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水彩完成「コロナ+柿」 [水彩+色鉛筆]

05・水彩完成「柿+ビン」・510.jpg

題・コロナ+柿
作者・岩崎ナギ
技法・水彩
大きさ・410×318(ミリ)6号P

Title / Corona + Kaki
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor
Size / 410mm×318mm (16.4"×12.7")

◎神戸市・西区民センター「デッサン講座」と「色鉛筆講座」
芦屋市・春日集会所「デッサン・水彩講座」用、
水彩画の指導案です。

昨日の土曜日は、
芦屋デッサン講座の風景画の日で、
六甲アイランドに行ってきました。

良く晴れた小春日和の温かい日で、
描くのに適した日で助かりました。
中学生3人はとても上手いです。
高校生ぐらいになると、
凄く上手くなりそうで楽しみです。

2014年六甲アイランドに渡る「風景」・01・510.jpg

では以下指導案です。
よろしくお願い致します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

01共通した色は同じ時に塗る.JPG

1・同じ明度の箇所は同時に塗る

デッサンでも色鉛筆や水彩でも、
同じ明度の所は同時に塗ります。

水彩の場合は色で塗るので、
ご理解頂きやすいかも知れません。
作例をご覧下さい。

これは最初にオレンジと緑、
2色の色だけを塗った状態です。

柿のオレンジがビンの同明度の、
箇所にも使える事が見て取れます。
明度が同程度なら色が違う所でも、
実はそれほど違和感がありません。

柿の葉の緑も同様に、
フタ部分に用い表現しています。

02・文字は最初から.JPG

2・文字は最初から

細かいが題材の特徴を印象付ける、
文字などの情報は描画の最初から、
ある程度意識して描いていきます。

最初からシッカリ描く必要はなく、
「大体」の段階を増せば十分です。

前項とこの項を見比べて下さい。
前項で「大体」同じ色、明度を、
塗った後で他の色を塗るのに従い、
ビンの形なども改善された事に、
気付いて頂ける事でしょう。

情報が増せば判断基準も増すので、
「大体」が初期段階にあっても、
進展させれば精度も増すのです。
文字も同様に多段階で描画します。

03・筆を入れる方向.JPG

3・円筒を意識する

さて文字にしろ文字が印刷された、
ラベルにしろ円筒上にあります。

平面上のように真っ直ぐに、
文字などは並んでいるのではなく、
円筒に沿って楕円上に並びます。
ビンは真上から見れば真円ですが、
角度が付き楕円に見えるのです。

別紙でお伝えしましたように、
まずビンの中心に垂直線を引き、
左右対称で前後は少し前が長い、
補助線を用い楕円を描きます。

目の位置から離れれば離れるほど、
角度が付き真円率は上がる事に、
ご注意ください。

05・水彩完成「柿+ビン」・510.jpg

4・完成

前項は楕円の描き方に限定して、
お話しましたが基本的には、
他の箇所に引く線も面の形に沿い、
引いていきます。

つまりビンの表面では垂直の線と、
楕円状の線を中心的な線として、
引かれると良いでしょう。

ビンは透けていますから反対側は、
楕円の奥側の線も引くわけです。

この様に適宜必要とされる線を、
面に沿って引くのが基本です。
ただし絵として必要な線は、
必ずしも面に沿っていなくても、
応用的に引く事もあり得ます。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・・・です。
いつもご覧いただき、
ありがとうございます。

次回は11月25日(火)に、
更新予定です。
よろしくお願い致します。

では!
タグ:https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 コロナビール 柿 Corona Beer Kaki アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 「岩崎ナギ目的」 世界一明るい水彩を通じて、 世界一明るい希望を共有し、 自己、他者、社会を心から明るくする事で、 世界一の愛を3者で実現していく。 アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ  iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=53241 デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター 色鉛筆講座 デッサン講座 美術教室 芦屋市 春日集会所 http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web http://www.koiso-museum.jp/2011/09/開催中の大下藤次郎/
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カズノコ

同じ明度のものは、同時に塗っていく。
これは、スケッチでも、同じように考えて
いいでしょうか。

by カズノコ (2014-11-23 21:34) 

岩崎ナギ

カズノコさん→スケッチの場合は線を追って、
部分であれその形を頭に刻み込む方が、
「1枚の絵」として完成するよりも、
ひょっとしたら大事かも知れませんね。

より習作的要素が強く人に見せるよりも、
「自分が記憶するために描く」割合の方が強いようにも思います。
考え方は色々ですので一概には言えませんが。
ともあれいつもコメント頂き本当にありがとうございます!
by 岩崎ナギ (2014-11-23 21:40) 

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