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デッサン完成「スプラッシュ神戸」 [風景画(Landscape)]

04・スプラッシュ神戸・510.jpg

題・21世紀回顧録「スプラッシュ神戸」
作者・岩崎ナギ
技法・鉛筆デッサン
大きさ・H190×W273(ミリ)P3号

Title / The 21st century memoirs
  "Splash-Kobe"
Artist / IWASAKI, Nagi
Technique / Dessin by Pencil
Size / H7.6"×W11"

◎21世紀回顧録「スプラッシュ神戸」、
デッサン版完成しました。

スプラッシュ神戸」とは?

詳しくは上の文章のリンク先を、
ご覧頂ければ結構です。

簡単に言えば「水陸両用車」を、
神戸観光用に走らせています。

晴れの日のスプラッシュ号・510.jpg

スプラッシュ神戸
SPLASH-KOBE

普通に神戸市街の道路を走って、
「はねっこ広場」の滑走路から、
「スプラッシュ!」
(ナギが撮った下の動画をご覧下さい)



「スプラッシュ神戸」の入水の瞬間です(10秒)。
"SPLASH-KOBE" is about to go into the water(10 sec).

この「はねっこ広場」は、
上陸地点でもあり、
上がってきたバスは、
ここで「塩」を洗い流すんです。

その時お客さんを乗せたまま、
待ち時間が少々あるので、
バスガイドさんが観光案内などして、
時間を潰すのです。

最近はすぐ横で描いているナギとも、
顔見知りになって、
『ちょっと絵を見せてくださーい!』
ってよく振られるようになりました(笑)。

また降りてくるバスを誘導される方や、
運転される方(交代でどちらもされます)とも、
自然に挨拶を交わすようになりました。

ところで「はねっこ広場」の、
「はねっこ」とは???

この絵の方向のちょうど真反対に、
「跳ね橋」があって、
「スプラッシュ」の通過時間帯だけ、
「跳ねて」いるんです。
動画の最後でもチラ見えしてます。

そうしてこの「はねっこ橋」を、
左手に曲がると以前、
コマツシマスター」を描いた、
川崎造船・神戸工場が見えます。

今回は「潜水艦」が泊まっていました。

潜水艦・510.jpg

神戸「潜水艦」
Kobe"Submarine"

幾日か通って描く内に、
「曳航」する場面にも出くわしました。
(ナギが撮った下の動画をご覧下さい)



潜水艦の曳航です(5秒)。
Submarine is towed(5 sec).

「スプラッシュ」「コマツシマスター」共に、
「川田画廊」でのナギ個展に、
水彩して(あるいは加筆して)、
出品する予定です。
よろしくお願い致します。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

さて日中問題もやや沈静化しましたね。

(政治問題を読むのが嫌な方は、
すっ飛ばして頂いて結構です。)

しかし問題は依然続いており、
ナギの思うところを列挙します。

1「中国人差別禁止」

神戸の中華学校などで、
脅迫行為があったが、
恥ずべき事で絶対にすべきではない。

観光、教育などを通じて、
「知日派」を作ることが、
長期的には大変重要。

日本を「日本鬼子(リーベンクイズ)」とする、
中国政府の国粋教育に沿うような、
迫害行為は全くもって、
「逆効果」である。

2「証拠の提出」

証拠ビデオを一刻も早く、
公開すべきである。

前項で中国国民が、
国粋教育によって、
愛国心(狭義の)を、
持っていると述べた。

愛国心は偏っていても、
一種の正義感である。
義憤は正義感からのみ起こる。

中国漁船(政府が派遣した偽装であれ)から、
衝突したという明確な映像があるなら
世界が『もう見飽きた』と言うまで、
流しに流す必要がある。

中国国民の義憤は、
表面(政府主導の面があるから)はともかく、
内面的にはかなり沈静化するだろう。

3「合従」

中国に国境地域を脅かされている国は、
インド・ベトナム・フィリピンなど。
それらの国と連絡を密にする事。

中国は20世紀の間は、
「我々は被害者だ」という立場で、
国力の増加を図ったが、
21世紀では超大国であり、
誰に遠慮する事もない。

旧来の印象で見る事は誤りである。

4「アメリカと関係修復」

これは改めて述べるまでもない。

中国の考え方では、
沖縄すら中国に領有権がある。

今回は尖閣諸島で止まったが、
もし米軍がいなければ、
沖縄もあっさり占領される可能性は、
十分にある。

国と国との関係は、
今日非常によく変わり、
沖縄の方は、
「アメリカに占領された」
という思いが強いと察せられるが、
様々な関係性が入れ替わり、
現在ではアメリカが最大の同盟国である。

