デッサン完成「私の手」 [デッサン(Dessin)]
題・私の手
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・410×318(ミリ) F6号
Title / My Hands
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / 16.4"×12.7"
○西区民センター「デッサン講座用」の、
「私の手」です。
いつもどおり「両手」を鏡で映し、
記憶してから描きました。
今回は自分の体に、
両手をくっつけて描きました。
少し工夫して、
指の先端を置いた所に、
ビニール・テープを貼りました。
このお陰で、
一度鉛筆を持って、
画面に絵を描き、
手の組み方が判らなくなっても、
再現するのは容易でした。
それでも記憶が頼りのデッサンですので、
実際に見られないもどかしさ、難しさは、
やはりいつも通りのものでした。
以下指導案となっています。
ご助言がありましたら、
よろしくお願い致します。
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①納得できる構図を塊(カタマリ)で探す
作画例では自分の両手を描きましたので、
構図を定めるのが難しく、
塊(カタマリ)で増減しながら、
納得できる位置を探しました。
皆さんの場合は隣の席の方を、
お描き頂く訳ですが、
輪郭線にたよらず、
「塊」つまり陰影の増減で、
構図を探って頂く事自体は同じです。
以前お伝えしましたように、
完全に消さずに、
薄く消しながら修正を重ねると、
構図をより良くするのと同時に、
描画段階も進める事が可能です。
怖れずに何度でも直しましょう。
②陰影の流れで見る
色々な描き方がありますが、
ここでは細部に拘泥せず、
光と影による「陰影の流れ」を読んで、
描いていきます。
例え血管やシワを描いたとしても、
それは「流れ」を組み合わせた結果、
自然に血管やシワに「なった」のであって、
最初から描きに行って、
全体の整合性を失う事は避けたい所です。
③全体の整合性を見て完成
前項でも述べましたが、
光と影のあり方を大切にして、
全体の整合性を持って完成させます。
一番暗い所から一番明るい所まで、
逆転したり過不足がないか、
持ち時間の範囲内で、
何度でも確認します。
質感が冷たくなるので「F」までで完成としました。
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・・・でした。
お読みいただき、
ありがとうございました。
それで全く関係がないんですが、
「♪いつまでも変わらぬ愛を、君に届けてあげたい♪」
というポカリスエットのCMを、
最近どういう訳かよく思い出すので、
リンクしてみました。
3種類あるんですよ。
織田哲朗さんという方が歌われている、
「いつまでも変わらぬ愛を」という曲です。
亡くなられたお兄さんに捧げられた歌だそうです。
やはり単なるラブソングを超えた、
強い感情の響きがありますね。
CM自体は1992年のもので、
もうほぼ20年前です。
変わっていくのも成長なら、
変わらないのも確かな成長。
またこの10年がんばります!
次回は6月30日(金)に更新します。
よろしくお願い致します。
2011-06-23 07:33
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コメント(4)
え?もう20年も経ってるんですね、、、
一色紗英 めちゃ可愛い(^^)
by (。・_・。)2k (2011-06-23 10:07)
岩崎さんに先日指摘されてから
良い練習方法が無いか探していました。
この手順で描いて見ます。
by 匁 (2011-06-24 07:33)
21日の火曜日、教室のモチーフはビンがいっぱい、
塊として捉えていかないと、大変なことになることが
分かっているのに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
曲がらない描き方って、本当に難しいです。
今日は、岩崎ナギさんの「自己紹介の笑顔」に
挨拶されたようで、嬉しかったですよ!
◎のとっておきの笑顔!!
by カズノコ (2011-06-24 22:18)
(。・_・。)2kさん→あっという間の20年ですね。
個人的にはいつもバタバタしてた気がします。
一色紗英さんはこの頃が一番可愛い頃ですね。
匁さん→練習方法を取り入れて頂いて嬉しいです。
匁さんの絵は面白いので、
ぜひ大賞を狙ってください。
カズノコさん→ビンなどの回転体は、
ほとんど慣れですね。
片意地なくらいに描き続ければ、
きっと難なく描けるようになりますよ。
王道なく練習あるのみです。
ありがとうございます。
自己紹介用に使っていたブログパーツが、
6月末で終了する事になりましたので、
自分で作り直しました。
by 岩崎ナギ (2011-07-01 07:55)