を付ける→中程度に・・・→細かく・・・
で解決する訳ですが、
やっぱり針葉樹がワッーと生えているのは、
それなりに難しいものだ・・・
という事が判りました。

では以下指導案です。
ご助言よろしくお願い致します。

++++++++++++++++++++++

001・円筒を意識する.JPG

1・基本形体を意識する

鉢植えのように複雑に見える題材は、
まずは「基本形体」に還元して描くと、
複雑さに最初から足を取られる事なく、
大まかな明暗を捉え次の複雑な段階に、
備える事が出来ます。

具体的には幹自体や茂る葉それに鉢も、
円筒や球の影の付き方の繰り返しです。
例えば葉も1枚ずつ描くのは次の段階で、
最初は葉の茂った塊を円筒や球と捉え、
全体の3分の2くらいの所を暗くします。

大きな塊を捉えたら中規模の葉の集まり、
次に小さな塊、更にその1枚1枚と、
段階的に単位を小さくして進行します。

002・細かい所は指を支えに.JPG

003・指で支える.JPG

2・小指を支えにして描く

基本形体を用い大まかな陰影を付けたら、
次に主要な葉を細かく描いていきます。

なぜ主要なと注記したかと言いますと、
全ての葉を描くのは時間的にも難しく、
また絵画的にも意味が薄いからです。

主要な葉とは基本的に手前にある葉です。
また暗い所と隣り合った明るい葉も、
画面にメリハリを付ける重要な箇所です。

小指を支えにして細部を潰さず描きます。

004・水彩完成「シルバースター(鉢植え)」・510.jpg

3・内を描くか外を描くか?

完成しました。

細かな葉を描いていく時に、
葉の内側を描くよりも外側の影を、
描いた方が良い時があります。

題材の内側を描くかあるいは外側かは、
表裏一体ですが一般的に題材そのもの、
つまり内側だけに注目しがちですので、
外側の影や背景を描くという意識を、
同時に常に持つよう心がけます。

+++++++++++++++++++++++++

・・・指導案は以上です。

なお現在、神戸市「西区民センター」では、
9月5日(土)まで、
「秋季講座」の受講生の方を募集しています。

岩崎ナギの担当する3講座の、
概要と申し込みフォームは以下のリンクです。

デッサン

デッサンと色鉛筆画

すてきな水彩画

・・・です。
ご興味をお持ちの方は、
各館にご質問など、
ぜひよろしくお願い致します!

ではでは!
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カズノコ

簡単なようで描くと難しい題材を選ばれましたね。
細かな葉の描き方、実践しないと分かりませんので
一度、描いてみようと思っています。
by カズノコ (2015-08-19 13:08) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます[わーい(嬉しい顔)]
細かい所までの過程は、
段階を踏めば良いのですが、
最後の細かい部分は、
結局、根気だと解りました(笑)。
by 岩崎ナギ (2015-08-19 14:25) 

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