アメリカは国名の違うチームで、
時々は仲違いもするが、
基本的に同じ「民主主義リーグ」である。

民主主義を信奉しない、
「別リーグ」の中国は、
そもそも建前を同じくしていない。

戦争は避ければ避けるほど、
呼び込むものであり、
過度の平和教育は、
かえって危険である。

同盟そのほか備えておいて、
何も起きないのが一番。

5「ロシア、北朝鮮」

ロシアは北方領土を、
自国の領土と再主張する事を、
あらかじめ中国と、
示し合わせていたのだろう。

米国との関係が壊れた日本を、
北と南から食いちぎり、
ゴチャゴチャ言うなら、
代表者会を現在まで延期するように、
申し伝えておいた北朝鮮も噛みつくぞ、
という訳だ。

さまざまな関係性に、
敏になっておく事。

6「日本人差別禁止」

中国人を差別しないように、
日本人も差別すべきではない。

外国はもとよりであるが、
戦争責任を主張する、
同じ日本人が日本人を、
差別する例があり無用である。

明確にしておくが、
日本に戦争責任は「有った」。

しかしそれは国として、
責任を取っていく事であり、
もし国民個人個々に責任があるとすれば、
日本人として、
日本に生まれただけで、
何らかの罪を負っている事になり、
そんな事は絶対にない。

時代が変われば価値観は変わり、
過去の価値観を正当化する必要は、
全くもってないが、
今日の価値観から、
断罪する事もまた出来ない。

人が責任を取れるのは、
自分の生きた人生の期間においてのみ。
生まれる前の事には一切責任はない。

日本人であるというだけで、
3歩下がるような意識は、
何があっても持つべきでない。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・・・以上です。

次回は10月9日(土)に、
更新予定です。

※2010年11月11日(木)、
「指導案」付け足しました。
ご高覧頂ければ幸いです。

+++++++++++++++++++++++++

01・アタリと十字線.jpg

①よく測る

風景の構図を取る時、
大事なのはやはり「十字線」です。

「指四角」(1回目参照)で、
風景を画面の比率に切り取り、
構図を把握します。

また「指四角」の中心点が、
「十字線」の中心点と同じです。

十字線を使って構図を取る場合、
把握しておくべき位置は、
画面の両端と上下端です。

また適宜「測定棒(鉛筆など)」を用い、
「この屋根の高さと、同じ高さの所はどこかな?」とか、
「この建物の隅を垂直に降ろすと、
風景のほかの部分のどこに当たるのだろう?」とか、
「この木の高さは、建物の何分の1だろう?」とか、
よく測って描いてみて下さい。

但し測るだけでなく軽い筆致でアタリを取ります。

02・点景人物.jpg

②点景人物を入れる

意図として人物が必要ない場合は、
無理に入れる必要もありませんが
点景人物を入れられる方が、
画面に動きが出やすいでしょう。

人物は動いてしまうので、
個別にスケッチを取るか、
写真を撮られて画面の中で、
合成されると良いでしょう。

画面のある位置での、
点景人物の比率が解らなくなったら、
大体同じ位置に別の人が来た時に、
周りの風景との比率を測定棒(鉛筆)で、
測られると良いでしょう。

人の他にもバスや列車など、
その場所を端的に表すものは、
やはり写真などから描かれても良いでしょう。

但し写真は角度が変わったり、
最も明るい所と最も暗い所は、
かなり潰れてしまうので、
なるべく実際に見て描くことを大切にします。

04・スプラッシュ神戸・510.jpg

③完成

完成させる時には、
画面全体を見て白から黒までの階調が、
整合性を持っているかどうかを大切にします。

暗いところが明るくなっていたりその逆、
あるいは階調の程度の不足、
などに気を付けます。

また「もの」と「もの」の「境目」の、
「明度差」を特に注意して見ます。

「輪郭線」は人間の重要な発明ですが、
一度その束縛から脱し、
「もの」と「もの」の関係を「明度」によって、
捉え直します。

手前のものと奥のものでは、
どちらが「明るい」場合も「暗い」場合もありえます。
決めつけずに歯を食い縛って観察し、
仕上げていきます。

+++++++++++++++++++++++++

よろしくお願い致します。
では!
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カズノコ

とっても、面白そうな乗り物ですね!
ナギさん、乗ったことはありますか?
個展開催まで、もうすぐですね、黄色のスプラッシュの
色がつくと、鮮やかになるでしょうね!
このブログに載せて下さいね。
by カズノコ (2010-10-01 14:35) 

