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100号水彩完成・「昨日の空・今日の幸・明日への希望」 [作品(Art Work)]

2013年11月4日「希望」完成・510.jpg

題・「昨日の空・今日の幸・明日への希望」
作者・岩崎ナギ
技法・水彩+色鉛筆+墨
大きさ・1620×1620(ミリ)S100号

Title / "Yesterday's Sky, Today's Happy Tomorrow's Hope"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Watercolor + Colored Pencil + Sumi
Size / 1620mm×1620mm (65"×65")

○2014年1月24日(金)、
25日(土)、26日(日)、の3日間、
神戸国際会館SOL・B2階」で展示、
「昨日の空・今日の幸・明日への希望」、
S100号で完成しました。

これはすっごい長くかかったんです!
最初は2009年の12月に、
思いついた題材です。
(当初記事URL↓)
http://iwasaki-nagi.blog.so-net.ne.jp/2009-12-08

習作完成05・「昨日の空・今日の幸・明日への希望」2009年4月・510.jpg

この時は撃墜された戦闘機に、
洗濯物が干してある・・・
という新たな平和の始まりを表す絵でした。

構図が気に入らなくて、
更に2度ほど直してます。
3回目は視線を集中させるために、
円形の構図にして、
正方形(S型)に変更しました。
それで2年ぐらいは考えていたと思います。

習作「第2弾」完成07・「昨日の空・今日の幸・明日への希望」・510.jpg

習作「第3弾」途中01・「昨日の空・今日の幸・明日への希望」・510.jpg

それぐらい長く考えている内に、
2010年に「日本の自然を描く展」で、
優秀賞を取った翌年、2011年でしたか、
「洗濯物が大量に翻っている」という同構想で他作家の絵が、
同・日本の自然を描く展で冠賞に入り、
先に構想が使われてしまいましたので、
洗濯物、という考えを変更する必要に迫られました。

どうするか長い間思いつかなかったのですが、
2013年にアゼルバイジャンに行った時、
大量の国旗が巨大な大きさで翻っているのを見て、
『国旗が本来の用途を離れて、
昔の運動会みたいに翻っていたら、
平和の象徴になるかも知れない』
と思いつき洗濯物から国旗に変更しました。

題名も過去記事どおり当初から、
「昨日の空・今日の幸・明日への希望」だったのですが、
やはり2011年の国画会の展覧会でしたか、
「昨日の空・明日の希望」だったか、
そっくりな題名の絵が賞を取っていて、
先に使用されてしまいましたので、
題名も変えようか?と「希望」など、
短くしていた時期もあるのですが、
やはりおそらくは自分の方が先に考えていますし、
ブログとはいえ記録も残っていて、
別に倫理的に悪くない訳ですから、
やはり当初どおり、
「昨日の空・今日の幸・明日への希望」としました。

国旗の順に国の優劣はありません。
岩崎ナギの宣言した「新素朴派」は、
「皮肉の禁止」という一条を持っていますので、
見たままの平和を希求する絵ですね。

ただアメリカ国旗は、
戦闘機に描いてあった女の子が抜け出て、
現実の女の子になる、
という構想上、一番上に来ています。

また古い街並みは元々、
フェイスブックのコロンビア人の友人、
セフォーラの見た夢を描いて欲しい、
という所から来ていましたので、
ギターを引くセフォーラや、
コロンビアの国旗を掲げる、
祭りの男など、
コロンビア的な要素もあります。

しかし具体的な描写として、
その古い街並みをどうするか迷っていましたが、
この問題もトルコに招待された時、
イスクイリプの古い街並みを見て「これだ!」と思い、
当初からの世界の街並みと人に加え、
現地イスクイリプの空気感を描き加えて、
デッサン版はその場で完成させ、
チョルム博物館に寄贈しています。

007-005・Tomorrow's Hope Scan 510.jpg

007-003・「ナギ市長に説明中」・510.jpg

そして日本に帰国して着彩版を作成したのが、
この作品、という事になります。

本当に長い事描きました(笑)!
4年ぐらい考えてました。

でもそれぐらい長い間考えたにも関わらず、
国旗が描いてある事や、
前述のように自分の方が恐らくは先に考えたにせよ、
他作家と重なる所があり、
やはり日本での展示は難しいかな?と、
アゼルバイジャンかアメリカででも、
展示しようか?と考えていた矢先、
突然、神戸国際会館での展示の話を頂きましたので、
「渡りに舟!」とお請けしたのものです。

