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「神戸ビエンナーレ」を見に行く [様々なものを見て/review]

神戸ビエンナーレ・「時計の壁と少女」・入選作・510・001.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ入選作・1
REVIEW ”KOBE Biennale Award Work No.1”

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この記事の前に、
デッサン講座「自画像」の回の指導案を、
以前の作品のみの記事に、
付け足す形で掲載しましたので、
お時間のある方はご覧頂き、
ご助言いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。

「自画像」指導案(←クリックで同記事が開きます)

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○「神戸ビエンナーレ2009」を見てきました。

三宮に用事があるごとに、
2回に分けて行きました。

入場券は頂きました。
ありがとうございます。

今回の入場券で良いのは、
1枚で2回入場できるんです。
良心的ですね。

神戸市は2回目の開催だけあって、
知識、経験の蓄積を得ており、
再入場可の他にも、
遊覧船に乗れたり(後述)、
県立美術館との共通券にしたり、
色々頑張って工夫しています。

ナギも2007年度には、
アート・フリーマーケットの、
責任者(というか唯一の担当者)として、
朝3時半から夜8時半まで頑張り、
何とか同マーケットを2回実施しました。

当時助力頂いたボランティアの方々、
関係者の方々ありがとうございました。

そんなこんなで神戸ビエンナーレは、
気になってはいたのですが、
日々の雑事に紛れて中々行けず、
やっと鑑賞できてスッキリしました。

船のコンテナにアート作品を詰めて、
展示するのが一番主軸なんですけど、
07年度にくらべて良くなってましたね。

正直いわゆる現代美術
(ほんらい現代美術に決まりは無いはずだけど、
本当にいわゆる現代美術)だったら、
見ても退屈だろうなと、
期待せずに(済みません)行ったんですけど、
回を重ねて良くなって来ましたね。

これから更に回を重ねて行けば、
「アート イン コンテナ」も、
より面白くなってくるだろうと、
大いに期待の持てる内容でした。

一番上の女の子が見てる作品や、
下のだまし絵的作品、
暗闇の石仏のような作品など、
色々と良い作品がありました。

神戸ビエンナーレ・入選作・立方体・002.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ入選作・2
REVIEW ”KOBE Biennale Award Work No.2”

神戸ビエンナーレ・入選作・闇の彫像・003.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ入選作・3
REVIEW ”KOBE Biennale Award Work No.3”

その他にはやっぱり面白いのが、
「子供の絵」。

いつも思うんですけど、
「子供の絵」って、
いわゆる現代美術より、
ずっと面白いですよね。

下の2点の作品が特に気に入りました。

神戸ビエンナーレ「子供の絵・クジラ」・004.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ「子供の絵」・1
REVIEW ”KOBE Biennale Child’s Picture No.1”

神戸ビエンナーレ「子供の絵・飛行機」・005.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ「子供の絵」・2
REVIEW ”KOBE Biennale Child’s Picture No.2”

あとは障害者の方の絵、
これもとても良かったですね。
やはり下2作が特に気に入りました。

神戸ビエンナーレ・「アウトサイダーアート・飛行機」・006.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ「障害者の方の絵」・1
REVIEW ”KOBE Biennale Outsider Art No.1”

神戸ビエンナーレ・「アウトサイダーアート・トラック」・007.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ「障害者の方の絵」・2
REVIEW ”KOBE Biennale Outsider Art No.2”

そして「遊覧船」。

神戸ビエンナーレ・「橋をくぐる」・510・008.jpg

レビュー・神戸ビエンナーレ「神戸港遊覧船」
REVIEW ”KOBE Biennale Kobe Port Pleasure Boat”

これは本来「海上アート」を、
見るための船です。

「海上アート」に関しては、
やや「海(自然)」の前に、
小さく見えてしまった感があります。

やっぱり自然って凄い力を持ってるから、
その中に作品を置くと霞みがちです。
それこそ写真に写ってる「鉄橋」とか、
それぐらい強い構造体でないと、
非常に弱く見える。

室内でなら良い作品と思いますけれど、
あえて野外に出した訳ですから、
そこでもう一歩、
「なるほど!」と、
膝を打つようなものがあれば、
更に良かったかなと思います。

この日はダイヤモンドギャラリーに、
日本水彩の碓井先生の個展を見に行き、
神戸ビエンナーレを見て、
遊覧船で県立美術館に着いてから、
徒歩で原田の森ギャラリーに行き、
兵庫県の武蔵美出身者の展覧会を、
叔父が出品していたので見ました。

3つの展覧会を見たわけですけれど、
神戸ビエンナーレをもちろん含めて、
どの展覧会も良かったですよ。

神戸ビエンナーレは11月23日(月・祝日)まで。
ご都合の付く方はぜひご覧になってみてください。

ではまた明日!
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よしあき・ギャラリー

充実した感じの1日だったようですね。
自然の造形、子供、障害者に方々の美には、敵いません。^^;
by よしあき・ギャラリー (2009-11-20 06:00) 

差注すたい

幻想的なものから想像力豊かなものまで
みててあきませんね
by 差注すたい (2009-11-20 07:52) 

mimimomo

こんにちは^^
沢山一日で回られるのですね~ わたくしは美術館は一つ行くだけで疲れます。さすが鍛えていらっしゃる方と嘆息気味に、読ませていただきました^^
自画像のデッサンのレジュメと言ったらいいのか、
カメラの講師にも書いてくださる方がいらっしゃいますが、
やはり直接習ったほうが体にしみこみますね。
きっとあの通りに教えられた生徒さんはよく身につくのではないでしょうか。
by mimimomo (2009-11-20 10:29) 

カズノコ

「自画像の指導案」は、◎です!

展覧会めぐりなさるの珍しいですね。
われわれ素人と見る視点が違うでしょうから、
参考になるのでしょうね!
そんな視点が知りたいですね!
by カズノコ (2009-11-20 23:21) 

岩崎ナギ

よしあき・ギャラリーさん→そうですね。
これはこれで意義深い日だったと思います。
「絵を描こう!」そういう気持ちになりました。
絵を探求する気持ちの強さは、
技術の高低によらず最重要のものですね。
by 岩崎ナギ (2009-11-21 05:22) 

岩崎ナギ

差注すたいさん→そうですね。
すたいさんの見方も、
ずいぶん感受性の豊かなものですね。
by 岩崎ナギ (2009-11-21 05:23) 

岩崎ナギ

mimimomoさん→他の方の作品を見る事は、
とっても大事な事ですけれども、
それでもやっぱり一番大事なのは、
自分の作品を一意専心で作る事です。
だからなるべく一度に回る事になりますね。
カメラでも指導案を書いて下さる方が、
おられるんですね。
習った事を後で復習できると、
より効果が高いと思い作成しています。
しっかりご覧頂き、
ありがとうございます。
by 岩崎ナギ (2009-11-21 05:23) 

岩崎ナギ

カズノコさん→ありがとうございます。
そう言って頂けると安心です。

中々時間がないのですが、
他の方の作品を見るのは大事でもあり、
お誘い頂いた事もあり拝見しました。
いやーとんでもない(笑)!
良くも悪くもとっても素人っぽい観点で、
それがナギという人間の特徴となっております。
by 岩崎ナギ (2009-11-21 05:23) 

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