ついに完成!「ADA25th」 [作品(Art Work)]
題・ADA25th(アメリカの夢よ再び「25番通りから」)
作者・岩崎ナギ
技法・墨+銀+透明水彩
大きさ・H410×W530(ミリ)P10号
◎ 私は日本人ですから、
アメリカの2大政党の内、
どちらか一方だけを応援する必要はありません。
しかしアメリカには民主主義を代表する、
公正な国であって欲しいと強く思います。
そして私の描いた新たな装いのアンクルサムが、
大きな愛情を抱いている事を強く望みます。
そしてまた私は「アメリカンドリーム」を、
NY25番に探しに行きたいとも熱望します。
あなたはまだ「アメリカンドリーム」を信じていますか?
もしそうだとしたら、
ここからそれを再び始めましょう。
Title / American Dream Again from 25th (ADA 25th)
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Sumi + Silver + Watercolor
Size / H16.4"×W21"
◎ Since I'm a Japanese,
I don't need to support only one of 2 parties of US.
But I do hope the US is fair country
that represents our democracy.
And I do hope my drawing new look Uncle Sam has a big love.
And I do hope to search "American Dream" at 25th NY.
Do you still believe American Dream?
If you are so,
let's start it again from here.
☆おはようございます!
「25th」おかげ様で、
いよいよ完成しました!
「墨と銀」で陰影を着け始めた段階で、
書きましたように、
私の絵は「絵を専門にする方」と、
「ごく普通に見て下さる方」との間で、
「(単純に)明る過ぎる」と「明るくて良い」と、
正反対の意見になる事が多かったのです。
それぞれのご意見を、
止揚して解決すべく、
まず「墨と銀」で陰影を付け、
次に「透明水彩」で明るく塗りました。
東洋的な山水画などで、
墨の描線を用い、
岩絵具などで塗るという事は、
結構あったと思います。
しかし東洋のものである「墨」を、
デッサン技法である「陰影」を付けるのに用い、
なおかつ西洋のものである「透明水彩」で、
上から塗るというのは、
少なくともナギ自身は聞いたことがありません。
「イースト・ミーツ・ウエスト」です。
だからそんな「世界初!」と、
勝手に自分で思っている技法が、
ともかくも完成を見たのは、
非常に嬉しい事ですし、
それをNYに展示しに行けるのも、
また嬉しい事だったのです。
そこから段々この絵は、
「アメリカンドリーム」を描いた絵だと、
思うようになりました。
そこで以前の題から改題して、
「ADA25th
(エイダ25th=アメリカンドリーム・アゲイン・フロム・25th)」
としました。
「アメリカンドリームの再燃(あるいは再々燃、再々々燃)」
と主題を絞れた事で、
絵は急速に進化しました。
この絵を持って(実際にはもう送りましたが)、
NYに3月2日から行ってきます。
この絵の評価が良くても悪くても、
あるいは無評価でも、
現地に行って実際の反応を見る、
「現場主義」はとても大切だと思うからです。
これは外国で展示される方には、
みなお勧めしている事なのですが、
お忙しくて中々渡航できない方が多いでしょうが、
もし問題が渡航費だけだとしたら、
借金はしないまでも、
「何とか」行ってみるべきだと思います。
「良い」の一言も国によって、
実際に間近で感じないと、
全然違う箇所を指している場合もあり、
「悪い」についても同様です。
表情や身振りが読み取れる距離で、
現場で反応を見る事は、
本当に大切だと去年実感しました。
そこから色々な事を学びながら、
去年1年間を頑張って来られたと思います。
もちろんブログをご覧頂けるみなさんの励ましも、
大きな助けとなっている事は間違いありません。
いつもありがとうございます。
今年は実に4つの展覧会の、
合同展覧会となっており、
歓迎パーティーに来られる方も、
多種多様な方ではないでしょうか?