広島ピアノ

めずらしいですね。政治問題に関してここまで書かれるのは。
それほどの危機感を感じていらっしゃるのですね。
私もいろいろと感じることはありますが、最低なのは差別すること。
主義・主張や外交交渉はあって然るべきですが、隣にいる他国の人を差別することほどレベルが低いことはないです。
ブログへのコメント、いつもありがとう御座います。
by 広島ピアノ (2010-10-01 20:57) 

ユウユウ

こんな乗り物があったのですね。
飛び込む瞬間がいいです☆
乗ってみたいです~!
いつもながら、正確な細かいデッサンで、生き生きとしていて、
絵を見てるだけで、この車が走ってる様子が想像できます。

by ユウユウ (2010-10-02 09:23) 

nekononeonkan

水陸両用車に潜水艦!さすが、神戸港☆
by nekononeonkan (2010-10-02 23:09) 

瓶太郎

お疲れ様です
凄いですね!
空と道が楽しみな印象です!
頑張って下さいね♪
by 瓶太郎 (2010-10-02 23:58) 

tromboneimai

法的には船舶なのか車なのか難しそう^^
北海道にもDMVという、JRが作った、あるときは鉄道、
あるときはバスという乗り物がありますよ。
by tromboneimai (2010-10-03 14:22) 

今造ROWINGTEAM

ナギさん、千葉国体の応援コメント、
ありがとうございました((*´U`)ノ
とても心強かったです。

今シーズンはこれで終了しましたが
今から来シーズンに向けて頑張りたいと思います★

これからも宜しくお願いします♪

★エミネネ★

PS.9月は思っていたよりも忙しく、
  ナギさんの展覧会に行けず終いでした。。
  約束していたのにすみません(号泣)
  ナギさんの作品を観たかったです(´;ω;`)
  次の機会こそは!!><
by 今造ROWINGTEAM (2010-10-04 08:56) 

岩崎ナギ

カズノコさん→面白そうな乗り物でしょう!
ナギは残念ながら乗ったことはありません。
一度何かの機会に乗ってみたいです。
着彩を今日から掲載しています。
またぜひご助言下さいね。
ありがとうございます。




広島ピアノさん→差別は駄目ですね。
国と国とは色々ありますが、
個人個々はまた少し別ですからね。
また日本が不正であれば、
何を基に抗議するのか薄弱になります。
どのような差別であれ無くし、
言うところはキチンと言うべきです。
こちらこそコメントありがとうございます。




ユウユウさん→ナギもまだ乗ったことはないですけどね。
ぜひ一度乗ってみたいものです。
ザブーン!を体験したいです。
ありがとうございます。
これから着彩して行きますので、
またよろしくお願い致します。




nekononeonkanさん→ありがとうございます。
神戸もまだまだ知らないモノ、トコロがあるので、
少しずつ再発見しご紹介したいと思います。
よろしくお願い致します。




瓶太郎さん→ありがとうございます。
空は難しいですけど、
実際に観察しながら、
本質を掴んでいこうと思います。
よろしくお願い致します。




tromboneimaiさん→これは何でしょうね??
ウィキでは水上を航行する場合船舶とあります。
DMVも調べましたが、
前輪を引っ込めて、
車輪で運行するんですね。
これまた独特の車両で興味深いです。
ありがとうございます。




今造ROWINGTEAMさん→こちらこそ、
お礼頂きありがとうございます。
調子の良いときと悪いときは、
2つで1つ。
悪いときもあるからまた頑張れます。

来シーズンに向けて、
また着々と頑張ってください。

展覧会は気にせず、
仕事優先で頑張ってください。
個展は10月22日からですので、
もし機会があるようでしたら、
またよろしくお願い致します。
by 岩崎ナギ (2010-10-09 08:41) 

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