この展示は個展ではなく、
「ARTS AND CRAFTS MARCHE in KOBE vol.1」
(アーツ・アンド・クラフツ・マルシェ=AACM)
というもので今年からですね。
場所としては面白いので、
どうなるか解りませんが、
頑張って出展してみます。

お近くまでお越しの時は、
ぜひ!ご高覧よろしくお願い致します。

ではいつもありがとうございます!
次回の更新は1月10日(金)、
を予定しています。
またよろしくお願い致します。

(展示情報ご確認用です!)
+++++++++++++++++++++++

会期:2014 年1 月24 日( 金)~26 日( 日)
   10:00~20:00(最終日19:00 まで)
会場:神戸国際会館SOL B2F
「SOL 365 Workshop」・入場無料・土曜当番
神戸国際会館URL: http://www.kih.co.jp/

+++++++++++++++++++++++
タグ:アゼルバイジャン Azerbaijan トルコ Turkey アート 芸術 美術 岩崎ナギ サロンドートンヌ パリ Salon d'Automne Paris NY個展 100人展 ニューヨーク  Solo exhibition Ouchi Gallery ヲウチギャラリー オハイオ Ohio ハドソン・ギャラリ HUDSON GALLERY メリット賞 Merit Award ノエビアスタジアム神戸 川田画廊 KAWATA GALLERY  個展 private exhibition 神戸国際会館SOL http://www.kih.co.jp/ デッサン 鉛筆画 素描 dessin sketch 色鉛筆 水彩 colored pencil watercolor 神戸市 西区民センター デッサン講座 美術教室 芦屋青少年センター http://iwasakinagi.wix.com/iwasaki-nagi-web The New Primitive Declaration 新素朴派宣言 フェイスブック潮流 水彩を通じて明るい未来を共有する アゴラギャラリー 日本水彩画会 100周年記念 アニメフェア関西 関西のクリエイター展 デザイン道場 LIVING & DESIGN 2012 ACDC Gallery Re:novel 実用新案 patent   インボルダ iNbolda bolda ボルダ 丸一興業 http://bolda.jp/case/【折りたためる額縁】インボルダ 第25回 日本の自然を描く展 優秀賞 日本芸術センター第6回絵画公募展 入選 Architectural Award 2012 Nominee 1662. What is “iNbolda”? http://www.art-center.jp/ http://www.archiaward.com/2012.php?l=E&m=8&theme=15&Obj=1662&pos=15] http://renovel.org/works/iwasaki.html http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=20171 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=25194 http://www.kcua.ac.jp/information/?mp=32019 https://www.kobe-bunka.jp/course/center-list.php?cid=7&q=&p=1 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=422 https://www.kobe-bunka.jp/course/detail.php?csid=423 http://www.flickr.com/photos/ouchigallery/sets/72157635924418506/ http://www.facebook.com/photo.php?v=727953423899181&l=1964352995089360342
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匁

4年の年月を掛けた大作素晴らしいですね。
制作過程紹介して頂いてありがとうございます。
なかなかここまで明確に公開されることは珍しいので
勉強になります。
by (2014-01-08 20:17) 

岩崎ナギ

匁さん→ご覧頂いてありがとうございます!
制作過程の公開は危険性もありますが、
匁さんはじめ頂いたコメントが制作の参考と励みになり、
また何らかの問題が起きた時の証拠ともなりますので、
秘せずに積極的に公開する事を是としています。
やはり気持ちの面で励ましが頂ける事は、
本当にありがたいです。
これからもぜひよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2014-01-08 20:33) 

カズノコ

この大作にこんな複雑なご苦労があったなんて。
でも、大きなテーマを大切にじっくり育んでこられる
なんて、素晴らしいことですね。
その大作の実物が見られたらどんなにいいことか!

by カズノコ (2014-01-11 22:11) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます。
ぜひご覧頂きたいものです。
ただ東京では展示する機会はもう無いかも知れませんが、
この世界は「魚心あれば水心あり」という所もありますから、
また何か機会があるかも知れません。
その時はぜひよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2014-01-12 21:00) 

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