必ずしもナギの絵が好評でないかも知れませんが、
様々な方の反応をつぶさに観察したいと思います。
「世界初!メイド・イン・ジャパン」
の秘かな誇りと共に。
3月1日の西区民センター「デッサン講座」、
2010年度「秋季」の最終授業の後、
その足で空港近くのホテルまで泊まりに行き、
翌早朝NYに飛びます。
現在NZ(別の場所ですが)の地震被害が、
かまびすしく報道されている事もあり、
日本を離れるとなると(もちろん日本にいても)、
「人事を尽くして天命を待つ」
の気持ちです。
明日も自分自身が無事かは、
人間には本当に解らない。
どれほど真剣に学びに行った人でも、
いかなる落ち度も無く落命される事もある。
ニュースを見ていて本当にそう思います。
ナギもやはり不安があります。
そんな中でとにかく自分の出来る事を、
最大限挑戦して行くしかない。
そんな気持ちです。
大げさなようですけど、
「男児志を立てて郷関を出ず、
学若し成る無くんば復還らず。
骨を埋むること何ぞ墳墓の地を期せん、
人間到る処青山有り。」
・・・です。
帰ってこられたら、
またよろしくお願い致します。
次は帰国後3月7日(月)に、
第1報を簡単になると思いますが、
報告させて頂きたいと思います。
では行ってきます!
またきっと無事でお会いできますよう!
ごきげんよう!
タグ:ART IWASAKI, Nagi AgoraGallery アート 芸術 美術 岩崎ナギ アゴラギャラリー 日本水彩画会 川田画廊 岩崎ナギ個展 人物画 風景画 デッサン agora gallery representation artist アゴラギャラリー選抜作家 http://www.art-mine.com/artistpage/iwasaki_nagi.aspx 墨 銀 水彩 sumi silver watercolor 21世紀回顧録 The 21st century memoirs 世界初 メイド・イン・ジャパン landscape paysage dessin portrait オバマ大統領 President Obama アンクル・サム Uncle Sam
これは素敵な作品です!
奥行きの感じが大好きです。
RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2011-02-25 07:53)
ピンクとブルー、ナギさんの好きな色ですね!
スケボーの裏は、トヨタのマークですか。
ナギさんと絵を一緒に見たら、これ「君かな!」と
いわれるのではないですか。
表題を大切にされ、それが作品の制作につながっていく
ということ、ただ凄いということだけしか分かりませんが。
時間刻みでの予定が詰まっておられるようですが、
どうぞ、体に気をつけゆったりした気持ちでいって来て
下さいませ!
NZの話がありましたが、2007年10月に行き、大聖堂も
スケッチしてきました。いい思い出ばかりなので、今回の
大災害は誠に痛ましいことですし、残念でなりません。
by カズノコ (2011-02-25 15:34)
凄いですね。
文章の意気込みと
絵の意気込みが感じられる
素晴らしいです。
頑張ってください。そして
現場 現物 現評
で、直に話し合ってください。
お土産話を楽しみにしています。
お気をつけて。
by 匁 (2011-02-25 20:58)
これをアメリカで展示されるのですね。
とても素晴らしい仕上がりですね!
また新しい出会いをみつけられて
無事に帰還されることをお祈りしていますよ^^
by tromboneimai (2011-03-04 07:12)
RUKOさん→ありがとうございます。
空気感を大事にと思いましたので、
それに気付いて頂けて嬉しいです。
カズノコさん→そうですね、
いつも使ってしまう色です。
トヨタのマークではありませんが(笑)。
そう見えてしまいますね。
実際は地球の印です。
でもトヨタでも結構です(笑)。
それは言われましたし、
自分からも言いました。
結構ウケていました。
ありがとうございます。
主題が固まる事で、
表現も固まったと思います。
帰国後一時体調を崩しましたが、
今は回復しています。
ありがとうございます。
NZは旅行中も、
救助された日本人は増えずに、
本当に残念な事です。
人間の明日をも知れぬ運命を、
自分の事として強く感じました。
匁さん→ありがとうございます。
意気込みを感じて頂けて、
感謝です。
現場はやはり見て良かったです。
実際に感心して頂いたのは20%、
まぁまぁと思われたらしいのが60%、
馬鹿にしていたのが20%くらい、
そういう割合で感じ取りました。
非常に感心して頂いた20%を、
大切にしたいと思います。
また明日から、
旅行記をお伝えしたいと思います。
よろしくお願い致します。
tromboneimaiさん→ありがとうございます。
実際に展示してきました。
まだ展示は3月22日まで続きますが、
実見した印象としては、
手応えは「まぁまぁ」といった感じです。
本当に気に入って頂けてた方は、
全体の20%に過ぎないと見受けられましたが、
そんなものだと思います。
フェイスブックの友人が実際に見に来てくれたりして、
新しい出会いもありました。
おかげ様で無事帰還する事もできました。
重ねてお礼申し上げます。
by 岩崎ナギ (2011-03-08 10:13)